初期設定方法

新しいWindows10などのパソコンで、便利に使うために必ずしている事と設定方法についてです。

「Windows 7」は、来年の1月でサポート切れですので、そろそろ「OS」の入れ替えを考えている方もいるのではないか。。。と思います。

本日のお題は、新しい「Windows 10」などのパソコンで、便利に使うために必ずしている事と設定方法についてです。 

メインテーマは、断捨離、素早く現状復帰、便利な使用環境の構築などです。

ここ1か月の間に、色々と事情があり、「Windows 10」(OS)の入れ替え1回、パソコン本体の入れ替え1回と2度も、「Windows 10」の初期設定作業を実施してしまいましたが、まず同じことを2回すると、パソコンのデータ、アプリなどの「断捨離」が不思議とできます。

4,5年間くらい、長く1台のパソコンを使用していると、インストールしているアプリケーションデータや、自分で保存しているデータファイル(写真、動画、音楽も含む)など、普段あまり使っていないものなど、ストレージ(SSD、HDD)に溜まってしまうのです。

OSや本体の入れ替えのタイミングで、使わないものを発見して、一気に捨てて、「断捨離」するものが、見えてきます。

また、下記のように管理作業を実施しておけば、OSの入れ替えやパソコンの入れ替え時に、スムーズに元の環境を新しいパソコンに、素早く構築することができるようになります。


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1.写真や画像、音楽データの管理

これらのデータは、日々、どんどんたまってゆきます。

データの容量にもよりますが、年度単位で、DVDに書き込んでおけば、パソコンのストレージ容量を確保できます。

C:ドライブの容量が128GBくらいしかない端末は、1年もしないうちに、パンパン(使用率80%以上)になってしまうでしょう。

1年に1回又は、半年に1回くらいのタイミングで、データーを移動する必要があるでしょう。

C:ドライブは、Windowsのシステム自体もストレージ領域を使用していますので、パンパンの状態にしておけば、Windowsアップデートも実行できない状態になりますので、絶対にまずいのですが、皆さん、このことを知りいません。

C:ドライブの「ピクチャ」にため込んだデータ——>別ドライブ、外部ストレージなどへ

Surface」などのタブレットタイプのPCの場合は、外部のストレージ(USBメモリ、HDD、SSDなどに)に移動するのが、一番の方法です。

あと、結構、多いのが、Windowsパソコンで、「iPhone」のバックアップを「iTunes」アプリで取っている方、ガッツリ容量を食っていますよ。しかも、c:ドライブにです。

関連記事
いつの間にか容量を大量に使っているのが、Windows版の「iTunes」アプリです。
「iTunes」アプリで、iPhone、iPadなどのバックアップを取っている方は、必見です。
どこの、どんなデータが容量を喰っているのか、探し出すアプリの紹介をしています。
【Windows用の便利なツールソフト】 「ストレージの空き容量が足りない どうしよう」

 

2.アプリケーションの管理

自分好みの各種「フリーソフト」を複数インストールして使用している方向けです。

自分のやりたいことを「窓の杜」、「PortableApps」などから、色々なアプリを入手して、自分のパソコンで活用されている方なら、分かると思うのですが、アプリの数が増えると、OSの入れ替えなどの時、何をインストールしてあったのか? 分かんなくなることがあります。

使わなくなったアプリをアンインストールしておけば、このようなことにはならないのですが、ついつい、入れっぱなしになってしまいます。

・窓の杜 :https://forest.watch.impress.co.jp/
・PortableApps.com :https://portableapps.com/

・当サイトの紹介ページ:07.厳選フリーソフト

アプリをインストールした場合、インストーラーは、パソコンを変えた時も、バックアップさえしっかり取っておけば、新しいパソコンで、全部、各アプリのサイトからダウンロードしなくても、インストールだけすれば、そのまま使用できますので、大変便利なのです。
(ただ、バージョンが増えてゆきますのでその管理だけは、ちょと面倒ですが)

具体的な管理方法としては、

1)インストーラーを起動して、インストールするタイプのアプリ

アプリをダウンロードすると、その実態は、プログラムのインストーラーです。
インストーラー」とは、自動的に「プログラム」「データ」などをパソコンのドライブにインストールするための実行ファイルです(アプリ起動用のショートカットも自動で作成してくれます)。

フリーソフトなどはダウンロードして、インストールしてしまえば、あとはインストール用の実行ファイルは、無く(削除)ても大丈夫ですが、これを取っておけば、新しいパソコンにインストールする時に便利です。

プログラム自体は、C:ドライブの「プログラムファイル(:Program Files)」にインストーラー起動・実行時に、自動的に格納されますので大丈夫です。

もう一つ重要なことが、
C:Windowsのsystemと云うフォルダの中にもプログラムの部品が格納されます。これはほとんどプログラムの部品が格納されますので、何が格納されたか、見分けがつきません。

