本日のお題は、2つ。
■「Windows 10」いつまで使えるの? サポートは?です。
■Windows 10 バージョン2004からは、OEM用32bitビルドが提供されないことが明記
AppleのMacなどは、このようなメンドクサイことは、ほぼ無いのですが、Windowsの場合は、この辺をちゃんと認識して使用する必要がありますので記載します。
1.「Windows 10」いつまで使えるの? サポートは?です。
Windowsと云うOSを10年以上使っていても、この「Windowsアップデート」の何たるかも認識できていない方が、世の中に呆れるくらい沢山いるのです。
「Windowsアップデート」って何? という方は、自分で調べてください。そこまで面倒をみれませんので。
更に、「Windows 10」になって、以前の「Windowsアップデート」と違うと言う事を認識して下さい。
■今までの「Windows」では、バージョン(例えば、XP、Vista、7、8)毎に
・メインストリームサポートは、発売後5年間。
・延長サポートは、メインストリームサポートの期限が切れてから5年間と設定されていました。ですので、トータル10年間くらいは、新しいバージョンを購入しなくても使えました。
■メインストリームサポートと延長サポートの違いは?
簡単に言えば、延長サポートではセキュリティ関連のアップデートしか提供しないと言う事です。
「Windows 10」以上のバージョンは、もう無いが、永久にサポートを受けられると勘違いしないでください。
「Windows 10」の提供が「Windows as a Service」というコンセプトで行われているためです。このコンセプトを額面通り受け取るとWindows 10 を一度購入すれば、半永久的に無償でアップデートを受けられるということになります。
しかし、半永久的は永久とは違います。単純に永久的なサポートが受けられると受け取ってはいけません。永久的なサポートを受けるためには条件があるのです。
■「Windows 10」 の場合、大型アップデートが、年に2回行われます。
この年2階の大型アップデートによってバージョンを最新のものに更新することが、サポート期間を延長するための条件です。
ですので、メンドクサイのですが、ちゃんと、年に2回(春と秋)の大型アップデートを実施しておかないと、サポート切れのOSを使っている事と同じ状態になります。
2019年4月時点の基本ルールは、機能更新プログラム(大型アップデート)の適用から18カ月サポートされる(セキュリティ更新プログラムが提供される)ということになっています(EnterpriseやEducationは9月の更新プログラム適用後は30カ月)。
エディション | 3 月 の機能更新プログラム | 9 月 の機能更新プログラム |
---|---|---|
Windows 10 Enterprise、 Education | リリース日から 18 か月間サポートされます。 |
リリース日から 30 か月間サポートされます。 |
Windows 10 Pro Windows 10 Pro Education Windows 10 Pro for Workstations Windows 10 Home |
リリース日から 18 か月間サポートされますが、ユーザーの設定によっては、最新の機能更新プログラムが利用可能になったとき、自動的にデバイスにインストールされる場合があります。 |
リリース日から 18 か月間サポートされますが、ユーザーの設定によっては、最新の機能更新プログラムが利用可能になったとき、自動的にデバイスにインストールされる場合があります。 |
* 機能更新プログラムは、3 月と 9 月をリリース予定日として、年 2 回リリースされます。
<リリース始めからのライフサイクル>
Windows 10 のバージョン履歴 | 提供日 | Home、Pro、Pro Educationのサービスの終了 |
---|---|---|
Windows 10 Version 1909 | 2019 年 11 月 12 日 | 2021 年 5 月 11 日 |
Windows 10 Version 1903 | 2019 年 5 月 21 日 | 2020 年 12 月 8 日 |
Windows 10 Version 1809 | 2018 年 11 月 13 日 | 2020 年 11 月 10 日 |
Windows 10 Version 1803 | 2018 年 4 月 30 日 | 2019 年 11 月 12 日 |
Windows 10 Version 1709 | 2017 年 10 月 17 日 | 2019 年 4 月 9 日 |
Windows 10 Version 1703 | 2017 年 4 月 5 日 | 2018 年 10 月 9 日 |
