本日は、「BLOGOS」に掲載されていた記事を紹介します。
学歴別に見た若年労働者の雇用形態と年収~年収差を生むのは「学歴」か「雇用形態(正規・非正規)」か
:http://blogos.com/article/187877/?ignore_lite
生活研究部 主任研究員 久我 尚子氏が記載した記事です。
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この記事を考えている途中、男性は卒業すれば、まあ、必ず就職して、正社員になれば、定年まで働くことが、当然のように仕組まれていますが、女性の場合、本当に大変ですね。
例え、社員として入社しても、古い言い方ですが「寿退社」できるのは、職種にもよりますが難しいです。 女性も色々で、食わしてくれる男を探しに来る奴、仕事を覚え必死に頑張る人、ちゃんと自立する人、何時までも親元に経済的に依存して自立できない奴。
ちゃんと自立できても、相手が見つからない、寄ってこない子が居て、何とかしてやりたいが、非常に難しい。
「専業主婦」を目指すのが、非常に難しい時代になっていますので、女性も一生、使えるキャリアを自分で勉強して身に着けておく時代になっているのですが、相変わらず、ちゃらちゃらした「おべべ」を買って、体の表面だけ磨いて、中身(頭)が空っぽの女性も、一定数いるのです。。。
まあ、こんなレベルの話は、どうでもいいか。。。
1.大学は出たけれど。。。となるのですが、「大卒」と一括りにしている処に、ちょっと疑問を持ちます。
大学進学の状況で云えば、大学進学率は、2015年で男性55.4%、女性47.4%だそうです。
男・女約それぞれ約半分は大卒ですよね。
大学卒の2割、大学院修了の約1割が不本意な理由で非正規雇用者として働いているそうです。
でも「不本意な理由」って何でしょうか?
同じ大卒でも、この中に、偏差値30台の大学が何校あるのか?
半分の若者が大学に進学しているけど、偏差値30台のレベルの大学なら、行っても、行かなくても同じでしょう。
本当に、大卒?。。って思う奴、たくさんいますよね。 どう見積もっても高卒だろう。
「金」さえあれば、誰でも入れて、誰でも卒業できる大学を卒業して、「不本意な理由」なんて、あるのか?
簡単に、正社員でも「給料が安い」とほざく奴がいますが、どう見積もっても「お前、それ、もらいずぎだろう」と思う奴が、結構います。
2.年収差を生むのは「学歴」か「雇用形態(正規・非正規)」か? の問いは、
学歴をうまく利用して、企業の中に入り込んで、問題を起こさず、会社の中で、無難に定年まで会社に「遊びに」行っていた人が、いっぱい貰えた人です。。。。でも、このレベルの社員は、どんなに大きな会社に入れても、途中で、辞めるか、首になれば、同じです。
よく「転職」と云いますが、同じような会社に変わるのに「転職」ではなく「転社」でしょう。 「職」を変えちゃダメでしょうと思うのですが、なぜか? 「転職」といいます。
社員になると法律で守られているといいますが、私が経営者なら、ダメな社員は、「金」を払ってでも、首にするけど。。。。定年まで「給料ドロボー」されるより、百倍ましです。
そして、非正規雇用者でも、能力があれば、正規雇用者として雇うでしょう。
偏差値30台のレベルの大学卒業でも、そのレベルの会社に正規雇用者として働き、運よく会社の業績が悪くなければ、自分が頑張れば、それなりの役職と収入が約束されるでしょう。
会社は学歴と言いますが、要は、努力して、この大学へ合格するレベルの成績を取ってきたかという事です。 「人間性」までは、まだ、分からないのですから。
年収を決める要素は、学歴、正規雇用者、本人の努力、会社の業績、市場の動向も含めて考える必要がありますので、注意が必要です。
ひと昔、銀行がつぶれたときのように、いい大学を出て(学歴)、正規雇用者になっても、泥舟に乗って沈んでしまえば、年収もくそもありません。 そして優秀な大学を出ていても、ちゃんと再就職先を見つけて、同じくらいの規模の会社に転社できた奴と、できなかった奴が必ずいました。
【今までの経験上の感想】
昔から、経営幹部がよく言うのですが、人材を探している時に、誰か「いい人いない?」と云う言い方をします。
「いい人」って、どんな人でしょうか? 簡単です。
特殊な技術職でない場合、成績はそこそこでいいんです。 「素直な子」、「前向きでやる気のある子」です。
なぜなら、
1)「素直な子」: いちいち、逆らわない子かどうかの判断にします。
これは、仕事を覚えて、やってもらう時に、ごちゃごちゃ言わないでできるかどうかです。
2)「前向きでやる気のある子」:伸びる子かどうかの判断にします。
これは、1)と合わせて、セットで必要な部分ですが、ちゃんと自分の今の立場をわきまえた「やる気」があるかどうかでしょう。
これに、学業の成績が良ければ、なお可です。
言葉にすると、実に簡単なんだけれど、なかなか、こんな都合の良い人材は、見つけるのが簡単ではない。
私が経営者なら、もう一つ、付け加えます。
「社会人になって、仕事をして、家に帰り、風呂入って、飯食って、テレビ見て、馬鹿笑いして、糞して寝るだけの生活を何の疑問もなく続けるような、人間は要らない」と。。。
社会人として、新聞も読まない、書籍も自分で身銭を切って購入することもないような生活を送っているような社員に要は無いのです。
3.保護者の所得は、学力にどれほど影響があるのか?
