政府が始めた国内の携帯電話料金の引き下げ議論に関して、キャリアの社長たちが戸惑っている件について。

政府が始めた国内の携帯電話料金の引き下げ議論に関して、キャリアの社長たちが戸惑っている件について。

携帯料金「決して高くない」とKDDI社長 政府の引き下げ議論「矛盾だらけ」と批判 – 産経ニュース

KDDI(au)の田中孝司社長は5日、政府が始めた国内の携帯電話料金の引き下げ議論に関して「矛盾だらけだ」と批判した。通信ネットワークの質を考慮すると日本の料金は「決して高くない」とも述べた。東京都内で開いた決算会見で発言した。

 田中社長は、携帯大手が料金を引き下げると、政府が目指す格安スマホの普及に悪影響を与えると指摘。また同じ端末を長く使う人を優遇すれば、他社への乗り換えが起きにくくなり競争が鈍るとした。

さらに携帯端末の販売奨励金については、ないと端末が売れなくなるとして「過度なのは良くないが、必要だ」と強調した。

政府の議論への対応は「顧客の使い方にマッチした料金プランができているかどうかは幾分、課題がある。意見を聞いて、足りないことがあれば改善していく」と述べた。

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1.政府の引き下げ議論の何が「矛盾だらけだ」なのか?

1)田中社長は「携帯大手が料金を引き下げると、政府が目指す格安スマホの普及に悪影響を与えると指摘」。

キャリア(携帯大手)とMVNOの売り方を比較して、違う処は、「携帯端末の販売奨励金」つまり、タダ同然で、端末を販売しないだけで何も変わらない、まあ、ちょっと通信費が安いだけです。

「格安スマホの普及に悪影響を与えると指摘」すること自体、田中社長はトンチンカンです。

タダ同然で、端末を販売するか、しないかの違いでしかない。

キャリアが、タダ同然で、端末を販売するから通信料金を高くせざるを得ないだけです。

2)同じ端末を長く使う人を優遇すれば、他社への乗り換えが起きにくくなり競争が鈍るとした。

自分の使用している会社の料金が高いから、他社への乗り換えが起こるのであって、ユーザーからしたら、壊れなければ、そのまま使い続けていたいのです。 競争が起きなくなると云う問題ではありません。これもトンチンカンです。

3)この様に、「矛盾」だらけ、なのではなく、話をしている土俵が違うのです。 だから、トンチンカンなのです。

キャリアは、「土管屋」という商売人ですので、回線契約を多くとるために、端末代をタダ同然にして、客を増やしたい。 端末代をタダ同然にしないと、競争に勝てないと言っているのです。

政府は、とにかく、携帯電話料金が高い。顧客の使い方にマッチした料金プランが少ない。
料金を見直せと。。。。

日本のキャリア(携帯大手)の商売のやり方は、独特で、ガラケー時代から、使いこなせもしない端末をダダ同然の価格で販売して、顧客数を増やしてきたのです。 使いこなせもしないユーザーが高額な料金を出して端末を買うわけない事を知っていますので、安くして契約を取り、その後、通信料金で元を取る。。。。というこの売り方です。

ドコモなど、ガラケー時代は、iモード(バカモード)等、通信料金以外で、儲けがある程度確保できましたが、IPアドレスを持ったパソコンと同じ端末になると、囲い込みが出来なくなり、コンテンツで儲けていた部分が、ほぼ、壊滅状態になったのです。

だから、スマホに移行して、稼げる部分は、「通信料金」しかないのです。「土管屋」と揶揄されるのも、こんな事実があるからなんです。

そこで、ガカケーと同じように少しでも高価な端末をダダ同然の価格で販売して、顧客数つまり、契約数を増やし、通信料金で元を取ってやろうと云う魂胆。。。魂胆と云うより、「土管屋」ですので、これしか儲ける方法が無いのです。

2.日本の携帯電話料金は「決して高くない」これは、ほぼ間違いないのです。

政府が、国内の携帯電話料金の引き下げと言っているが、「携帯電話料金」って何?
そもそも、「的外れな」指摘なのです。

携帯料金って、通話料金とデータ通信料金でしょう。 これは、まあ、諸外国と比較しても高くないのは事実です。

問題は、高価な「スマートフォン端末」の売り方なのです。

1)携帯端末の販売奨励金については、ないと端末が売れなくなるとして「過度なのは良くないが、必要だ」と強調した。

諸外国では、こんな売り方は、あまりしていない。 だから、例えば、高価な「iPhone」が国内シェアの半分以上を占める事はない。 安いAndoid端末のシェアの方が多いのです。

日本の様にタダ同然の価格で、高価な「iPhone」を売らないのです。

日本のキャリアはタダ同然の価格で、例えば、高価な「iPhone」を売るので、国内シェアの半分以上を占めるだけです。 ユーザーも、タダ同然の価格で、手に入るなら、高価な「iPhone」の方が良いに決まっています。

この現実が、日本では存在するので、これをキャリアは止められないのです。

2)なぜ売れなくなるか?

