本日は、SIMフリーの無線LANルーターとSIMフリーのホーム用無線LANルターについて、いくつかまとめて記載してみます。
もう、UQやワイモバイルのポータブル無線LANルーターなんて、使わないだろうと思いますが、これらの端末でも、通信会社の縛りの無いSIMフリーの端末が出てきていますので、格安SIMをうまく組み合わせれば、FTTHなどの光回線などを引かなくても、お家で安く通信回線が使える環境が整っています。
一人者で、端末を持ち歩く必要があれば、どちらでも使えるポータブルの無線LANルーター端末、家に固定で置くなら、ホーム無線LANルーターと、今は選択できようになりましたので、用途に合わせて、通信料金を安くして運用することができますので、便利な時代です。
格安SIMを利用するので、場所によっては、スピードが出ない可能性がありますが、SIMフリーのスマホ端末を所有していれば、通信のスピードを予め、スマホで測定することもできますので、購入して、繋いでみたらスピードが出なかった。。。と後悔することも無いでしょう。
それでは、各端末の特徴について記載してみます。そして、最後に格安SIMについても、データ通信専用で、どんなものがあるのか、ちょっと紹介します。
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1.SIMフリーの無線LANルーター
<モバイルタイプの製品選択時のポイント>
普段、持ち歩いて使うなら、電池の持ちが良い、大容量のバッテリーを搭載した機種が良いのではと思います。 あとは、電池が自分で交換できれば、尚、可です。
家でも、家庭内ネットワークとしてパソコンと接続して使用する場合は、是非、NECの様な、クレードルがオプションで付けられる機種がベストではないでしょうか。 充電もできるし、クレードルから有線、無線でパソコンと接続してネットに接続することも可能で、とても便利ですよ。
1)Aterm MR05LN (NEC製)
2016年9月1日に発売されています。 店頭想定価格:2万7000円(税別)前後です。
値段はちょっと高価ですが、ビックカメラなどで、格安SIMとセットで購入すると端末の価格をぐっと安く買えます。
以前、私もUQの「WiMAX」で、クレードルを使って使用していましたが、Goodでした。
大きさ:約幅63×奥行き115×高さ11mm。重量115g。
【特徴・機能】
1)ふたつの周波数帯をたばねるキャリアアグリゲーション(2CA)に加えて、「2GHz」「1.5GHz」「800MHz」の3つの周波数帯をたばねる3CAをサポート。
2)nanoSIMカードを2枚挿入できる「デュアルSIM」対応
・サービスの異なる2枚のSIMを組み合わせて使うことも可能です(同時には使えません)。
3)「自動SIM切替」を採用
新たに、「通信量」「時間」「クレードル装着の有無」を判別し、事前設定に従って自動的にSIM切り替えを行なう管理機能「自動SIM切替」を採用
・SIMの切り替えはショートカットアイコンから簡単操作。「スムーズSIM切替」により、切り替え時間が、わずか10秒と大幅に短縮。
4)【マルチSSID】&【ネットワーク分離】機能
仮想的な2つのアクセスポイント名(SSID)をもうけ、それぞれ個別の暗号化設定を行える【マルチSSID】機能
5)高速なWi-Fi通信に加え、省電力で長時間通信が可能なBluetoothテザリングに対応。
6)カフェや駅構内などの「公衆無線LANスポット」に対応。
【スペック】
・連続動作時間は、Wi-Fi通信時約14時間、Bluetooth通信時約30時間。
・連続待受時間は、
休止状態の場合、Bluetoothリモート起動時約500時間、ボタン起動時約1250時間。
ウェイティングの場合、約40時間。
・バッテリー容量は、2500mAhに増加(バッテリー交換可能)。
・MR05LN専用クレードル(EX5Cクレードル):PA-MR05L-EX5C
充電もできるし、クレードルから有線(LANケーブル)で、パソコンと接続してネットに接続することも可能で、とても便利ですよ。
・Aterm MR05LN NEC サイト
http://121ware.com/product/atermstation/product/mobile/mr05ln/
※SIMサイズは、nanoSIM×2
—関連記事—
・NECが、国内4キャリアなどのバンドに対応したSIMロックフリーのLTEモバイルルータ「Aterm MR10LN」を4月8日より発売します。
2)「ARIA 2」
2016年12月2日、FREETELが、17時間連続通信が可能な SIMフリー Wi-Fiルーター「ARIA 2」を発売。 直販サイトFREETEL eSHOPおよび大手家電量販店で販売。
価格は、11,800円(税別)。
