F1

【さすがの出来事】F1ハンガリーGPのスタート直前に見せたレッドブル・ホンダF1のマシン修復作業

本日も、ITには関係のない、F1のお話です。

2020年7月19日(日)、F1ハンガリーGPのスタート直前に見せた「レッドブル・ホンダF1」の「レーシングメカニック」達のマシン修復作業のプロフェッショナルな様子です。 

結果、マックス・フェルスタッペンは、2位でフィニッシュしています。おめでとう。
諦めも必要と言いますが、それは、ベストを尽くした結果ですので、プロフェッショナルは直ぐには、絶対に諦めないのです。

これはどんな仕事でも同じで、不測の事態が発生した時にこそ、チームワークが発揮されるかどうかにかかっています。

組織の中に居ても、居なくても、プロフェッショナルかどうかですが、例えサラリーマンでも、これは日々、分かりやすく言えば、バカ動画、バカゲームをする暇があるなら、勉強しろと言うことです。

まず、マックス・フェルスタッペンの車載カメラの動画が1本。

マックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGP決勝前のレコノサンスラップで濡れた路面でターン12でコントロールを失ってクラッシュ。フロントウイングと左フロントサスペンションにダメージを負ってしまいました。

【動画】 レッドブル・ホンダF1のマシン修復作業 - 激動の20分間完全版 / F1ハンガリーGP
レッドブル・ホンダのメカニックたちが魅せたF1ハンガリーGPのスタート直前の驚異的なマシン修復をF1公式サイトがほぼノーカットで公開した。マックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGP決勝前のレコノサンスラップで濡れた路面でターン12でコ...

マックス・フェルスタッペンは、もう終わったと思い「ピット」に戻ろうとすると、エンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼは「グリッドに来てくれ」と無線を飛ばす。

TVの映像で主にプッシュロッドとトラックロッドのダメージであることが見て取れたのでと言っていました。

ここの判断力もすごいのです。 短時間で修復できるかどうか。。。

メカニックたちがマックス・フェルスタッペンのマシンを押してダミーグリッドに到着したときには、決勝のフォーメーションラップまで20分を切っていたが、そこから驚異的なマシン修復をやってしまいました。

そこから、怒涛の修復劇が始まります。
これは、どんなに優秀な「人工知能ロボット」が居たとしても、絶対に不可能な作業でしょう。

写真は、参照:F1-Gate.com

左前輪をウォールにヒットしましたので、左フロントサスペンションにダメージを受けそれを修復するのですが、プロフェッショナルが集まると、チームワークが凄いのです。

今のF1は、昔とマシンを調整、メンテナンスをする体制が違うのです。
昔は、1人のチーフメカニックが、すべてをいじっていましたが、今は、空力担当、エンジン担当、シャーシー担当と分業化されていて、それを束ねるのが1人のエンジニアに集約させて、マシンのセットアップを進めてゆきます。

恐らく、サスペンション担当のメカニック達が中心になり、やってのけたのです!!

 

左フロントサスペンションのプッシュロッドトラックロッドの修復になりますが、ちょっと解説。

フロントのサスペンションの場合は、タイヤを支えるサスペンション構造とステアリングを切った時にタイヤの向きを変えるためのステアリング機構が付いています。

プッシュロッドはサスペンション機構の一部です。トラックロッドはステアリング機構の部品です。

フロントの場合、ぶつけると、ほぼ、2つの機能部品が、ダメになってしまいます。もっと激しくぶつかれば、ピポット部まで壊れてしまいますので、短時間で修復するのは、非常に難しくなります。

まずは、どこまでダメージを受けているのか、「見極め」の作業から始まります。

今回のダメージは、力が加わり、ロッドが曲がった程度だったんでしょう。
ですので、作業内容は交換するための作業のように思います。しかし、今のF1は、サス1つでも非常に複雑なリンク機構になっていますので、ここでメカニック達のプロフェッショナルぶりが光っているのです。

