BaseLibreoffice

フリーのデータベースソフト「Base(ベース)」についてとデータベースアプリを作成するには。。。

base


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2.「Base」のメリット、デメリット

1)思惑としては。。。

(1)「Base」で作成したアプリを、「タダ」で使用したい。

(2)「Base」で作成したサンプルプログラムがちょっと、タダで欲しい。
知識があり、少し自分で、さわってみたいと考えているレベル。

(3)ダダで使える「データベースソフト」が出た。。。使えるの?
知識があり、検討しようとしているレベル。

と云うような。。。「都合のいい? おもわく」が、あるのではないか。。。。。と推測されます。
ですが、当記事の対象は、3)までのレベルの方です。「シロウト」でも、理解して使いこなせる方は、多分「調査・分析」の能力の有る方だけでしょう。

皆さん、「タダ」で使えるのですから、「作る」のくらい自分で、努力して作成してみましょう。 世の中そんなに甘くない。。。。

2)メリット

無料な分、有料ソフトと違い、便利な機能が無いかも知れませんが、「金は無い」が、「努力して使いこなす」意思がある方にはお奨めです。
・「Access」にように、勝手にバージョンアップのタイミングで、大きな仕様変更が少ないので、作成後のメンテが少し楽かな。。

関連記事
Access 2013 の新機能とAccess 2013 で廃止、変更された機能とバージョンアップの必要性について

 

3)デメリット

・基本的な機能は備わっているが、「Access」には敵わない。
・参考書が、「Access」と比較して、圧倒的に少ない。
「Base」は、誰も教えてくれませんよ。。。「参考書」? どこにあるんですか? 私が聞きたいくらいです。
覚える時間も「金」に換算すると、逆に何倍も高価なデータベースソフトになると思います。

 

4)Baseを触る前の心構えとして

・「Access」から「Base」に乗り換えようとしている方へ
・「タダ」だから使いたいと、甘い考えでいる方へ
・もう一つ、ACCESSの習得さえ、あきらめた方では、「Base」も同じように使いこなせないと云うことです。

タダで使えるから、こっちの方が良いと考えるのは、ちょっと待った方が良いと思います。
考えてみてください。。。

「初心者」でなければ理解できると思いますが、「ACCESS」で記述したVBを全部、Baseで作り直すんですよ!  しかも、どこに、どう埋め込むのか? モジュールの言語仕様は? データの抽出処理方法は? 、検索処理方法は??

「Base」で作りたいとおっしゃる方が、多いと思いますが、所詮「タダ」のアプリです。 参考書籍などあまり、ありません!。 

習得するまでに、”膨大”な時間がかかります!  時間もコストですよ!

「ACCESS」 は、「Base」と違って有償のソフトウエアですが、それなりに普及していますので参考になる「書籍」、「参考Webサイト」が山の様に ありますので、困ったときなど、Googleで検索すれば、コードまで説明付きで記載されていますので、たいへん便利な「データベースアプリケーション」 です。

「楽して」覚えるなら、「ACCESS」のほうが、簡単です。 参考書、解説WEBサイトなど腐るほどあります。

「Base」の場合、参考書、WEBサイト ほとんど無い--->自分で努力するしかない。

こんな「時間」があるんだったら、「ACCESS」を1万円で購入した方が百倍マシです。

目先の「金」を気にしていると理解できないと思いますが、時間を「コスト」に入れると、「Base」の方が高く付く事が理解できると思いますが。。。。どうでしょう? 「お勉強」の為ならまだしも、そこまで「金」を「ケチ」る理由が理解できないのですが。。。

 

データベースを「初めて」扱う方は、「Base」に、どうぞ挑戦してみてください。データベースの仕組みを理解する上では、大変「勉強」になるアプリケーションの一つです。

最近「LibreOffice」では、Accessのように、各種業務(資産、顧客、受注、請求書など)の数は少ないですが、定義済みのテーブル定義のセットが付属しています。又、テーブル、クエリ、フォームやレポートを作るユーザーを支援するウィザードを提供しています。

 

決して、「Base」を否定しているのではありません。むしろ良い試みだと思います。

後ろ向きな考え方で、言っているのではなく、「タダで使うんなら、覚悟が必要です」と言っているだけです。

 

次のページは、3.使用上の注意点 : 特に、ACCESSから移行したいと考えている方は必読


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