大きさ:110.0×66.0×17.0(mm)、重さ:110g。
<スペック>
ディスプレイ | 1.44 インチ |
チップセット | Qualcomm MDM9215 |
SDカード対応 | 最大32GB対応 |
通信方式 | [FDD-LTE] 1/3/5/18/19 |
[TDD-LTE] 41 (2595-2645MHz) | |
[W-CDMA] 1/6/19 | |
通信速度 | 下り最大150Mbps / 上り最大50Mbps |
無線LAN | IEEE 802.11 b/g/n (2.4GHz) |
同時接続台数 | 最大10台 |
USBインターフェース | USB 2.0 HIGH SPEED |
SIMスロット | 標準SIM x 1 |
バッテリー | 容量2300mAh / 連続通信17時間 |
バッテリーも取り外せますので、自分で予備を購入(1,980円(税抜))して交換することが可能です。
<特徴>
◆クラス最高の17時間連続通信。
◆全通信キャリア動作確認済み。
◆衝撃や傷から本体を守るシリコン保護ケース付き。
◆FREETEL SIMならAPN設定不要。
◆QRコードによるWiFi接続といった便利機能も搭載。
・「ARIA 2」 FREETELサイト
https://www.freetel.jp/product/wifi/aria2/
・FREETEL純正 ARIA 2用 バッテリーパック
https://www.freetel.jp/product/accessory/123.html
※SIMサイズは、標準SIMです。
※格安SIMを利用する場合、
全通信キャリア動作確認済みとなっていましたが、UQ WiMAXで契約のSIMカードはIMEI(製造番号)の番号帯による制限があるため、利用することができません。
3)「Mobile Wi-Fi E5577」 HUAWE製
2017年4月7日に発売されています。想定販売価格は9,980円(税別)、各家電量販店で購入することも可能です。 なんといっても、3000mAhの大容量バッテリーを搭載していますので、1日たっぷり使っても、大丈夫でしょう。
大きさ:96.8 × 58 × 17.3mm、重量:約112g
<HUAWEI Mobile WiFi E5577の主な仕様>
・画面 :1.45インチTFT
・バッテリー :3000mAhのバッテリーを内蔵。
・接続台数 :Wi-Fi接続10台 / USB接続1台
・SDカード :最大32GB
・LTE通信時の連続待受時間は約600時間、連続通信時間は約12時間
・別途USB On-The-Go(USB OTG)ケーブルを用意すれば、スマートフォンなど別のUSB機器に給電することも可能。
・Wi-Fi通信はIEEE 802.11a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)に対応。
・最大通信速度は300Mbps。
・USB端子(Micro B)を介したUSBテザリングにも対応。
■『HUAWEI Mobile WiFi E5577』 製品情報サイト
http://consumer.huawei.com/jp/mobile-broadband/features/e5577-jp.htm
※格安SIMを利用する場合、
国内ではNTTドコモ回線、ソフトバンク回線向けで、au回線での利用には向かないようです。
※SIMサイズは、標準SIMです。
microSIM、nanoSIMを装着する場合は、SIMサイズを変換するアダプターが必要です。
4)富士ソフト +F FS030W FS030WMB1
SIMフリー対応 ドコモ・au・ソフトバンク以外の格安SIMも使用可能です。
大きさ:17 x 12 x 4 cm; 重さ:272.16 g
■本商品の対応バンド(周波数帯)
・LTEバンド1:2.1GHz / バンド3:1.7GHz / バンド8:900MHz / バンド11:1.5GHz
・3Gバンド1:2.1GHz / バンド6:800MHz / バンド19:800MHz
2.SIMフリーのLTEホーム無線LANルーター
1)「Aterm HT100LN」
NECプラットフォームズが、SIMロックフリーのLTEホームルーター「Aterm HT100LN」を2017年8月1日に発売すると発表しました。
店頭予想価格は16,500円(税別)前後。取扱いは、MVNOや家電量販店などになります。
今までは、通信会社に縛られた端末しかありませんでしたが、ついに、SIMフリーの端末が発売されていますので、嬉しい限りです。
スピードは、光と比べるとそんなに早くは、無いが、通常、インターネットをするくらいなら、なんの問題もないでしょう。ただし、動画を家族揃って見る場合は、ちょとスピードが足りないと思います。
