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Windowsパソコンが、重くならないようにする為の初期設定とメンテナンス方法について

lukasbieri / Pixabay

本日は、各OS別、Windowsパソコンが、重くならないようにする為の初期設定とメンテナンス方法について記載します。

2020年3月現在、サポート切れのOSは、「Windows XP」、「Windows Vista」、2020年1月で「Windows7」も、サポートが切れてしまいました。

Windows8.1、10とまだ使われているOSはあるのですが、メンテナンス・高速化などは、共通する部分と、そうでない部分がありますので、OS別に記載する必要がある項目があります。

パソコンを購入した時から、ちゃんと対策しておけば、だんだん重くなるのを完全ではないけれど防ぐことができるはずですが、初めて購入された方は、無理も有りません。 まず、パソコンを購入して、使い始める時ですが、これが結構大事ですので、是非、覚えておいてください。

余計なことを言っちゃいますが、AppleのMacの場合、こんな苦労はほとんど無いのです。
理由は、簡単です。

マシンに見合った「性能」が、ちゃんと確保されているからです。なぜなら、OSもパソコンも両方作ってセットで販売していますので。

◆◆◆◆<Windowsマシンの場合>◆◆◆◆
重くなる原因:
パソコンは「Windows」も「Mac」も同じですが、Windowsの場合は、OSとPCの製造メーカーが違う場合が殆どです。
分かりやすく云えば、Windowsマシンは、値段がピンからキリまであるという事です。その中で、当然、安いのを買ってしまう。ですのでおのずと、古くなると重くなり性能差が出てしまうのです。 古くなると重くなるのは当たり前だが、売る時にそんなことは教えてくれません。

重要
「Windows7」などから、「Windows 10」に「無償アップグレード」した方は、OSが7と同じ、32BIT版のままでしょう。 32BIT版は、メモリ空間が最大3.4GBしか使えません。 ですので、パソコンを起動して使っているうちに、メインメモリを使いますので、メモリ容量が足りなくなって重くなるという欠点は解消できません。 特にブラウザなどで、タブを複数開くと、途端にメモリの使用率は80%を超えてしまうでしょう。

これだけは、下記の方法でないと解決出来ません。

それで、「Windows 10」の64BIT版を無償でダウンロード、インストール出来ますので、クリーンインストールですが、入れ替えをお勧めします。

下記の記事を参照すればできるでしょう。

関連記事
「Windows 10」の「高速化」設定と「メモリ管理」についての第2弾 「Windows 10」を32bit版から64bit版に無償で変更てみようです。

 

◆◆◆◆<Macの場合>◆◆◆◆
重くならない要因:
Macは「PC(ハード)」も「OS(基本ソフト)」も両方「Apple」で作っていますので、ギリギリ動くような性能の低いマシンは決して販売していません。ですので、値段は少し高いですが、ほぼ通常使うのであれば、対策などほとんどしなくても5年は楽勝使えます!!

結果
ブランド、デザインなど、好みは、人それぞれですが、下記のような状況を考慮するのも一考でしょう。
■Macは、ハードの性能が値段がピンからキリまであるWindowsマシンと比較して、バランスをちゃんと取ってあるのです。 ハード、ソフト(OS)両方作っているのですから、当たり前ですが。。。

■でもちょと高価ですが、高性能ですので。。。それで、あまりメンドクサイ、初期設定、メンテナンスをあまりしなくても、大丈夫なようになっています。

■高性能ですので、長く使用しても、あまり重くなりません。
私も両方使用していますが、「MacBook Air」などは、メンテナンスなど、ほぼ何もしていません(しかし、Windowsは必須ですね)。

■ですので、Macユーザーなどは、案外、アプリは使いこなしていても、パソコンに詳しくない方が結構、多いですよ。

 

◆◆◆◆<Androidのスマートフォン>◆◆◆◆
これは、Androidのスマートフォンにも当てはまる事柄ですので、覚えておくといいでしょう。

スマートフォンの場合は、ほぼ、OSで云えば、この2種類です。
■Appleの「iOS」というOSを入れた「iPhone」です。——–>OSと端末は1社で作成。
■GoogleのAndroidというOSを入れたAndroid端末です。—–>OSと端末は別会社です。

Windowsと同じように、スマホ端末は値段によって性能が違いますので、同じAndroidを入れた端末でも、2万円弱までの端末では、メモリが足りなくて、AppleのiPhoneの様に、画面がきれいにスクロールする事さえできない場合も有ります。

ですので、Android端末を購入する時は、最低でもメモリを3GB以上できれば4GB積んだ端末にした方が無難です。 値段的には3万円前半から5万円代の端末になります。

性能的には、iPhoneの最新版は、8万円代以上の端末ですので、Android端末で同等の性能を求めるなら、5、6万円代以上の端末になります。

関連記事
Android版スマートフォンの重いを解消(高速化)する。10の方法

 

——— 全 体 目 次 ————
1.使用していないアプリケーションを全部「削除」する。 各OS共通
□1)使用していないアプリケーションを削除する。
□2)アプリケーションの名称をしっかり覚える。
□3)削除してはいけないアプリケーション
□4)アップデートのお知らせが表示されたら、アップデートを実施しましょう。

