Windows 10 Mobile

「Windows 10 Mobile」搭載のマートフォンって何?。。。です。

今月末のスマホ関連のニュースでは、Windows 10 Mobile搭載のSIMフリースマートフォンが続々とリリースされました。マウスコンピューター、ヤマダ電機、プラスワン・マーケティング、トリニティなどから販売されます。

そこで、本日は、「Windows 10 Mobile」搭載のマートフォンって何?。。。です。 

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1.Windows 10 Mobile搭載スマホの開発を表明したのは、新規参入の3社を含む6社です。

1)Microsoft社は

2015年10月、「Surface Pro 4」や「Surface Book」などが公開されたWindows 10搭載デバイス発表会の中で、同社初のWindows 10 Mobile機となるスマートフォン「Lumia 950(フラグシップ機)」、「Lumia 950 XL(フラグシップ機)」、「Lumia 550(エントリー機)」を発表しています。

・「Lumia 950」
画面が5.2型WQHD有機EL、メモリは3GB、ヘキサ(4)コアのSnapdragon 808を搭載

・「Lumia 950 XL」
画面が5.7型WQHD有機EL、メモリは3GB、オクタ(8)コアのSnapdragon 810を搭載  CPUは、液冷の冷却機構が装備されています。

Windows_Continuum_001

上図、スマホとキーボードの間にある「Microsoft Display Dock」と云う純正オプションを接続すると、ディスプレーやキーボード、マウスの追加接続が可能になり、「Office」などに代表される「Universal Windows Apps(UWA)」をデスクトップの様な感覚で利用可能となります。

 

2)その他国内では

PCメーカーのVAIO、Acer、マウスコンピューター、サードウェーブ、ジェネシスホールディングス、トリニティなどです。

国内で、Windows 10 Mobile対応の端末を最初に発表したのは、下記の通りですが、「Continuum」対応の「Windows 10 Mobile」搭載の端末は、トリニティ製スマホ「NuAns NEO(ニュアンス ネオ)」が初めてです。

その他のメーカーは「Continuum」非対応の様子見の安価な端末ですが、もちろん、スマートフォンの機能はちゃんと付いていますので使えます。

 

「Windows 10 Mobile」搭載のスマートフォンのリリース状況

(1)2015年10月28日、
ジェネシスホールディングスが、「geanee」ブランドの LTEスマートフォン「WPJ40-10/WH」を発表。 市場想定価格12,800円。

(2)2015年11月26日、
ヤマダ電機が、SIMフリースマートフォン「EveryPhone」を11月28日(土曜日)に発売すると発表。 価格3万9800円。

(3)2015年11月27日、
マウスコンピュータが、「MADOSMA」予約受付を開始。

(4)2015年11月30日
プラスワン・マーケティングが、SIMフリースマホ「FREETEL KATANA 01」を発売。 価格1万2800円。

(5)2015年11月30日、
U-mobileが、ついに国内初の「Continuum」対応の「Windows 10 Mobile」搭載のトリニティ製スマホ「NuAns NEO(ニュアンス ネオ)」を2016年1月に発売すると発表。

11月の月末は、本当に怒涛の発表合戦でした。

 

2.何が違うの?

1)まず、AppleのOSと比較すると

Appleも「Continuity」と云う機能が有りますが、電話、タブレット、およびデスクトップをシームレスにつなぐのに対し、Microsoftの「Continuum」は、使用環境に合わせてスマートフォンのインターフェースを効果的に順応させる仕組みです。

 

2)「Windows 10 Mobile」対応端末は、全部Windowsパソコンにもなるスマホなのか?

「Windows 10 Mobile」の主要機能 「Continuum(コンティニュアム)」に対応しているのかどうか?です。

 

Windows_Continuum_001

Continuum(コンティニュアム) for Phones」機能とは、どんな風に使えるかと云うと、家では、モニター、キーボードと接続してWindowsデスクトップ機、外出先ではスマホとして使用することができます。 まさに、パソコンを使いこなしている人にとっては、一石三鳥の端末になってしまいます。

「Continuum for Phones」を利用するには、アプリが同機能に対応した「Universal Windows Platform」アプリであることと、スマートフォンのハードウェア側(プロセッサとメモリ)のサポートも必要になっていますので、まだ「暫定的」と云う表現になっています。

・サポート対象のCPU(プロセッサ)は、
Qualcomm MS8992(Snapdragon 808)、MS8994(Snapdragon 810)

・メモリは、
最低で2Gバイト(本体のディスプレイ解像度が1280×720)、推奨は3Gバイト(ディスプレイ解像度が1920×1080以上)。
当然ですが、本当にハイスペックな端末になります!!

接続方式も要件があります

Continuum_for_Phones_001

・「Continuum for Phone」 Microsoft Developer サイト
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/hardware/mt608594%28v=vs.85%29.aspx

 

Microsoft社も一番重要視している機能ですが、実はただのスマホユーザーには全然関係ない機能ですので、宣伝するのに、ちょっと戸惑うでしょうね。

たくさん売るには、ただのスマホユーザーにも売らなければいけないし、この機能を欲しいユーザーは少数になるので、宣伝するのに困ると思います。

つまり、パソコンを使いこなせるユーザー(少数)、パソコンさえ使いこなせないユーザー(多数)にも売りたいと云うジレンマです。

一番、重要な「機能」を説明しても、パソコンさえ使いこなせないスマホユーザー(多数)にとって訴求効果が無いというジレンマなではないでしょうか?

これで、デスクトップパソコン並のパワーを持ったWindowsスマホが出現すれば、家にデスクトップ機の本体を置く必要なく、モニター、マウス、キーボードが有れば、事足りる時代になれば、端末代金がiPnoneの様に10万円くらいしても、何だか許せる様に思います。

 

3.Microsoft社の思惑

発想を変えると
今まで、デスクトップ機側から見ていると、Windowsにタイル画面(メトロIU)なんか必要ないと思っていましたが、スマホがデスクトップ機と同じようにx86系のアプリが動くとなると、ちょっと様子が変わります。 パソコンが要らなくなるのです。

・Microsoft社 :OSを売っている会社  「Surface 」程度は売っているが。。。
・Apple社   :OS、パソコン、コンテンツを売っている会社

Apple社は、「iOS」と「Mac OSX」を一緒にすることは無いと言っている意味が分かると思います。だって、Mac OSXの入ったパソコンが売れなくなるからですよね。

 

いずれにしても、Microsoft社が、巻き返しにかかったとしても。。。。
パソコンを使いこなせるユーザーにしか、受けないのではないかと思います。

たくさん売るには、「パソコンさえ使いこなせ無いユーザー」に受ける何かを搭載しないと。。。。苦しいのではと感じます。

Appleに負けるな「Microsoft」です。

パソコンを使いこなせるユーザーの数で勝負はついていますが、少なくても、Windowsパソコンを使いこなせるユーザーをちゃんとこり込むような機能にしてほしいと思います。

 

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