2015年2月、
コンピューターの買い替えでは無く、Microsoft社は、次期OS「Windows 10」への無償アップグレードを「Windows 8.1」、「Windows 7」ユーザーなどに提供すると発表しました。
▮Windows XP、Vistaは、どうなるの? 自分でOSを購入すれば良いだけです。
この記事、未だにアクセス数が多いのですが、何故? 多いのか。。。。。
それは、今使用しているパソコンに新しいOSを入れた時に、ちゃんと動くのか? でしょう。
■Windows XP、Vistaは、もう、とっくに延長サポートが終了していますので、選択肢は、「Windows 10」しか無いと思うのですが。。。何を迷う必要があるのか?
<全体目次>——————————-
1.OSだけ入れ替えて、何とか使えないものか。。。と云う思惑。
2.各OSのサポート期限
1)各OSの状況
3.Windows OSの変遷とCPUについて
1)OSの変遷
2)各OSの特徴
3)Windows 10 動作環境
4.Windows XPから、Vista以降の機能的な変化は多数あります。
1)セキュリティ関係の変化では
2)メールソフトについて
3)無線LAN接続設定 機能
4)性能を評価できる「パフォーマンスの情報ツール」
5)グラフィックボードの能力を積極的に使用する
5.「Windows XP」、「Windows Vista」の身の振り方
1)「Windows XP」なぜ? 使っちゃいけないのか?
2)Windows XPのパソコンの場合
3)Windows Vistaのパソコンの場合
4)パソコンを捨てて、iOS又はAndroid、Windowsなどの「タブレット端末」を購入する。
6.「Windows Vista」ユーザーでしたら、こんな「荒技」も使えます。
7.いっそのこと「Mac」にしてしまう
8.Macに「Windows 10 Technical Preview」 版をBoot Campを使ってインストールして使う
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1.OSだけ入れ替えて、何とか使えないものか。。。と云う思惑。
無償アップグレード対象外のOS:Windows XP、Vistaから、Windows 7、8 、10、11にOSを入れ替える時に、どちらにするか? 検討してみましょうと云うより、知りたいのは、今のパソコンにOSだけ入れ替えて、使えるだろうか? でしょうね。
判断基準は、当然ですが?
現在、使用しているサポート切れのパソコンが、「Windows 10」を入れてもまともに動くのか?ということぐらいです。
要は、パソコン(ハードウエア)の性能次第です。
▮ハード的にWindows XP、Vistaで重ければ、Windows7でも8でも10でも、重いのは変わりません。
Vistaを除き、7,8、10を並べると、「Windows 10」の方が、メインメモリさえ確保されていれば、むしろ軽いかもしれません。以前までは、バージョンが上がると重くなっていましたが、「Windows 10」は違います。
但し、「Windows 10」自体、64Bit版が主流です。
<後の祭りの出来事>
2015年1月21日、Microsoftは「Windows 10」への無償アップグレードを「Windows 8.1」、「Windows 7」ユーザーなどに提供すると発表しましたので、ちょっと、様子が変わってしまいました。 つまり、 「Windows 7」、「Windows 8.1」を使っていれば、「Windows 10」が無料で手に入ると云う事です。 「Windows 10」は、2015年7月29日より無償提供開始(期限は1年間)すると発表されています。
しかも、この期間に一度「Windows10」にアップグレード後、元のOSに戻している場合、「Windows 10」でのライセンス登録がなされている為、無償提供期間が過ぎても、再度、無償で「Windows 10」使えたのです。
つまり、新しいOSをタダで使えたのですが、これを逃してしまったトロい人が、大勢います。
—関連記事—
・7、8の顧客に1年間無償で提供されて、Windows 10で終わりと云われているが、10の更新プログラムが、この先、無償で提供されるのか?
・Windows 10を無料で使用する簡単な方法
・「Windows 10」の無償アップグレード権だけを確保して、期限後に「Windows 10」に無償移行する方法?