2.初期設定手順
□1)セキュリティ対策ソフトをインストールして起動します。
□2)インターネットに接続して、Windowsの認証を取る(初回のみ)。
□3)ブラウザを開いて、インターネットに接続しているかチェックする。
□4)Windowsアップデートサイトに繋いで、Windowsのアップデートをすべてダウンロードインストールする。
□5)以前に使用していた、バックアップが有れば、それを再設定する。
□6)プリンターなど、各種ドライバーをインストールして、パソコンに繋いだ機器を認識させる。

3.初期設定の段階で重くなる要因
□1)セキュリティ対策ソフト
□2)Windowsアップデート
□3)視覚効果について
□4)SSDと電源管理とPrefetch、SuperFetch機能について
□5)SSDと休止(ハイバネーション)設定

4.必要なアプリをインストールする時に重くなる要因 
□1)アドビ(Adobe)
□2)Google
□3)Office ソフト
□4)AppleのiTunes
□5)DVD関係の書き込み用アプリケーション類のランチ
□6)日本語入力システム(MS-IMEなど)
□7)ヤフー :Yahoo! Widget Engine
□8)最近、使われるようになってきた、クラウド系のアプリケーション

5.インストールしてあるアプリのメンテナンスを怠ると重くなる要因
□1)ブラウザ
□2)HDDのメンテナンス
□3)Trimコマンドの有効化

6.ダウンロードしたアプリケーションの管理方法
□1)通常、インストーラーが起動して、プログラムがインストールされる場所
□2)ダウンロードしたアプリケーションによるインストール方法の違い

————————————————————————


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1.使用していないアプリケーションを全部「削除」する。 各OS共通

パソコン「万年初心者」の方に、「必要の無い、おまけソフトを選択して、全部アンインストールしなさい」と言っても。。。。。多分、どれを削除して良いのか。。。路頭に迷うと思います。

Windowsパソコンを初めて購入された方は、仕方ありませんが、日本のメーカー製のパソコンを2度目に購入された方は、まずは、不要なアプリケーションを全部削除する処から始めましょう。 まだなら、今から最初に始めてください。 これだけでもパソコンがかるくなり起動が早くなると思います。

まず、日本のメーカー製のパソコンを購入した場合と、BTOパソコンを購入した場合で最初大きく作業内容が違います。

BTOパソコンとは
基本、BTO(日本HP、DELL、マウスコンピューター、TUKUMO(ツクモ)、ドスパラ、マウスコンピューター、フロンティアなどの)パソコンは、おまけのソフトなど殆ど付いてきません。 DVDを管理するアプリくらいは付いてきますが、何もおまけのアプリは、最初から入っていませんので大丈夫です。

日本のメーカー製のパソコンとは
問題は、日本のメーカー製(SONY、NEC、富士通、東芝など)のパソコンを新規で購入されて使用されている方。メーカー製のパソコンは、おまけのアプリケーションが、いっぱい入っているのです。

1年以上、日本のメーカーのパソコンをお使いなら、自分で使用していないアプリケーションは選択できると思いますので、是非、一度、整理(アンインストール)してみて下さい。  多分、これだけでパソコンが軽くなり、起動時間も短くなると思います。

一年以上パソコンを使用していても、どんなソフトか? 名前も分からない、理解できていない、認識できない方は、実施しない方が良いと思います。

 

1)使用していないアプリケーションを削除する

どれを削除していいかの判断する必要があります。

最初は、使用しているアプリケーションも使用していないアプリも、たくさん有り過ぎて、区別できないでしょうが、最低でも、何をするアプリなのか、覚えておく必要があります。 一生使用しないアプリもあると思いますが、徐々に理解して下さい。

補足説明>———————————————-
文中、アプリケーション=アプリ(略して)= ソフトウエア=ソフト(略して)
と色々な言い方をしていますが、広義の「ソフトウエア」に含まれているのが、「アプリケーション」になります。

ですので、ドライバーソフトウエアなどが含まれる場合は、広い意味「ソフトウエア」、皆さんがここに使用しているソフトウエアを「アプリケーション」又は「アプリ」と呼んでいます。
———————————————————–

関連記事
Obit社が、Windows用の不要なアプリを一括でアンインストールできるアプリ「IObit Uninstaller」の最新版v6.4を公開

 

2)自分で使用している「アプリケーション」の名称くらい、しっかり覚える事。

最低でも、使用しているアプリケーションの「名称」を覚えましょう。

すぐ、答えられます?

■名称をちゃんと覚えると云うのは、重要な事なのです。 なぜなら。

今時、パソコンの使い方が分からない場合など、「Google」で検索すれば、すぐ調べられるのですが、これらソフトの名称すら知らないと、検索しようにもできないでしょう。

Googleの検索エンジンに、「あれが」、「これが」などと入力しても、100年経っても、欲しい情報は出てきませんので。。。

 

■どのブラウザを使用している、名称は?
ブラウザとは、インターネットサイトを観るためのアプリです。ブラウジングで閲覧するという意味で、このアプリの総称をブラウザと言います。

各社、Microsoft社(IE、エッジ)、モジラのFirefox、OPERA、Google社のChromeなど、色々なブラウザがあります。

■メールアプリは?
これも、Webメールが主流になっていますので、メールクライアントソフトは使用せずに、ブラウザ経由でメールを管理している人も多いでしょう。

■「音楽」を聴くためのプレイヤーは?
これも、Windowsに予め入っているアプリと無償のダウンロードして使用するアプリが有りますので、ちゃんと区別して認識しておくべきでしょう。

