2021-05-20、
本日の話題は、携帯電話に関する「総務省」関連のニュース2本です。 総務省が、「格安スマホ業者に番号割り当てを検討」と 、「プラチナバンド独占解消 携帯電波の再配分に新制度」です。
総務省が、競争を即すために、何やら新しい制度を模索していますので、大いに期待してしまいます。
1.格安スマホ業者(MVNO)に番号割り当て検討
これは、わたしも知りませんでしたが、自前の基地局を持たず、大手の通信回線を借りる格安業者は、新規割り当てを受けられない仕組みとなっているそうで、従って、MVNO業者は、新規顧客を獲得した場合、大手側に料金を払って番号を借りる必要があるという。
これを見直して、「新規に割り当てる番号の増加が見込まれることから、新たに「060」から始まる番号の導入も検討する」というお話です。
番号も、090,080,070から、とうとう、060の番号が出ていますか。。。
2.プラチナバンド独占解消 携帯電波の再配分に新制度
電波が届きやすい周波数帯「プラチナバンド」は携帯大手3社が独占しており、新興の楽天モバイルには現行制度では割り当てができないため、再配分の機会を設ける。さらなる携帯電話市場の競争を促す狙い。
楽天モバイルは、今の所、「プラチナバンド」を持っていませんので、これから先、全国的にエリアは、ほぼ、広がって行くでしょうが、細かな所(ビルの陰、地下街などの飲食店)で、電波の弱い状態は、解消されないでしょう。
だから、「プラチナバンド」が欲しいのですが、携帯大手3社が独占しているので、今までは、無理でした。
楽天モバイルは、この周波数帯を手に入れれば、3キャリと同列に並べるのです。
ですので、私も、楽天モバイルを契約していますが、この点を一番気にしていました。
全国的に、いくらエリアが広がっても、エリア内でも、地下など繋がらない所があると、不便なのです。
楽天モバイルが、「プラチナバンド」を手に入れる事ができれば、契約を継続させるかどうかの判断材料になるのです。
▮「プラチナバンド」とは、
一般的に周波数が低いと山や建物といった障害物があっても遠くまで届き、高いと扱える情報量が多いという特徴を持つ、700MHz~900MHz(メガヘルツ)帯の周波数は携帯電話にとってバランスが良く、「プラチナバンド」と呼ばれる。
▮使用状況の詳細(令和3年3月1日現在) 総務省サイト
https://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/freq/search/myuse/use/
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