1)「Windows 10」の場合、OSの入れ替えのポイントは、下記の2つ
(1)メインメモリ
今使っているマシンに「Windows10(64Bit版)」を採用できるか、できるなら、メインメモリを増設して、8GB以上搭載できるかにかかっています。
以前のOSでは、32Bit版でしたので、メインメモリをいくら積んでも、3.4GBしかメモリ空間として認識できませんでしたが、64Bit版の「Windows10」では可能で、4GBではちょっと完全に足りません。なぜなら、「Windows10」を起動してデスクトップを表示した状態で2GB使用していますので、8GB以上必要でしょう。
もし、マシンはそのままで、OSだけ「Windows10(64Bit版)」を入れ替えるなら、メインメモリを8GB以上増設できるかどうかにもかかっています(増設可能かどうかです)。
マシン自体(マザーボード)が、64Bit版に対応しているかどうか確認する必要もあります。
(2)CPUの性能
結論から先に言えば、いま使用しているパソコンのCPUの性能が、
・IntelのCPUで言えば、Corei3以上か?
・メインメモリを増設(容量の大きいのに入替え、増設も含めてどちらか)できるかどうか?
・マザーボートが、64Bit版の「Windows10」に対応しているかどうか?
・CPUの性能が低くても、ストレージをHDDからSSDに変更できるか?コンピューターの性能はCPUので、大体、決まり、どういじっても、重いままの状態が、変わらなければ、買い替えをお勧めします。
安いからと言って、低スペックのパソコンを購入すると、たいして使わないユーザーに限って何年も使えるものだと、勘違いしていますが、そこが甘いのです。
たいして使わない人に限って、平気で5年以上使えると考えていますが、そうは行かないのです。なぜなら、OSもパソコンも進化していますので、低スペックのパソコンでは、途中でOSを入れ替えても、性能が低いため、使えなくなるのです。
人間と同じです。 「切磋琢磨」しない人間と同じ目に遭うのです。
デスクトップのパソコンでしたら、性能の良い「CPU(人間で云えば頭脳)」は変更できますが、ノートPCや、ましてはタブレットでは入れ替えは無理でしょう。
CPUの性能で云えば、最低でもIntelならCore i3以上でしょう。
ですので、これより、低スペックのパソコンや性能(メモリやストレージ)をアップできないのなら諦めて新しいのを購入した方が良いでしょう。 安くて、ある程度の性能のパソコンはいくらでも有ります。
<追記> 2019年10月
どうしても、古いサポートの切れたOS(Windows XP)など、アプリが動かなくなる事を理由に使い続けたい方には、良い方法があります。
もちろん最新のOS(Windows10)の入ったパソコンが必要ですが。
あくまでも「Windows 10」上で、「仮想マシン」を構築して「Windows XP」を動かすのです。
—関連記事—
・「Windows 7」のサポート期限が来年1月に迫っていますが、どうしても「Windows XP」、「Windows 7」を使い続けたいと考えている方向けの情報
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そこで、現状のOSを乗り換えるには、どんな事を判断する必要があるか。。。。です。
2.各OSの個人向けサポート期限
1)各OSの状況
・Windows Vista :延長サポート 終了日 2017年4月11日
・Windows 7 :延長サポート 終了日 2020年1月14日
・Windows 8.1 :延長サポート 終了日 2023年1月10日
・Windows 10 :延長サポート 終了日 2025年10月
・Windows 11 :2021年10月5日 リリース
2)「Windows XP」の場合、2014年4月でサポートが切れて対象外です。
購入当時、高スペックなマシンでしたら、なんとか、Windows 7、8 、10にOSを入れ替える事が可能(但し、メインメモリ4GB以上必要)ですが、それ以下の性能の場合は、捨てるか、無償のOS「Linux」でも入れて使用して下さい。
・「Windows XP」は、2014年4月でサポートが切れてしまいましたので、対象外です。
3)「Windows Vista」の場合、2017年4月でサポートが切れて対象外です。
購入当時、高スペックなマシンでなく、ミドルクラスのマシンでも、Windows 7、8 、10にOSを入れ替える事が可能(但し、メインメモリ4GB以上必要)。
・「Windows Vista」は、サポート期限は2017年4月ですが、重いもなかなか解消しませんし、無償アップグレード対象外です。
4)「Windows 7」の場合、2020年1月14日でサポートが切れて対象外です。