このように、「プログラムファイル(C::Program Files)」と「C:Windowsのsystemと云うフォルダ」の2か所に、自動で格納されるため、パソコンやOSが替わった時には、COPYしてもプログラムは動かないので、インストーラーを使いインストールしたアプリは、全部、新たに再インストールしなければならない理由です。

ですので、新規でフォルダを作成して「ドキュメント」などに、使い終わったインストーラーを格納(保存)しておきます。

例えば、「ダウンロードアプリのインストーラー」などとフォルダ名を付けて、その中に保存しておくと、OSを入れ替えた後でも、「ドキュメント」をバックアップさえしていれば、新しいパソコンになった時も、各アプリのインストーラーを起動すれば、インストールが完了します。

補足
プログラムをインストーラーを利用して、インストールすると、「コントロールパネル」の「プログラムの追加と機能」の画面に表示されますので、削除したいときは、この画面から実施します。

 

2)インストーラーを起動しない、インストールをしなくてもよいタイプのアプリ

フリーソフトを使用している方ならお判りでしょうが、アプリをダウンロードして、大抵は圧縮されいますので、「解凍」して、インストール作業を実施しなくても、解凍したフォルダの中にある実行ファイルをクリックすると、プログラム本体が実行(起動)するタイプです。

ダウンロードして解凍した「フォルダ」の中にあるデータなどを削除するとアプリは動かなくなります。インストーラでは無く、これがアプリの「本体」になります。

プログラム本体が実行(起動)するタイプ

これは、インストーラーでインストールするプログラムと分けて、保存しておくと、区別がつきますので、あとで便利です。

ですので、新規で、同じようにフォルダを作成して「ドキュメント」などに、格納しておきます。

例えば、「インストーラーなしのアプリ」などとフォルダ名を付けて、その中に保存しておく

起動用のショートカットは、保存後、実行ファイルにマウスカーソルを当てて、右クリックして、「送る」–>「デスクトップにショートカット作成」をクリックして作成します。

補足
プログラムをインストーラーを利用しないで、使うアプリは、インストールを実施していませんので、「コントロールパネル」の「プログラムの追加と機能」の画面に表示されません。

ですので、削除したいときは、ダウンロードして解凍したフォルダを削除するとプログラムが削除されて、実行不能になります。

削除したいときは、「コントロールパネル」の「プログラムの追加と機能」の画面に表示されません。

プログラムをインストーラーを利用して、インストールするタイプと削除方法が違うので、注意してください。

 

3.いつも使用するアプリケーションの便利な設定

いずれも、Windows10で利用しているツールアプリケーションです。

私の場合、ブラウザは2つ使用します。
モジラの「Firefix」とGoogleの「Chrome」です。入っていても、決して「IE」はもう使いませんが、「Microsoft Edge」が、GoogleのChromeと同じエンジンを使用するクロニュームベースのブラウザに生まれ変わりましたので、「Edge」も使います。

クロニュームベースのブラウザに生まれ変わった「Edge」が、Windows10の標準ブラウザになって居ます。

 

私の場合、メインの「ブラウザー」アプリは、Firefoxです。

「Chrome」は、特定のサイトを「ポップアップ画面」のように表示して、WEBサイトを利用するために、ショートカットを作成し、Chromeを起動するためだけに利用しています。

1)MozillaのFirefox(ブラウザ)

2つ紹介します。
Firefoxの便利なエクステンション(拡張機能)とメール送信機能です。
あと便利なエクステンションは、Googleの翻訳機能のボタンです。

(1)Dark Reader

画面の色をまぶしくなくできます。
尚、MacでFirefoxを利用している方も使用できると思います。

通常、Firefoxのダークテーマを選択すれば、下記の画面のように、ダークに設定できるのですが、通常のホームページや、Gmailなどを1件表示すると、ページの色は真っ白です。

■「Firefox 69」でGoogleのGmailを開いた画面です。

FirefoxでGoogleのGmailを開いた画面

「Fiirefox」の「テーマ」をダークに設定すれば、ここまではダークになります。

 

■ところがメール1件開くと、
「ダーク」ではなく、白い部分がたくさん表示されてまぶしいのです。

FirefoxでGoogleのGmailを開いた画面2

 

■そこで、アドオン(拡張機能)の「Dark Reader」をONにすると、Gmailの内容部分もダークになります。

「Dark Reader」をONにすると、メールの内容部分もダークになります

Dark Reader」を利用すると、通常のホームページのページ内もダークに設定できるのです(アドオンサイトを開いて、検索してインストールするだけです)。

夜など、長時間、WEBページを読んでいる方には、便利だと思います。目の疲れが全然違いますので、試してみてください。

簡単に、ON、OFFできるのも、とても便利ですね。

 

(2)メール送信用のアイコン

Firefox画面の右上のほうにあるこのアイコンの出し方は、メニューのカスタマイズ画面から表示可能です(下図、右端の横三本線のアイコンをクリック)。

Firefoxで、見ているページをメールでURLなどを保存して、メール送信したい場合に使用します。

メールのアイコンをクリックすると下図のサンダーバード(デフォルトのメーラーが起動する)の送信用の画面が表示できます。

これで、サイトのURLをメールで、件名付きで送信できます。
私の場合、あとで見たいサイトは、この機能を利用して、自分の「Gmail」宛てにメールを送信するのに利用しています。

非常に便利です!!