フォーミュラワン

これは、本当に昔のレーシングカーのリア部分ですが、シンプルの極みでしょう。
シャーシーは鋼管スペースフレームの時代です。 サスはアウトボード式ダブルウィッシュボーンで、ピロポールをロアとアッパーのアームに取り付けてセットしてあり、ダンパー、スプリングのセットは、アップライト下部から、シャーシーに固定しています。 車体から「エアファンネルが4つ」飛び出ていて、スタビライザーがちょっとだけ見えています。

F1は、レーサー1人の勝利ではありません。 裏方に、エンジニア、メカニック、設計、パーツを作る人まで何人もの人がかかわって、決勝のグリットにマシンを着けるのです。

 

過去、すごい修復劇と云えば、

1976年、富士スピードウエイでの「F1世界選手権イン・ジャパン」で、長谷見選手の乗る国産のF1マシン「コジマKE007」が予選中にクラッシュして、昼夜を問わず約40時間かけて修復して決勝に進んでいます。

この大会、学生時代、友人と札幌から私は見に行っていました。前日の夕方、富士スピードウエイに到着して、そこから決勝の朝まで、寝ずにいましたが、ガレージでは、不眠不休でマシンを修復していたメカニック達が居たのです。

あいにく、雨でしたが、この時、初めて、生の「F1エンジンの音」を聴きました。このころは、フェラーリの12気筒と、マトラ、フォードの3リッターV8エンジン「DFV」の音が殆んどでしたが、感動でした。

F1は中学生の頃から、「オートスポーツ」という雑誌を見ていましたので、どのマシンに誰がドライブしているのかもすぐわかりましたが、後で思うのですが、これがヨーロッパの「暇つぶし」、壮大な道楽なのか。。。と。

日本人の発想には無いでしょうね、オモチャを道楽の道具から、ビジネスの道具としてしまう。 最初は、バックヤードビルダー達が車を作成して、速い奴を乗せて、「おらの車が一番速い!」と言いたのでしょう。 F1は、ヨーロッパの文化なのです。

 

高齢者の事故の報道が入るたびに思います。

「いつまで、ハンドルを握るんだ! さっさと降りろ」と、足が無くなると困ると文句を言い奴がいますが、「定年退職して、そんなに忙しいのか?、自分の足があるだろう、少しは自分の足で歩け」と言いたくなります。 脳の配線(ネットワーク)と、脳の機能部品が壊れかけているのに、よく平然として運転できるな。。。と思います。

問題なのは、ブレーキとアクセルを間違える事ではありません。それを即座に「リカバリー」できないのです、もうアウトでしょう。 多分、ぼけてきているので、その認識もできないのです。

もう一つ言えば、街中を車で走ると、ストレスがたまる事が多々あります。 街中で、ろくでもない運転をする奴が、結構居るのです。

今は、ドライブレコーダーが付いていますので、煽り運転をすれば、悪質な場合、検挙されますが、「ろくでもない運転をする奴」もちゃんと検挙してほしいものです。

更に、何年経っても、運転が「へたくそ」な奴、「へんな動きをする」奴、「運転すんな、お前」と言ってやりたいのは、私だけでしょうか。

自分で運転しないと、健康面と精神的ストレスが無く、徒歩と電車が一番です。

 

いつまで、こんな生活が続けられるのか。。。
体が先にいかれるか、頭が先にいかれるか。頭は、すでにいかれているので、体(特に、痛風の発作と腰痛)ですかね。

今、お世話になっている会社の幹部からは、「痛い時、休んでいい?」と聞くと、「迎えに行きますので大丈夫です」と。。。いやー、休ませて欲しい。。。

 

新型コロナウイルスは、別に心配していません。
コロナ禍で、生活で変わったと云えば、マスクと手洗いくらいで、普段通リ毎日仕事に出かけております。重症化しやすい年齢ですが、その時はその時です。 徒歩ですが、帰りに一杯酒を飲んでくだをまく習慣も無いので、3密に近寄ることも無いのです。

唯一、仕事帰りに、札幌駅周辺のスタバのコーヒーを飲んで帰るのが習慣になっていますが、全然、大丈夫です。

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