購入当時、高スペックなマシンでなく、ミドルクラスのマシンでも、「Windows 10」にOSを入れ替える事が可能(但し、メインメモリは、Windows10の32ビット版で4GB、64ビット版で8GB以上必要)。メモリをちゃんと増設できるようになっているか?です。
Windows 7も8もたいして違わないなら、延長サポートの長い「Windows 10」の方が良いと云う考え方も、十分ありです。
5)「Windows 8.1」の場合、2023年1月でサポート切れです。
「Windows 8」のユーザーは、「Windows 8.1」に移行する必要があります。「Windows 8」はサポート切れです。
3.Windows OSの変遷とCPUについて
1)OSの変遷
98——->Me—->XP—————–>Vista—–>7——–>8—->8.1—->10(2015年7月29日より提供開始)—->11
<インテル(intel)のCPUの上位クラス>
ペンティアム—->Core 2Duo —————> Core i3、i5、i7、i8
(Vista、7の当たりから、ブラウザ(IE)が、CPUでなく、「GPU」を使用する様になる。つまり、ブラウザの抽画処理をグラフィックボードが担当)
パソコンを購入する時、一番、重要なのは、このCPUの性能です。安いパソコンに飛びつかないで、CPUの性能を考えて下さい。
ここをケチると、長く使用できません(。。と云うより、重くて使い物にならなくなる)。
OSのバージョンが上がる度に、マシンの性能も要求されてきます。
最低でも、Core i3、i5です。そうすれば、何とか5年は使えるでしょう。
2)各OSの特徴
(1)Windows Me
Windows XPのプロトタイプで未完成品だった?。 使用不可です
(2)Windows XP 使用不可です
まだ使えるが、もうシステムが古すぎる。 新しい「脅威」に対応できない。。。。。使用不可です。 LANケーブルを切断して、スタンドアロンで使用するなら、100万年でも使用できますが。。。。。オワコンです。
(3)Windows Vista 使用不可です
性能の良いPCならちゃんと動く、ハードのスペックとOSのスペックが合っていないだけ。
新機能を盛り込んだOSですが、性能の足りないハード(パソコン)のせいで、ダメとか重いと言われてしまったOSです。
ですので、Vistaでそこそこ動く、例えば、インテルのCPUで云えば、「Core 2 Duo」8000番台クラスでしたら、Windows 7でも8でも10でも、軽快とは行きませんが、十分動作します。
何故か? Windows8、10は、CPUが非力なタブレットでも動作するように、軽くできています。以前の様にバージョンを上げると、ガクンと重くなることは、なくなっています。
パソコンを購入する時は、必ず、「CPU」をチェックしましょう。
2015年8月現在でしたら、インテルのCPUで云えば「Core i5」以上のパソコンです。
安いからと言って、CPUの性能の低い物を購入してしまうと、OSのバージョンアップで買い替えが必要になり、結局、「安物買いの銭失い」になってしまう事を覚悟です。
(4)Windows 7 延長サポート 終了日 2020年1月14日 使用不可です
基本的にVistaと同じですが、ダメだった点が改良されています。
そして、「Windows 8」がリリースされましたが、不要な機能が多い為、全然、「Windows 8」への乗り換えが進んでいなく、ユーザー数が一番多いOSです。
Windows10がリリースしている現時点で、ユーザーには見えない部分、セキュリティ上の堅牢さは、「Windows 10」と比較して、かなり低いでしょう。
(5)Windows 8、8.1 延長サポート 終了日 2023年1月10日
デスクトップPCではなく、タッチパネルとして使う「タブレット」仕様の機能が、前面に出てしまい、デスクトップで使用する時、非常に使いにくい、UIになってしまった。
両方の機能が付いているPCであればOKですが、例え、デスクトップPCにタッチパネル機能の付いた画面を付けても使用しないでしょう。
2014年4月、8.1のアップデート版がリリースしました。マウスとキーボードで操作しやすい様に改良されています。前より、ましになりました。。。。。
Windowsを前から使いこなしている方は、メトロIU(スタート画面)とデスクトップ画面の2つが有るので、ちょっと混乱しますが、使ったことのない人は、別に2通りの使い方ができるだけですので、別に困らないはずです。
・Windows 8にスタートメニューを追加できるアプリ「Start Menu 8」の最新版v2.0を公開
後は、Windows7よりも、カーネル部分が、軽くなっていますので、Windows7から「Windows 8」に載せ替えても、そんなに重くなることは無いでしょう。