 

2)GoogleのChrome(ブラウザ)

Chromeをなぜ使うのかと云えば、サイトを表示する為の「ショートカットアイコン」を作成するために使用するのです。もちろん、起動するブラウザは、Chromeですが。

■Chromeを起動して、表示したいサイトを開いて、画面右上の部分をクリックして、アイコンを作成するだけです。

 

■GoogleのWEBサイトなどを利用している方なら、ベストでしょう。
下図のようなきれいなアイコンが作成できます。また、「タスクバーにピン止め」することも可能です。

起動するとメニューバーなどが表示されない、ポップアップ画面のような、Chrome画面が表示されます。

 

4.デスクトップ画面の設定

最後に、
私の場合、パソコン画面は、グラフィックボードを追加して、モニター2台で構成で使用しています(画面は、物理的には分かれていますが、マウスカーソル上は、連続しています)。

1)2画面にすると、とても便利に

2画面分あると、例えば、ブログを書くときなどは、右側画面にブログサイトのページ、左側は、参照用にブラウザーをタブで複数開いておけますので、非常に便利です。 もう、1画面で使うことが、便利すぎて、できなくなります。

■グラフィックボードは、3、4千円でアマゾンで購入できます。

ゲームで使用しないのなら、私も使用していますが、この価格帯で十分です。

グラフィックボード2種類

 

パソコン本体が、通常のATX機ではなく、スリムPCの場合は、必ず、ロープロファイル対応の製品を選択です(ジャックの接続部が短いので、2分割にできるタイプです)。

 

2)お勧め音楽プレイヤーは「AIMP」と「Winamp」

上図、画面右側は、「AIMP」に、Onkyoのスキンを使い、デスクトップで起動した画面です。
使用している音楽プレイヤーは「AIMP」で、スキンは、オンキョウのカセットテープデッキ風のを使用しています(音楽が流れるとテープが、くるくる回りだします)。

 

ちなみに、「AIMP」のデフォルトのスキンは、下図のような感じです。

AIMP

 

オンキョウのカセットテープデッキ風

・オンキョウのスキン サイト:http://www.aimp.ru/?do=catalog&rec_id=812

 

・「AIMP」を使ってみたい方は、下記の記事を参照してください。
関連記事
音楽プレイヤーソフト「AIMP」の最新版v4.02がリリース

Winamp SAが、2019年復活するとお知らせしていたメディアプレイヤー「Winamp」の最新ベータ版となるv5.8 Build 3660を公開

3)夜など、画面がまぶしいとき

「モニター」をいじっても明るさは調整できますが、ワンタッチで、昼とよると、アプリで調整することも可能ですので、とても便利ですよ。

お勧めは、「如意スクリーン」です。 スタートアップに登録しておけば、自動で起動します。

関連記事
画面がまぶしい時に便利な、モニター画面の照度と色を調節できるフリーソフト2本「如意スクリーン」と「f.lux」

 

4)「Windows 10」のスタートメニューを「Windows 7」風にする

これは、とても便利です。 私の定番ですね。
何故なら、タブレットタイプのパソコンなら、タッチパネルでとても便利ですが、通常のデスクトップで使用するなら、Windows7タイプのスタートメニューの方が断然、便利です。
尚、7風のメニューで表示しても、「Windows 10」特有の設定画面もすぐに表示出来ます。

関連記事
Windows 10のスタートメニューをWindows 7風にする改良する方法

 

最後に、

とりあえず、ネットワーク、セキュリティ、ブラウザ、メール等の環境が整えば、後は、

1)デスクトップの環境作り、自分の使いやすいアプリなどの配置、アプリのインストールなど、必要最小限の物を配置する。

2)各Windows特有の設定などを実施すればいいのではと思います。

ツールソフトなども、順次、インストールすればいいのではと思います。

例えば、クリーナーソフト、ドライバー類のダウンロードアプリ、HDD、SSDなどを管理するアプリなどです。

 

尚、Windows10の場合は、市販のセキュリティソフトなどは不要です。
標準のディフェンダーを起動して、最新データをちゃんとダウンロードして更新していればOKです。

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関連記事
初心者向けWindowsパソコンの基礎知識」の連載記事です。
第1回目は「OSとは、仕組みは」です。
・第2回目は「セキュリティについて」です。
・第3回目は「アプリケーションの名称」です。
・第4回目は「ファイル操作」です。
・第5回目は「フリーソフトのダウンロードとインストール方法」です。

 

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