■「ファイル操作」をするためのアプリは、何と云う名称か
この名前さえ、認識できていない人が、多い。 インターネットを観るためのソフト(ブラウザ)は、標準でWindowsに入っている「IE(インターネット・エクスプローラー)」です。

パソコンのファイルを操作するためのアプリは、ただの「エクスプローラー」と言います。
これを間違わないように。

■ファイルを圧縮解凍する為のアプリは?
これは、Windows7からは、ZIPファイルは、「右クリック」メニューから圧縮解凍が可能ですので、良いのですが、たまにZIP以外の圧縮ファイルをメールなどで送り付けてくる輩が居ますので、無償の圧縮解凍ソフトを入手しておくと、色々な圧縮ファイルを解凍できますので重宝します。

■「画像」を処理するアプリは?
これも、Windowsに予め入っているアプリ(ペイントなど)と無償のダウンロードして使用するアプリが有りますので、ちゃんと区別して認識しておくべきでしょう。

■「画像」を表示するアプリは?
これも、Windowsに予め入っているアプリ(ビューワーなど)と無償のダウンロードして使用するアプリが有りますので、ちゃんと区別して認識しておくべきでしょう。

■「動画」を表示するアプリは?
これも、Windowsに予め入っているアプリと無償のダウンロードして使用するアプリが有ります。よく。DVDを入れても動画が観れないなどと慌てるのですが、ちゃんと区別して認識しておくべきでしょう。

■「DVD」に焼くためのアプリは?
通常、DVD装置が付いているPCには、予めバンドルされていますが、そうでない場合もありますので、ちゃんと区別して認識しておくべきでしょう。

■「PDFファイル」を閲覧するアプリは?
Adobeの無償のPDFリーダーが無難ですが、アップデートが、結構ありますので、これもちゃんと、認識して更新作業をする必要が有ります。


■文章を作成する為のアプリは? MicrosoftのOfficeなら、そのバージョンは?
バージョンを覚えておくことは、結構大事なことです。

Office 2000、2003、2007、2010、2013、2016、2019の順です。

■Microsoftの「Office」の場合
あまり古いと、「サポート切れ」になっている場合が有りますので。。。
Office 2007 は、2017年10月10日でサポートが終了しています。
Office 2010 は、2020年10月13日に Office 2010 の全てのサポートが終了。
Office 2013 は、2023年4月11日に Office 2013 の全てのサポートが終了。

2020年3月現在、あと、使えるのは、Office 2013、2016、2019のバージョンです。

無償のOfficeアプリもありますが、定期的にアップデート(バージョンアップ)がありますので、しっかり更新作業を怠らに様にしましょう。

 

最低でも、自分で使用している、上記の「アプリケーション」の名称とバージョンくらいは、ちゃんと把握しておくべきでしょう。。。

もう一つ、認識する必要のあることは、上記のアプリでも、Windows標準(Windowsに付いてくるMicrosoft社の純正ソフト)は、どんなアプリがあるのか? と言う事も大切です。

例えば、ブラウザなら、IEかEdgeでしょう。画像処理アプリなら「ペイント」、画像ビューワーなら「フォト」など、標準で付いてきているソフトが気に入らなければ、別の社外品のソフトもインストールして使うこともできますので、区別できるようになった居れば、役に立つでしょう。

 

3)削除してはいけないアプリケーション

さて、使っていないアプリケーションを削除しなさいと言いましたが、ダメなのもあります。

未だに、アプリケーションの名称さえも認識できていない人にとって、例え、削除するやり方が、分かった所で、「じゃ、どれを削除すれば良いの?」になってしまうでしょうから、逆に、絶対に「削除してはいけないアプリの見分け方」から説明しましょう。

尚、「Windows 8.1、10」でも「コントロールパネル」を表示できますのでこちらからのほうがいいでしょう。

「コントロールパネル」から、「プログラムと機能」画面を開くと、一覧で「名称」と「発行元」という項目名が表示されます。

・「発行元」欄に「Microsoft」となっているソフトは削除してはダメです。
・「名称」欄も「Microsoft」とうい文字が入っているソフトも、削除してはダメです。
・「名称」欄に「driver」とうい文字が入っているソフトも、削除しては絶対ダメです。

これは、音源ドライバーなどがそうですので、削除するとスピーカーから音が出なくなります。削除してはダメです。削除してはダメです。削除してはダメです。
そのパソコンによって使用しているドライバーが違いますので、全部記載するのは無理ですが、例えば、「Realtek」などは音源ドライバーですので削除はダメです。プリンターなどのドライバーはメーカー名と製品の型番が表記されていると思いますので判断は可能ですよね。

ソフトをそのままにしておくと、どんな状態のなるかと云うと
しかし、これらのソフトの中には、起動しないと動かないタイプと、自分で起動しなくてもこんな機能が入っています。
・使わなくても、スタートアップで、メインメモリに常駐しています。
・自動アップデート機能が付いていると、使わなくても自動でアプリケーションのアップデートをかけに行きます。

知らずに、キャンセルでもしようものなら、電源を入れてパソコンが起動するごとに、ネットに勝手にアクセスして、「アップデートが有ります。 アップデートしてください」となります。 キャンセルすると、いたちごっこになります。