「格差社会」と云われていますが、私が思うに、確かに影響はあるが、影響がなく(裕福)でも「学力」の低い人間は幾らでもいるという事です。これは、「ゆとり教育」のせいでもない。
もっと、具体的に言えば、知能指数(IQ)の低い人達を除いての話ですが、通常の知能指数を持っていても、親の所得が高くても、「学力」低い人間は幾らでもいます。
こんな学生が、「正規雇用者」になれなくて、「非正規雇用者」だって。。。。なんの不思議もないでしょう。「大学卒」という肩書が、何の意味もなさいのは、雇う側も、十分わかっている。
大体、大学入試の段階で、偏差値のレベル30台から40台ちょいくらいなら、よっぽど勉強しないと大卒と言わないでしょう。高卒と何が違うの? 大学という校舎で4年間、遊んでいただけでしょう?
北海道なんて、国立大学の数は、北海道大学、小樽商科大学、北見工業大学、室蘭工業大学、北海道教育大学(分校が複数あり)、医科大学(旭川医大、 札幌医大 など)こんなもんか、でも、それ以外の私立大学は、国立大学よりはるかに多い大学がありますが、偏差値のレベルで云えば、30台から40ちょいくらいの私 立大学が、ほとんどです。
おまえ、本当に、学習するための「学力」あるの? というレベルの学生が、大勢、多勢に無勢を占めています。 私大の駐車場を見ると、すごい広さですよ。。。大学に通う学生の自家用車で一杯です。 親は貧困ではないのです。車を買い与え、高い学費を支払っているのです。
北 海道の場合、全国学力テストを実施すれば、ほぼ最下位で「親の経済上の格差」ではなく、「親の知的レベルの格差、生活環境の格差」があるように思います。 分かり易く云えば、「両親」自体が、「ヤンキー」みたいなもんです。 でも、親がこのレベルでも、子供を私立大学に通わせることのできる地域でもありま す。
「所得格差」と「学力格差」に密接な関係がある事は認識せざるを得ないが、「無知の連鎖」は、「貧困の連鎖」と、必ずしもリンクしない場合がある。
親の所得が高くても、「無知の連鎖」は、一生続くのです。 親の価値観が連鎖するからです。
その「無知の連鎖」を断ち切るのは、自分しかないのです。
ですので、「意識高い系」の人達などという揶揄した言葉は、存在しないのです。
「意識高い系」で当たり前です。
それより、無知な奴らを「老人系」と自ら名乗った方がいいのでは。。。と思います。 「老人」に失礼ですので、「意識もうろう系」とでも云うか。。。。
まあ、仕事なんて、会社に入ってさえしまえば、後は慣れで、何とかなるような、職種もたくさんあるが、給料を貰って、仕事をするレベルにあるの? お前、例え、会社に入っても、「給料ドロボー」って言われる、思ってしまう学生が、ゴロゴロしている。
—関連記事—
・保護者の所得は学力にどれほど影響があるのか? 非常に興味深い内容の記事を見つけましたので紹介します。
・児童・生徒の学力と親の年収と学歴について
4.大学を卒業して、どうしても「正規雇用者」になる。。。。という考え方。
同じ働くなら、いっぱいもらえて、首にならない方が良いに決まってますが、それができないなら、どうにかして、いっぱいもらえる方法がないのか。。。
それを卒業する前から考えて、自分のスキルプランを立てて、実行してみる気はないのか。
これは、三流大学、四流大学を卒業しようが関係ない。。。要は、本人が卒業後の長い自分の人生の設計、計画を立てて、マネジメントできるかどうかでしょう。
まあ、大学入試で、お勉強のできる子の特徴は、自分をちゃんとマネジメントできる子だといわれていますので、三流大学、四流大学の子が、ちゃんと自分をマネジメントできるかどうか、不安な要素でもありますが。。。。
会社の看板を背負って、言われたことをやるのではなく、自分のスキルを磨いて、1人でもやって行けるスキルを努力して身に着けようとしないのか?