Windows 10 Version 1607 | 2016 年 8 月 2 日 | 2018 年 4 月 10 日 |
Windows 10 Version 1511 | 2015 年 11 月 10 日 | 2017 年 10 月 10 日 |
Windows 10 Version 1507 (2015 年 7 月にリリース) |
2015 年 7 月 29 日 | 2017 年 5 月 9 日 |
■自分が、今、どのバージョンを使用しているか、ちゃんと確認してください。
確認方法は、スタートメニューから「設定」–>「システム」画面を表示して、左ペインの「バージョン情報」で、使用中のバージョンと0Sのビルド番号を確認できます。
この「機能更新プログラム」をちゃんと受け付けている(インストールしている)限りはサポートが切れることはないと言う事です。
ですので、2020年5月現在でしたら、 Version 1909になっているはずですが、古いバージョンの場合、回線をネットに接続していれば、バックグランドでアップデート準備が順次行なわれますので、途中で、回線を切断しないで、ほっておきましょう。
自分で、アップデートの確認をする場合は、スタートメニューから「設定」–>「更新とセキュリティ」画面を表示して、左ペインの「Windows Update」をクリックすると、最新常態か、確認できます。 更新プログラムがあれば、ボタンをクリックすれば、自分で更新できます。
このように、ほっておけば、自動でアップデートしてくれる仕組みになったのですが、インターネット回線を接続していなかったり、パソコンを何か月も電源を入れていない場合は、当然ですが、アップデートされませんので、自分で確認する必要があります。
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2.Windows 10 バージョン2004からは、OEM用32bitビルドが提供されないことが明記
<追記> 2020年5月
Windows 10 バージョン2004からは、OEM用32bitビルドが提供されないことが明記されました。
OEM向け「Windows 10」で32bit版の提供を終了すると言う事です。
Windowsを10年以上使っていても、32bit版と64bit版の違いや、自分がどっちを使用しているのかも認識できていない人が、これも、世の中に呆れるくらい沢山いるのです。
64bit版にできない、困る人は、古い「ゲーム」をしている小僧くらいで、他の人は、32bit版から64bit版にしても何も困らないでしょう。
OEMとは?
Windowsは、AppleのMacの様に、自社でOSとPCを両方作っている会社ではありません。PCメーカーにOS(Windows)を提供しています。ですので、Microsoft社以外のPCメーカーのパソコンに入っているWindowsをOEM版と云います。
その他、「DSP版」というのもあります。 これは、自作PCなどに入れて使えるようになっています。 DSP版は「自作パソコン用OEM版」で、パーツなどとセットで販売されています。
ちなみに、「Windows10」の32bit版は、無償で64bit版を入手できます。
私などは3台のPCのOSを64bit版に入れ替えました。
■なぜ、入れ替えたか?
「Windows 7」32bit版などから、「Windows10」に無償でアップグレートしたパソコンは、32bit版のままでしょう。そうです、Windows10にアップグレードしても32bit版のままですのでメインメモリをいくら積んでいても3.4GBしか領域を使えません。 ですので、どんなに頑張っても、すぐに重くなります。
しかし、64bit版に入れ替えると、メインメモリ空間を3.4GB以上使えるようになりますので、4GBしか積んでいない場合は、自分で増設して、倍の8GBくらい積むと重くなるのを解消することができます。タスクマネージャーで確認すると分かります、PC起動時に、すでに2GBくらい使用していますので、4GBでは足りないのです。
「おもい」を解消する為の「小細工」をするよりも、
「Windows10」32bit版から64bit版に、無償で入れ替えて、メモリを8GBくらい積むと、重くなるのを簡単に防止できます。ついでに、ストレージをHDDからSSDに入れ替えると、一層、効果があります。 Windows7時代のパソコンでも、全部とは言えないが可能だと思います。
特に、インテルのプロセッサー「 Core i3、i5、i7」などの高性能なCPU搭載のパソコンでしたら、効果が大きいでしょう。
64bit版にするには、もう一つ条件がありますので、詳細は下記の記事を参照してください。
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