しかも、性能の良いパソコンだと、バックグラウンドで処理してしまいますが、性能が低いと自分の今やっている、これからやろうとしている処理が、そちらに取られて重くなってしまいます。

 

4)アップデートのお知らせが表示されたら、アップデートを実施しましょう。

パソコンをめったに使用しない人は、使用しなくても、週に一度はパソコンを起動して、ネットに接続して1時間くらい、ほっておいてください。 アップデートの画面が表示されたらOKをクリックして、アップデートが全部終了するまで、手をかけてください。

良くあるのですが、アップデートの画面が表示された時に、「何のアップデートか分からない?」と云う方が、なんでか? 多いのです。

よくよく、話を聞くと、実にクダラナイ理由です。

「英語で書いてあるから、分からない?」。。。「はあ?」です。

そのぐらい、スペルをググ(Googleで検索)れば、すぐ分かると思うのですが、頭が悪いのか、怠け者なのか、何様?なのか知りませんが、絶対に調べないのです。

「何とかに付ける薬は無い」ので、これ以上言いたくもありませんが、これが現状です。

 

上記の1)~4)までの詳細は、下記の関連記事を参照して、実施してみて下さい。

––関連記事––
【Windows 10トラブル編】Windowsは最新状態だが、最近、ブラウジング中、突然フリーズ(固まる)する?

【Windows 10トラブル編】「Windows 10」が、落ちる、固まる。。。。私のパソコンでは、ほぼ発生しないのですが、どうも、調子悪い方が大勢いらっしゃるのですが。。。。はて?

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【Windows 10トラブル編】「Windows 7、8.0、8.1」が入っていたパソコンで、Windows 10にアップグレードした場合、トラブルが多発している。

第3回 Windowsパソコンの基礎知識 アプリケーションの名称について

IObitが、Windowsのドライバーを一括更新してくれるフリーの「Driver Booster」の最新版v3.0を公開しました。

次のページは、初期設定手順です。


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2.初期設定手順

新規でパソコンを購入した場合は、電源を入れて、最初に出てくるWindowsの初期設定を実施して、デスクトップ画面を表示させましょう。 その後の処理をこれから記載します。

Windows 8、10でしたら、LANケーブルを接続してから、電源を入れても大丈夫でしょう。
尚、無線LANの場合は、SSIDを選択して、パスワードの入力を求められますので、Windowsの初期設定後、実施しないとネットには繋がりません。
関連記事
第1回 無線LANって何?
第2回 無線LAN どうやって?WiFi接続するの?
第3回 無線LANのセキュリティ設定
第4回 無線LANのトラブルについて

1)セキュリティ対策ソフトをインストールして起動します。

「Windows 8、10」の場合は、セキュリティソフトは不要です。 全部付いていますので。

インターネットに接続する前に、有料のソフトで期限付きのお試し版が、インストールされている場合は、アンインストールしておきましょう。

インターネットに接続後、Windowsのアップデートを実施して、アップデートがあれば、インストールする。

Windows 8からの変更点
 Windows 8からですが、標準機能として統合ウィルス対策ソフトである「Windows Defender」がインストールされています。 無償のウィルス対策ソフトの「Microsoft Security Essentials」の機能を取り込み、統合セキュリティーソフトとして機能アップして、市販のセキュリティーソフトと同じように、ウィルス検知や駆除が可能になりました。

ですので、Windows 8、10からは、最初、マイクロソフトのセキュリティ対策ソフトが入っていますので、特にWindows10は、有償・無償のセキュリティ対策ソフトを入れる必要は有りません。

もはや、日本マイクロソフト社内のWindowsパソコンには、社外品のセキュリティ対策ソフトは、入れていないようです。

 

2)インターネットに接続して、Windowsの認証を取る(初回のみ)。

有線でLANを構築している場合はケーブルを繋げばインターネットにすぐつながりますが、無線LANの場合は、無線LANルーターのSSIDを選択して、暗号化キーを入力設定しないとインターネットに接続できません。

つなげ方が分からい方が、やってしまうのが、バッファローなどから「AOSS」接続する為のアプリがあり、これを使用して接続設定してしまうと、自動で設定され、何にもわからなくても無線LAN接続できてしまうので、結局、いつまでたっても、このアプリの無い環境で無線LAN接続の方法が分からないままになってしまう事です。 ですので、手動でつなぐ方法を覚えておいたほうが、後々、便利です。

 

3)ブラウザを開いて、インターネットに接続しているかチェックする。

フィッシング詐欺防止機能
この防止機能も、ネットでカード決済等で買い物をしないのであれば、機能をOFFにしても問題ないかと思います(ブラウザの動きが少し軽くなります)。

IEでの設定方法
IE7の場合は、メニューバーから「ツール」→「フィッシング詐欺検出機能」→「自動的なWebサイトの確認を有効にする」より。

IE8以降は、メニューバーから「ツール」→「Windows Defender SmartScreen フィルター機能」→「SmartScreen フィルター機能を有効にする」中にフィッシング詐欺対策機能が含まれています。

 

4)Windowsアップデートサイトに繋いで、Windowsのアップデートをすべてダウンロードインストールする。

結構時間が、一番時間がかかりますが、辛抱です。 Officeソフトが入っていれば、Officeソフトのアップデートもあります。
アップデート方法
IE(ブラウザ)のメニューバーの「ツール」->「Windows Update」より、サイトを表示して実行。