(6)Windows 10
これはもう、「Windows 7」、「Windows 8.1」を使っていれば、「Windows 10」が無料で手に入ると云う事です。そうです。「Windows 10」は、予想より早く、2015年7月29日より提供開始ですので、どうするか?、と云う事になります。
基本、「Windows 7」、「Windows 8.1」が、無難にと云うか、CPUはインテルの Core i3、i5 程度の性能が有れば、全然、問題なく動くでしょう。
重くなるだろうと、ビクビクしている方も多い事と思います。
考えてみて下さい。 タブレットでも「Windows 8.1」や「Windows 10」は動く様に作っているんですよ!! 以前の様にアップグレードしたら、重くて使い物にならないくらいOS自体が重くなる事は無いと思って良いと思います。ですので、「Windows Vista、7、8」でちゃんと動いていれば、「Windows 10」でもちゃんと動きます。
但し、「Windows XP」で、ちゃんと動いていないパソコンは、「Windows 10」は、ほぼ無理!!ですので。。。。諦めて下さい。(CPUがインテルの 「Core 2Duo」の8000番クラスだと、何とかなります。)
いつも、パソコンを購入する方に言うのですが、「たいして使わないからと言って、安いパソコンを購入すると、OSがバージョンアップすると、パソコンごと交換(購入)しないと、ただの「箱」になってしまいますと。。。。。」後の祭りです。
パソコンの様な進化の速い商品は、「安物買いの銭失い」になるのは必然ですので注意です。
—関連記事—
・7、8の顧客に1年間無償で提供されて、Windows 10で終わりと云われているが、10の更新プログラムが、この先、無償で提供されるのか?
・Microsoft社が、PC、タブレット向けの「Windows 10」を2015年7月29日より提供開始すると発表
3)Windows 10 特徴と動作環境
<Windows 10の特徴>
■もう、10以上のバージョンは無いということ。ーー>Windows11が出てしまいました!
■Windowsアップデートが、自動で強制的に実施されるようになった。そして年に2回春と秋に大型アップデートが実施されます。ーー>2022年4月現在、年1回に変更になっています。
■現在、タブレット側で使用する機能のアップデートが大量に続いていて、余り関係のないデスクトップで使用しているユーザーにとっては、関係のないアップデートが多すぎて、うっとうしいのです。たまに、パッチにバグがあり、不具合を起す。
■セキュリティに関しては、もう市販のセキュリティソフトを購入してインストールしなくても、アップデートを素直に実施して、Microsoft社のWindows標準の「ディフェンダー」にまかせていれば大丈夫でしょう。
後は、UIは、確かに変わりましたが、そんなのは変わったうちには入りません。色々な操作は慣れればいいだけの話ですので、問題外です。
■Windows10は、64Bit版が主流ですので、メインメモリが4GBくらいでは、完全に足りないです。電源を入れて起動後、すでに2/3くらいメモリを使用していますので、最低でも8GB以上必要でしょう。
■【Amazon.co.jp限定】 Microsoft Windows10 Home 64bit 日本語版 DSP版
バッファローLANボード LGY-PCI-TXD 付属
<動作環境>
- プロセッサ : 1 ギガヘルツ (GHz) 以上のプロセッサまたは SoC
- メモリ : 32 ビット版では 2GB、64 ビット版では 4GB
- ハード ディスクの空き領域 : 32 ビット版 OS では 16 GB、64 ビット版 OS では 20 GB
- グラフィックス カード : DirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー)
- ディスプレイ (画面解像度) : 1,024 x 600
私の場合、「MacBook Air 13インチ」に、Boot Campを使って「Windows 10 Technical Preview」 版を入れて使用していますが、これが、なかなか、Goodなんです。(MacBook AirのCPUは、インテルの「Core i5」と高性能ですので、当然ですが。。。)
—関連記事—
・MacBook Airに、Boot Campを使ってWindows 10 Technical Preview 版を入れてみる
次のページは、Windowsの各バージョンに機能的な変化について
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