WAN側の回線にLTEを使用する方式のため、「モバイル無線LANルーター」と同じように、宅内の回線工事不要でインターネットの利用を開始できるのが、良いですね。
本体:130×130×37mm(幅×奥行×高さ)、重量:約200g。
<特徴>
・周波数帯 :
LTEはバンド1(2GHz)/バンド19(800MHz)/バンド26(800MHz)に対応。
・電源 :ACアダプター方式のみですので、持ち歩くことはできません。
・通信速度 :LTE回線では受信時最大150Mbps、Wi-Fiでは最大433Mbps。
・搭載スロット :nanoSIM用で、対応SIMカードを装着することで通信が可能に。
・Wi-Fi接続通知機能 :
あらかじめ設定したWi-Fi端末が、設定した条件でAterm HT100LNに接続されると、スマートフォンアプリやメールで通知をくれる「Wi-Fi接続通知」機能を搭載。
※接続確認済みのLTEサービスリストを8月1日より製品情報サイト「Aterm Station」にて公開予定です。
・LTEホームルータ「Aterm HT100LN」 NECサイト
http://121ware.com/product/atermstation/product/mobile/ht100ln/
2)「novas HOME+CA FREE」
2017年8月3日、
シンセイコーポレーションが、SIMフリーLTEホームルーター「novas HOME+CA FREE」を8月9日(水)より発売すると発表しました。
<スペック>
サイズ | 約130(W)×69(D)×162(H)mm |
---|---|
重さ | 約317g |
カラー | ナチュラルウッド / ピンク |
通信速度 | 下り(受信時)最大:262.5Mbps 上り(送信時)最大:50Mbps |
Wi-Fi | 5GHz : 802.11a/n/ac, 2.4GHz : 802.11b/g/n |
テザリング機能 | 16台(SSID×2×8台)※2.4GHz/5GHz同時利用可 |
通信方式 | FDD LTE:B1/B19 |
SIMサイズ | microSIM |
※取扱店は、ビックカメラ、ソフマップ、コジマ、ヨドバシカメラ、IIJmioなど。
・シンセイコーポレーション 商品サイト
http://www.shinseicorp.com/wimax2plus/novas_homeplusca/
・IIJ 商品サイト
https://www.iijmio.jp/device/shinsei/novas_home+ca_free.jsp
3.データ通信専用のSIM
MVNOの「格安SIM」を使った通信サービスは、WiMAXやワイモバイルなどの通信サービスに比べて、メリットもあります。
1)WiMAXやワイモバイルには3日間で利用できる通信容量に上限があるが、「格安SIM」の場合、制限がありません(もちろん月の容量制限はあるが)。
2)WiMAXやワイモバイルは通信サービスが限定される場合が有るが、ドコモのLTE/3G回線を利用している「格安SIM」では日本国内の殆どの地域で通信が可能です。
3)MVNOの「格安SIM」の場合、契約期間の縛りが、無いか短い。
MVNOのデータ通信専用のSIMでしたら、大体、3GB/月で1000円前後です。
私のお勧めは、IIJmio高速モバイル/Dサービスでしょうか。
容量大き目で、10GB/月で2,560円(ファミリーシェアできるプラン)
1)IIJmio高速モバイル/Dサービス
2)NTTコミュニケーションズ(月ではなく、1日110MB、170Mのコースもあります)
3)楽天モバイル
4)DMM mobile
5)ニフティの格安スマホ「NifMo」
6)ゲオ×OCN SIM
7)au回線を使った格安SIM・スマホの「mineo」
8)UQ mobile の通信容量を大幅増量!
上記、8つのMVNOの通信容量(月)と料金を記載していますので、検討材料にしてみて下さい。
—関連記事—
・【お勧め商品】「TP-LINK」のWi-Fiルーター「Archer C9」をちょっと紹介します。2016年6月から日本国内での販売を開始しています。
・TP-Linkが、PLCに対応した無線LANアクセスポイントとPLCアダプターをセットにしたWi-Fiエクステンダーキット「TL-WPA4220KIT」を12月7日に発売
・シンセイコーポレーションが、SIMフリーLTEホームルーター「novas HOME+CA FREE」を8月9日より発売すると発表
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・MVNO各社の格安SIMが、高速データ通信量の増量を続々と発表
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