「Windows 10」の場合は、「Windows Update」は自動で強制的に実行されますので、いじる必要はありませんが、手動でかける場合は、「Windowsの設定」—>「更新とセキュリティ」画面からアップデートができます。

 

5)以前に使用していた、バックアップが有れば、それを再設定する。

・ブラウザメールでなければ、メールアドレスの設定、連絡先をインポートする。
・ブラウザ(IEの場合)は、お気に入り及び、フィード(RSS)をインポートする。

ブラウザ(IEの場合)
IEのメニューバーの「ファイル」に「インポート・エクスポート」がりますので、クリックすると、下記の画面が表示されます。

この画面を使えば、「お気に入り」及び、「フィード(RSS)」をファイルに吐き出すことも、入力することもできますので、ぜひ活用してみてください。

 

6)プリンターなど、各種ドライバーをインストールして、パソコンに繋いだ機器を認識させる。

とりあえず、パソコンを購入後、プリンター等の周辺記事がある場合は、ドライバーをインストールする必要が有ります。 プリンターなどの場合は、購入時に付いてきたCD、DVDでドライバーをインストールのですが、何年もプリンターを使用している場合、新しいドライバーがメーカーから提供されている場合が有りますので、最新版のドライバーを入手するためにも、メーカーのホームページから、最新版をダウンロードした方が確実です。

この様な処理方法は、プリンターメーカーのホームページサイトを探して、該当のドライバーを探して、自分で実施すると、良いでしょう。 「万年初心者」から脱出できるチャンスですので。

■下記の2本のアプリは、パソコンの中の古いドライバーを探しだし、アップデートしてくれるドライバー専用のアプリですのフリー版では、機能制限が付いていますが、これを利用して新しいドライバーに更新するといいでしょう。

関連記事
IObitが、Windowsのドライバーを一括更新してくれるフリーの「Driver Booster Free」v5.2をリリース
(株)LODESTAR JAPANが、無償のドライバー更新ソフト「DriverMax 9 Free」をリリース

ダウンロード、インストールについての詳細は、下記の関連記事を参照してみてください。
第5回 Windowsパソコンの基礎知識 ダウンロードとインストールについて

 

次のページは、初期設定の段階で重くなる要因


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3.初期設定の段階で重くなる要因

1)セキュリティ対策ソフト

通常、セキュリティ対策ソフトの機能を云うと、下記3つになります。
・ウイルス対策機能
・ファイアーウオール機能
・スパイウエア対策機能

尚、「Windows Vista」は、2017年 4月 11日サポート対象外となりましたので、記載しません。

(1)ファイヤーウオール機能
ファイヤーウオール(不正侵入を防ぐためのセ キュリティ対策)ですが、Windows XPまではインバウンド(外から中への侵入)しか監視できませんでしたが、Vista、7、8はアウトバウンド(一旦、入り込んで、中から不正な動き(通信) をする)も監視できるようになっています。
ですので、7の場合、無料・有料ソフトで「ファイヤーウオール機能」が付いていないのを選ぶと、パソコンの負担が軽くなると思います。

(2)スパイウエア対策
Windows Defender(マイクロソフト社のスパイウエア対策用アプリ)
Windows XPは、自分でインストールして使用するのですが、Vista、7は標準でついてきて、デフォルトで、ONになっています。 (機能を止めるには、アンインストールではなく、コントロールパネルより機能を無効にするだけです)

このように、Vista、7、8から、セキュリティ対策がかなり施されていますので、全部入りのセキュリティ対策ソフトを購入する必要が無いように思います。
私など、フリー(無料)の「Avira」のウイルスセキュリティ機能(常駐監視)のみのアプリ1本のみで、あとは「Windows 7」標準のセキュリティ機能のみで、運用していますが、「やられた」事はありません。


Windows 8からの変更点
「Windows 8」からですが、標準機能として統合ウィルス対策ソフトである「Windows Defender」がインストールされています。もちろん、Windows10にも入っています。

無償のウィルス対策ソフトの「Microsoft Security Essentials」の機能を取り込み、統合セキュリティーソフトとして機能アップして、市販のセキュリティーソフトと同じように、ウィルス検知や駆除が可能になりました。

OSによっては、マイクロソフト社以外のセキュリティ対策ソフトを後から、インストールしなくても 、問題のない場合がありますので、危ないサイトへゆかなければ、最小限の対策で済みますし、そのほうが、重くならないようにWindowsを使用することができます。

 

2)Windowsアップデート

積み残したパッチ、サービスパックなど、インストールすると、当然パソコンは重くなります。ですが、セキュリティ上、必ずアップデートを実施することをお勧めします。

もっとも、「Windows 10」では、強制的にアップデートを実施する仕組みになっていますので、逆らうのは不可能ではありませんが、難しいでしょう。

この段階で、各バージョンのWindowsを再起動すると、アプリはセキュリティ対策ソフトのみの状態で、使われているメインメモリの総容量は、
・Windows XP     300MB~400MBくらい
・Windows Vista    700MB~800MBくらい
・Windows 7       800MB~900MBくらい
・Windows 8        1GBを超える
・Windows 10      1GBを超える
・Windows 11      1GBを超える