8万円から10万円する「iPhone」を使いこなせもしないユーザーが、コンピューター並みの価格の端末を逆立ちしても買うわけないでしょう。 タダ同然の価格だから「iPhone」しているだけです。

だから、政府もキャリア3社に対して、「携帯電話料金を引き下げろ」ではなく、「端末の売り方を何とかしろ」と云うべきなのです。だから、トンチンカンな議論になるのです。

3)顧客の使い方にマッチした料金プラン

これもトンチンカンです。

「顧客の使い方にマッチした料金」にする前に、殆どの使いこなせもしないユーザーはスマートフォンなんて、ほぼ、必要ないでしょう。 ガラケーさえも使いこなせないんだから。

スマートフォンって、通話機能がおまけで付いてきたコンピューターです。
使いこなせもしないユーザーに、コンピューターを売りつける事に、最初から無理がある。

使いこなせもしないユーザーが、コンピューターと同じ値段の端末を実費で購入する訳ないでしょう。 タダ同然だよ。。。って言うから契約するんです。

使いこなせもしない、ユーザーにしてみれば、タダ同然の価格で、高価な「iPhone」が手に入るから、うれしいにきまっているでしょう。

例えば、
格安SIMと格安スマートフォンを組み合わせれば、月額料金は確実に安くなりますが、格安SIMと、別途、SIMフリーの「iPhone」を購入すれば、端末代金を24回払いにすれば8万円/24回で 月々3,300円の出費になります。

それに通話付の格安SIMで、毎月、1,800円とすると、合計5,000円を超えてしまいます。

これなら、千円くらい高くても、MVNOから購入するより、めんどくさくないキャリアから購入した方がましでしょうと云う事になるのです。

コンピューターと同じ値段のするスマートフォンを、使いこなせもしない、ユーザーが、別途、実費で購入する訳ないでしょう。。。。。と云う事です。 タダ同然の価格で売るから契約するのです。

本当に安い、1万円くらいのAndroid端末でも、もったいないのに、「iPhone」が欲しいのはこんなわけです。 ここがユーザーの「不都合な真実」なのです。

4)「土管屋」の宿命

ガラケーの時代から、これが日本のキャリアの売り方でしょう。
端末をタダ同然にして、通信料金で儲ける  3キャリアとも同じ方法です。

これが、「土管屋」の宿命なのです。 だって、ただの「土管屋」だから、こんな売り方しか儲ける方法が無いし、この方が簡単だからです。

日本のパソコンメーカーもそうだったように、MicrosoftやGoogle、Apple、Amazoneの様には、逆立ちしても、なれないのです。。。。

だって、「土管屋」ですので、通信回線しか売るも無いですから。。。だから、儲ける為に「タダ同然の価格で端末を売る」それでも儲かるカラクリは。。。。

そうなんです。日本の「携帯電話料金」は、決して高くないと言っておきながら、タダ同然の価格で端末を売っていながら、経常利益はキャリア各社で、数千億円有りますので、やっぱり、通話料金で儲けているのです。

端末をいくらでAppleから仕入れているのか知りませんが、儲けている事は確かで、政府が、「お前ら儲け過ぎだから、もう少し安くしろ」と、はっきり言えばいいだけですが、私企業に「儲けすぎだから、安くしろ」と、言えないので、議論の焦点がボケてしまうのです。

格差社会だ、なんだかんだと言いながら、使いこなせもしない高価な端末が、これほど世の中に普及するなんて、なんと云う国なんでしょう。 「土管屋」の賜物でしょう。

「土管屋」業しかできない、しょぼい「キャリア」と、使いこなせもしない端末をダダ同然の価格で契約してしまう「ユーザー」との、訳の分からない「コラボレーション」なのです。

3.政府も、民間企業のやる事に口出しをして「顧客の使い方にマッチした料金プラン」と云うなら、使いこなせもしないユーザーには、高価な端末を買わないようにと、指導したらどうですか?

「使いこなせもしないユーザー用のスマホ」でしたら、1万円から3万円くらいの価格帯で、もったいないくらい高性能な端末が沢山あります。

でも、高価な端末代金も含めて、月々6,000円から8,000円支払えば、所有できますので、格安スマホや格安SIMを契約しないのは、当たり前です。

1)スマホやパソコンは、白物家電と違うのです。

そこで、違う問題が発生するのです。

「白物家電」のように、購入すれば国民、誰でも便利さを享受できる商品ではないのです。

2)政府も、こう云えばいいんです。
「使いこなせもしない国民から、こんなに高い料金を取るのか」と。。。。。

3)キャリアは、こう云えばいいんです。
「いやいや、使いこなせもしない国民でも、高額な端末を欲しがるのでしょうがないでしょう」と。。。

政府は、国民に「使いこなせもしないのに、良い振りこいて、高価な端末を契約するな」と広報でお知らせすればいいんです。「あんたの知能なら、ガラケーか格安スマホで十分でしょう」と国民に云えばいいでしょう。はっきりと。

「バカ野郎ー!!」と、国民から非難を受けるのは、目に見えていますが。。。。。

政府もキャリアも、「国民の不都合な真実」をさらけ出して議論しないから、矛盾だらけと云うより、「トンチンカン」な話になるのです。

国民(ユーザー)の話なのに、国民不在の話をして、何をお互い守ろうとしているか?

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