例えば、技術系の仕事の場合、5年から10年位、会社員をしながら、仕事をおぼえて、独立するとか。。。当然のように、入る収入は、最初、少ないくて、不安定でしょうが、こんな道も十分ありです。
そして、当然のように、会社を辞めようとしたときに、仕事のできる奴は、必ず、止められますよ。 でも、仕事のできない奴は、止めてくれないでしょう。
止めてもらえない奴は、このまま辞めないで、ダラダラと会社に残っていた方が無難ですよ。
実は、大きな会社でも総合職の場合の方が、「つぶしが効かない」場合が多いのです。 他の会社が「部長」職で引き抜くのは、「顧客」を持っているからで、そうでなければ、あまり役に立たないのです。
【今までの経験上の感想】
私のお客様の会社で、専属で仕事をする外注業者という立場の「一人親方」たちが4,5人いますが、全員、高卒ですが、個人の年間の売り上げ額は、1千万円を超えています。
サービスなどの技術系の仕事ですと、メーカーの下請けに入れば、このくらいは、楽勝ではないが、頑張れば、これくらい稼げるにです。
また、事務職などでは、「正規雇用者」と「非正規雇用者」の入り混じった会社もたくさん訪問しているが、「正規雇用者」より「非正規雇用者」の方が、よっぽど仕事ができる人材がいる場合があります。
何十年いても、仕事のできないクズの「正規雇用者」は必ず、20人位いる会社でも数人は存在します。 こんな会社のほとんどは、入社試験もしないで人を採用するような会社で、当たり外れが大きすぎて、クズの「正規雇用者」が「仕事が忙しくて間に合わない」とほざき、それを補うために、「非正規雇用者」を雇う羽目になります。
この場合、クズの「正規雇用者」を追い出す行為は「ブラック企業」とは言わないと思うが、なかなか首にできないのです。
本当は、「正規雇用者」、「非正規雇用者」という括りの話ではなく、つまり、定年まで首に首輪をつけた飼い犬か、首輪のない野良犬かの話しで、独立して、分かりやすく言えば、自営業者(一人社長)になるような気概があれば。。。。という話をしたかったのです。
何だかんだ、「正規雇用者」ではなく、自分の看板で稼げるように努力できないんですか?と言いたいのですが。。。。。。
いかんせん、何だかんだ、会社に雇われて、社員になって、働きが良かろうが、悪かろうが、毎月、黙っていても給料を貰い、年に2回、儲かっていなくても、 ボーナスを出す会社に、なんとしても、入りたい。これって、本当に、当然の話なんだろうか? 親も同じ価値観しか持っていない。
みんな、同じ思いをしているからと言って、正しいとは限らない、通用しないと思うのですが。
会社なんて、入ってしまえば、特殊な仕事をする職業以外、みんな同じだから、「正規雇用者」と「非正規雇用者」間の格差をなくせと思っているのか?
もうとっくに、労働市場の自由化が進み、労働の機会は全体としては増えるが、雇い主は、「非正規雇用者」をどんどん採用して、「終身雇用」の雇用形態は、もう崩れてししまっているにも関わらず、日本独特の終身雇用を守れっていう事か? 誰が守るんだ?
5.近い将来、「雇用形態(正規・非正規)」か そんな問題ではなく、ロボットに職を奪われる時代が、近づいているように思います。
近い将来、ロボットに仕事を取られてしまい、仕事に就けなくなる時代が来る。
この先、あと、数十年で、人工知能とロボットが、発達すれば、知識階級の人間でも、職がなくなるような時代が来るといわれているが、親たちも、経験していないから、子供たちに伝えることができない状態でしょう。
知識やビックデータで問題が解決できる、体が無くても、頭脳さえあれば、役に立つ業種は、人間が必要なくなるでしょう。
また、ある程度の「頭脳」と「体」をセットで使う仕事は、「人工知能」だけではだめで、細かなレベルで人間並みの動きをする「ロボット」を作ることができなければ、難しく、この分野の職種が、人間にとって代わるタイミングは、ロボットを作る難易度から、かなり遅くなるでしょう。
ですので、人工知能の付いたロボットにとって代わる仕事が、どんな仕事か、考えなくても分かるでしょう。
50歳過ぎの労働者には、もうお終いですので、あまり考える必要はないが、20代~40代の労働者は考える必要のある事柄だと、確実に思います。
仕事は沢山あるが、自分のしたい仕事がない。。。ではなく、仕事は少なく、自分のしたい仕事はロボットに取られた。。。。という時代になってくる。
人工知能には敵わないが、ロボットより、単純作業ではなく、優秀な動きを要求される業種の仕事なら、少なくても、ロボットに仕事を取られることは、まだ、まだ先の話でしょう。
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