但し、日本のメーカー製のパソコンは、プリインストールされているアプリが、あまりにも多いのでこの限りではありません。

タスクマネージャーを起動してチェックできます。
キーボードのCTRL+Alt+DELLキーの3つを押して、「タスクマネージャー」画面を表示します。

この段階で、メインメモリの空き容量が、足りない場合、重くなることは確実ですのでメモリを増設します。

・Windows7の場合は
「ReadyBoost」機能を使うと、メモリを増設しなくても済む場合が有ります。 外付けのフラッシュメモリーやExpansionカードメモリーなどをメモリーとして利用できる「Ready Boost(レディ ブースト)」と呼ばれる機能が搭載されていますので、メモリ増設しなくても対策が可能です。

 

3)視覚効果について

XPから各バージョンのWindowsには、「視覚効果」がユーザインターフェースに仕組まれています。
要は、画面をきれいに表示するための視覚効果です。

・Windows XP    : ユーザインターフェースは、「Luna(ルナ)」と云います。
・Windows Vista、7  : Vistaから採用された新しいユーザーインタフェースは、「Aero(エアロ)」と云います。

こんなの「Windows 98」の時代には有りませんでしたが。。。まあこの機能は、使用しなくても問題はありませんので、ちょっと殺風景になりますが、この時点で「重い」と感じられる場合は、機能を止めるのが一番だと思います。

性能の低いパソコンだと、これが、原因で重くなります。 処理をするのにCPUの使用率が上がってしまいます。
性能の高いパソコンだと、全然、問題ありませんが、性能の低いパソコンだと、全然違いますよ。

ここまで来ると、パソコンを起動したときに、立ち上がるまでの時間がかかったり、デスクトップが表示されてから、CPUの使用率がどのくらいの時間で下がるか。。をタスクマネージャーを起動して確認すれば、大体の性能が分かってしまいます。

この視覚効果の設定方法は、 「XP」と「Vista、7」でちょっと違いますので注意が必要です。

設定内容を変更することで、主に「CPU(プロセッサ)の処理能力」や「メインメモリ消費量」といった「システム負荷」を軽減します。

Windows Vista、7は、XPと違って、画面表示にさまざまなアニメーション効果が使われています。
CPUの能力が相対的に不足している場合は、この「アニメーション効果」をオフにすることで、体感性能を向上します。

この設定変更は、「エアロ機能」を止めるのと同時に変更しないとCPUの負荷が軽減されません(逆な言い方をすれば、エアロ機能をONのままで、この視覚効果機能をオフにすると効果があります)。

 

4)SSDと電源管理とPrefetch、SuperFetch機能について

例の「Windows Vista」の重い原因の一つに、パソコンの起動直後に「SuperFetch」 のメモリキャッシュが始まります。 パソコン起動後、5分から10分くらい続くのではと思います。これで、性能の低いパソコンの場合、「重い」と感じま す。バックグラウンドで動いていますので、フォアグラウンドの処理がもたつきます。 性能が低いパソコンだと、処理が追いつきませんので仕方ありません。

もう一つ、言えば、皆さん、パソコンの電源を切るとき、シャットダウンで終了させますが、ストレージがHDDでしたら、本当は、Vistaの場合などは、休止(ハイバネーション)で終了させるべきなんです。

シャットダウンで終了するから、毎回、電源ONで「SuperFetch」のメモリキャッシュが始まり重くなるんです。休止(ハイバネーション)で 終了させれば、起動時に「SuperFetch」は機能しませんので、HDDの場合は、休止(ハイバネーション)で終了させましょう。

上記の様に、ちょっと高価ですが、「Vistaが重い」をSSDで解消できます。ストレージをHDDからSSDにすれば「SuperFetch」機能は停止しても構いません。 起動ドライブからHDDを外して、SSDに入れ替えることにより、ある程度、「重い」を解消することができます。

手動設定する場合
・SSDであれば、Windows Vista、7までは、「SuperFetch」を無効化する。

・Windows 8の場合は、OS自身が「HDD」か「SSD」かを自動的に認識し、それぞれに最適な処理を自動的に行うようになっているため、無効化しない。

 

5)SSDと休止(ハイバネーション)設定

Windows VISTA, 7、8共通で、デフォルトの設定ですが、これは電源を入れたままにすると、自動で休止(ハイバネーション)に入ります。

ハイバネーションがONになっていると、完全にスリープ状態になるごとに、毎回、メモリ容量分のデータ等を「SSD」に書き戻しに行きますので、SSDの寿命が短くなります。 ですので、休止(ハイバネーション)をOFFにします。

メインメモリの中のデータをストレージ(HDDやSSD)に退避させるために使うファイルを「hiberfil.sys」と云いますが、SSDに一々書き込まないように、これを削除して休止状態を無効にする。

Windows 7 のハイバネーション(hiberfil.sys)を無効(削除)にする方法は、コマンドプロンプト画面を表示して(管理者モードで)、 powercfg.exe /hibernate off と入力し、Enterキーを押す。 これで、ハイバーネーションを無効にして、hiberfil.sys ファイルが削除されます。

関連記事
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次のページは、必要なアプリをインストールする時に重くなる要因


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4.必要なアプリをインストールする時に重くなる要因 

ここからは、個別にアプリをインストールしてゆきますが、インストール時に、スタートアップに登録されて、パソコン起動時にメインメモリを消費してしまうアプリケーションを具体的に見てゆきましょう。

1)アドビ(Adobe)

