2017年10月16日、
Googleが、「Google マップ」に金星や冥王星など12の惑星と衛星を追加したことを明らかにした。
その中には、先月9月15日、土星の大気圏に突入して燃え尽きた土星探査機「カッシーニ」が記録して地球へ送信した約50万枚の映像を再構成したものだそうです。
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「カッシーニ」が、地球を飛び立ったのは1997年10月、「スイングバイ航法」を駆使して加速して、やっと「土星」の周回軌道にたどり着いたのは、2004年でした。 遠いですね、実に7年間もかけて、やっと土星の周回軌道に到着しています。2005年には、子機「ホイヘンス」が最大の衛星「タイタン」に着陸。そして、12年間という長期にわたって土星系を観測し、多大な成果を残してきました。
その集大成が、大量に送り届けられた画像データでした。送信された電波が地球に届くのに83分もかかるそうです。 コツコツと、12年間も間、約50万枚の画像データをNASAに送り届けてくれたカッシーニは、もう存在しません。
もう、燃え尽きてしまいました。
なぜ、燃え尽きてしまったのか、燃え尽きさせたのかは、土星の周りを回る衛星のせいでした。 観測すると、将来、人類が移住できそうな衛星(タイタン、エンケラドス)が見つかり、カッシーニを土星の周回軌道の上に置いたままだと、衛星を将来汚染(探査機についている地球の微生物)する可能性があるとして、土星の北極側の大気圏に突入させて、消滅させてミッションを終了させたようです。 残しておかず、消滅させる事を選択するということは、遠い将来、人類の移住先の選択肢として残しておく、と云う、壮大な、目論見は、本当に実現する日が来るのでしょうか?
<タイタンを表示>
今回、新たに「Google マップ」に追加されたコンテンツでは、「カッシーニ」の探査によって生命が存在する可能性が高いことが明らかになった土星の衛星「エンケラドス」、土星最大でメタンの湖をもつ「タイタン」、クレーターと峡谷からなる「ミマス」といった土星の衛星を閲覧することが可能。
「カッシーニ」が、「土星」の周回軌道上の宇宙空間で、撮った写真をたっぷりと見て下さい。
・google マップ
https://www.google.com/maps/@0,132.7564659,22963938m/data=!3m1!1e3
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