OSのアップデート

Appleが、MacのOS「macOS High Sierra」を無料アップデートとして提供開始しました。

2017年9月26日、
Appleが、MacのOS「macOS High Sierra」を無料アップデートとして提供開始しました。

最近のMacのOSは、Windowsと違って、基本、無料です。 Microsoftと違って、このOSはAppleのパソコンでしか使えませんので、当たり前といえば、当たり前です。

今回のバージョンは、おー!っと叫ぶ、新機能はありませんが、地味に、結構重要な更新も含まれているようですので、めんどくさいですが、アップデートをしましょう。

Windows10は、タブレット側で使用する機能のアップデートが多くて、デスクトップで使用しているユーザーは、大迷惑です。 殆ど、使いもしないアップデートがしょっちゅう入ってきて、おまけにバグまで入ってくるので、本当になんとかしてほしいものです。


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新機能
1)新しいファイルシステム「Apple File System」を採用
大容量ストレージのサポートに加え、性能/安全性/信頼性を高めた。

複数ファイルやディレクトリの複製といった一般的なタスクをほぼ一瞬で完了させられるほか、停電やシステムクラッシュからのデータを保護する機能なども搭載(現時点ではSSDストレージのMacにのみ対応し、Fusion Drive、HDDのMacは未対応です)。

 

2)4K向けに新しいビデオエンコーディングを採用。
High-Efficiency Video Coding(HEVC)のサポートで、HEVC(H.265)に対応し、旧来のH.264から容量を40%削減しつつ、4Kへの最適化が図られた。

新しいiMacおよびMacBook Proでは、HEVCのエンコーディングおよび再生がハードウェアアクセラレーションで行なわれ、省電力化を実現した。

 

3)グラフィックスAPIであるMetalは「Metal 2」に進化。
音声認識や自然言語処理、コンピュータビジョンなどを機械学習によってサポート。
APIの改良によって性能も向上し、UnityはEPIC、Valveといった開発者各社の今後のアプリケーション開発に活用できる。また、Thunderbolt 3接続のGPUも対応する。


4)新たに機械学習向けのフレームワーク「Core ML」を搭載。

CNN(畳込みニューラルネットワーク)やRNN(再帰型ニューラルネットワーク)に対応し、ローカルデバイス上でさまざまな計算や処理が行なえる。


5)仮想現実(VR)のサポート

VRコンテンツ制作を初めてサポートし、これにより没入感のあるゲーム、3Dコンテンツ、VRコンテンツをMacで開発できるようになります。

年末に向けて、Final Cut Pro Xが、プロ向け360度VRワークフローに対応予定で、Macで360度ビデオの読み込み、編集、書き出しが可能になります。


6)「写真」アプリケーションのアップデート

  • 常に表示されるサイドバー、新しいフィルターや選択ツールなどにより、写真を素早く簡単に取り扱えるようになります。
  • 新しくなった編集用のインターフェイスには、コントラストを微調整するためのカーブ、指定した色域で調整を行う選択的カラーなどが含まれます。
  • Live Photosで、ループ、バウンス、長時間露光のような面白い効果を付けて加工したり、異なるキー写真を選んだりできるようになります。
  • PhotoshopやPixelmatorなど、他社製の画像エディターその他のアプリケーションを「写真」アプリケーションから起動できます。編集結果は写真ライブラリに自動的に保存されます。
  • 他社製のプロジェクト機能拡張のサポートにより、「写真」アプリケーションから直接、Shutterfly、WhiteWall、Wix、ifolor、Mimeo、Mpixが提供する印刷·出版サービスを利用できます。

このほか、「メール」アプリ、「iCloud」、「Safari」、「Touch Bar機能」の強化・改良などが実施されています。

サポート対象
・Mac Pro (Mid 2010) 以降
・MacBook (Late 2009) 以降、MacBook Pro (Mid 2010) 以降
・MacBook Air (Late 2010) 以降
・iMac (Late 2009) 以降
・Mac mini (Mid 2010) 以降

 

追記> 2017年10月1日
Adobe Illustrator」と「Adobe InDesign」が、「macOS High Sierra」で正常に動作しないと報告しています。

ユーザー側で対処できることは、ほとんど無いので、もしこれらのアプリを利用しようと考えている場合は、OSのアップグレードは少し様子見したほうがいいと思われます。

 

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