・アドビ リーダー       :  PDFファイルを閲覧するためのアプリです。 アドビのサイトから無料でDLします。
・アドビ フラッシュプレイヤー : ブラウザで動画を見るためのプラグインです。
・Adobe Reader Speed Launch
・Adobe Reader Synchronizer(何をしているのか?不明です)
・Adobe ARM

アドビの製品も自動アップデートの設定が可能になっていて、パソコン起動後、アップデートしますか?の画面が表示される時があります。 アクロバットやフラッシュプレイヤーは、かなり頻繁にアップデートが入ります。
設定画面で機能をOFFにできます。 その代り自分でアップデートをチェックする必要があります。

2)Google

Googleのアプリケーション ピカサ、Googleアース、ブラウザ用ツールバーなどのアプリをインストールすると自動で入ります。
・Google Desktop Search
・Google Update
・Google Tool Bar Notifer(サービス) :ブラウザ用のツールバーをインストールすると入る。
これは、無効にするのですが、再起動すると勝手に有効になっている。

3)Office ソフト 

Microsoft Office をインストールするとスタートアップに入ってきます。
「OneDrive」と連携する「OneNote」などもスタートアップに登録されます。

4)AppleのiTunes

Appleの製品を管理するための「iTunes」をインストールすると入ってきます。

Windows版の「iTunes」をインストールすると、
・「 iTunesHelper」がインストールされています。
クイックタイム   : QuickTime Task  アップルの動画を見るためのプレイヤーですね。

Windows版の「iTunes」はちょっと曲者で、性能の低いWindowsパソコンで動かすと、ものすごく重いです。
なぜなら、通常、Windowsのコンポーネントを利用して、アプリを動かしますが、Appleはこれを嫌い、「iTunes」の中に自分のコンポーネントを抱えて動いていますので、結果、重くなっていますが、Macの「iTunes」なんて、さくさく動きます。 なんだこれ状態です。。

関連記事
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5)最近、使われるようになってきた、クラウド系のアプリケーション

Googleの「Google Drive」、マイクロソフトの「OneDrive」、キングソフトの「KDrive」など、Windows用のクライアント管理用ソフトは、ほぼ、「スタートアップ」で起動がかかるようにできています。

補足説明
「スタートアップ」とは、電源投入時に、自動で、予め起動するアプリケーション群です。毎回立ち上げる、起動する必要が無いので便利ですが、使う時に起動すれば「いいや」と思われるものは、「スタートアップ」から外した方が、良いでしょう。

スタートアップチェッカー

ざっと、見ただけでも、これくらい有りまして、そのほか、アプリケーションをインストールする毎に、「スタートアップチェッカー」と云うアプリを使用して、インストール後チェックする必要があります。  そして、スタートアップに登録されたら、このソフトで無効にすることができます。

上記ソフトは、「常駐していないと使いづらい」と思わなければ、常駐を解除しても、OKです。

「スタートアップチェッカー」と云うアプリをお勧めする訳は?
通常、「スタート」のすべてのプログラムの「スタートアップ」にスタートアップするプログラムが、インストール時に自動で登録されますが、アプリによっては、ここに登録されないものも多々あります。

もう一つ、「ファイル名を指定して実行」で、”msfonfig”とコマンドを叩くと表示される「システム構成」画面のタブに、「スタートアップ」タブ画面があり、ここでは、すべて有効・無効を管理できるようになっています。

このWindowsの「システム構成」画面で、有効・無効を設定するのは、情報が足りなく、ちょっと危険です。 ですので、「スタートアップチェッカー」と云うアプリを使用して、簡単に設定するのをお勧めしています。簡単にワンクリックで有効・無効に設定変更できます。

追記> 2017年1月
「Windows 10」の場合、タスクマネージャーに「スタートアップ」を管理できるタブが有りますので、下記の画面から、有効・無効の設定をすることが可能です。

CTRL+ALT+DELLキーを押せば、「タスクマネージャー」を起動、表示できます。

上図のアプリを選択して、画面右下の「無効にする」をクリックするだけです。

 

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5.インストールしてあるアプリのメンテナンスを怠ると重くなる要因

1)ブラウザ

ブラウザ(IE)の場合、一時ファイル、履歴、キャッシュなどを定期的にクリアする必要が有ります。
IEの場合、ブラウザを終了する時に閲覧の履歴を自動でクリアしてくれますので、この機能を使うのも良いでしょう。

設定方法
IE(ブラウザ)のメニューバーの「ツール」->「インターネットオプション」画面の「全般」タブを表示する。

「削除」ボタンをクリックしたときの削除する項目を選択する画面もあります。

また、アプリを使用して、各種ブラウザの一時ファイル、履歴、キャッシュなどを一気にクリアしてくれるアプリもありますので、これを定期的に使用すると簡単に、メンテナンスが完了します。

 

メンテナンス用のお勧めアプリ
溜まったゴミを一発で削除してくれるのが、CCleanerです。
もちろん、ブラウザ以外の不要ファイルも削除してくれる機能も数多く付いています。


こんな方にお勧め
(1)パソコンが重い。購入してから一度も掃除をしたことが無い方。
(2)たくさんアプリを使用している方(例えば、各種ブラウザの履歴なども一括で削除してくれます)

設定をすると、一発で不要ファイル等を削除してくれますので、パソコンのゴミを掃除するには必要なアプリです。
尚、レジストリの掃除もしてくれる機能が付いています。

WEBサービスなどで使用しているパスワードもリセットしてくれますので、私の場合、月1回程度実行しています。

対応OS
Windows 2000、XP、Vista、7、8.1、10

CCleaner ダウンロードサイト :http://www.piriform.com/CCLEANER

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2)HDDのメンテナンス

これも、年に2回くらいは、実施した方が良いでしょう。 HDDのフラグメンテーションを解消します。定期的に、最適化処理(デフラグ)を実施する。
XPの場合、コントロールパネル->管理ツール->コンピュータの管理-> ディスクデフラグツールで最適化を実施する。

Windows Vista、7からは、HDDの場合、自動でデフラグを実行する仕組みになっています。Windows 7の場合、SSDが比較的新しい製品であれば、自動的にSSDと認識してデフラグをオフに設定する機能がある。

Windows 8のデフラグ機能についての注意事項
Windows 8の場合、

Windows8は、SSD専用デフラグを備えていますので、「SSD」であることを認識すると、SSD用の「トリム・コマンドの発行」という特別な操作を行うようになっているので、無効にしてはいけない。
それ以前のOSでは、SSD使用時はデフラグの自動実行はOFF推奨ですが、Windows 7の場合、SSDが比較的新しい製品ならば、自動的にSSDと認識してデフラグを自動でオフに設定する。

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3)Trimコマンドの有効化

「Windows 7」 RC1から、SSDのフラグメンテーション問題に対処すべく「Trim」が実装されています。
このTrim機能とは、ガベージコレクション(システムがデバイス(SSD)に対し不要となったブロックをコントローラに通知し、書き込み時のムダを排除しようというもの)をサポートする機能です。

Windows XP、Vistaは、SSDに対応したTrim機能などは実装されていません。
対応し始めたのは、「Windows 7」からです。 Windows 8から、ほぼ完全に対応しています。

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6.ダウンロードしたアプリケーションの管理方法

皆さん、パソコンに慣れてくると、フリーソフトなどをダウンロードしてお使いだと思いますが、インストーラーが起動してインストールされる場合は、デスクトップに起動用のショートカットアイコンまで自動で貼り付けてくれますので、実際にどこに保存されているか、分からないまま使用している方が大勢いらっしゃると思います。

1)通常、インストーラーが起動して、プログラムがインストールされる場所

インストーラーが起動してインストールされる場合は、C:program file と云う場所の中にフォルダが作成されて格納されています。 そして、C:Windowsのsystemと云うフォルダの中にもプログラムの部品が格納されます。これはほとんどファイル単位で格納されますので、何が格納されたか、見分けがつきませんが。

スタートボタンにカーソルを置いて、右クリックすると「エクスプローラーを開く」のメニューが出てきますので、このファイルを操作するためのアプリ:エクスプローラーを使って確認しておくとよいと思います。


2)ダウンロードしたアプリケーションによるインストール方法の違い

ダウンロードしたアプリケーションによって、ダウンロード後、インストールする時に、そのアプリによって格納される場所が違いますので、何パターンしか有りませんので覚えておくと便利ですので。。。

(1)インストーラー(.EXE)をダウンロードして、クリックしてインストールを実行したとき 通常、インストールする途中で、C:program fileというフォルダにインストーラが、自動的にアプリケーション単位にフォルダを作成してプログラムデータを格納するタイプ。
これは、自動で格納されるので、インストールが終了したら、ダウンロードしたインストーラー(.EXE)は削除しても構いません。

 

(2)ダウンロードすると、圧縮ファイルになっている。

(イ)解凍すると、フォルダの中にSETアップファイルがあり、インストーラーが有る場合、1)と同じです。

(ロ)解凍すると、そのフォルダの中に、アプリの実行ファイル(.EXE)があり、そこから、アプリを起動するタイプ。
このタイプは別途、「各種ダウンロードソフト」などと云うファイル名を付けたフォルダを作成して、この中に格納して、デスクトップに実行ファイル(.EXE)のショートカットを貼り付けて使用するのが管理しやすいと思います。

このタイプは、「プログラムファイル」に格納されませんので、USBに格納しても使用できるアプリです。

上記の1)~2)までの詳細は、下記の関連記事を参照して、実施してみて下さい。
––関連記事––
第5回 Windowsパソコンの基礎知識 ダウンロードとインストールについて

 

3)増えてきた各種アプリケーションの管理方法

複数のアプリをダウンロードして、利用するようになると、デスクトップにアプリの起動用のショートカットが増えてきて、鬱陶しくなります。

そんな時に便利なのが「ランチャー」アプリです。

要は、複数ある起動用のショートカットを分類して登録することが可能で、コンパクトで非常に便利です。

CLaunchの画面>

アプリのショートカットアイコンをドラック&ドロップすると、上記画面に登録することができます。 たくさんある場合は、タブを使い分類して登録すれば、なお便利に使えます。

––関連記事––
定番のアプリランチャー「CLaunch」の最新版v3.28がリリース、新たにUWPアプリに対応

さあ、これで大丈夫ですよね。

よく、重くなったら「Windowsを再インストール」する人もいますが、めんどくさいですよね。。。。。
月1回でいいんです。 このように小まめにメンテすれば、どうしようも無い程、重くならないと思いますので、手順を覚えて実施してみて下さい。

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