14.人工知能

映画「ターミネーターGENESIS(ジェネシス)」が面白い、でも、現実の未来を考えると、こんな日が来るようで怖い。

久しぶりに、劇場で映画「ターミネーター GENESIS(ジェネシス)」を観てきましたが、これが面白い、でも、現実の未来を考えると、こんな日が来るようで怖い。 『ターミネーター:ジェネシス』は2015年7月10日公開です。 

でも、このような「ターミネーター」のようなロボットが出てくるのが怖いのはなく、人間の「知能」を遥かに超えると云われている「人工知能」の出現です。

映画の方は、2009年公開『ターミネーター4』の続編という形ではなく、シリーズ全体を再構築したリブート作品になります。 ジェネシス(再起動)です。

登場するのは、T-800、T-1000、T-850、それに、人を洗脳し乗っ取ることが出来るナノロボットT-5000など新たなターミネーターも作品に加わっています。 新・旧のロボットが登場します。

また流行ってきた「人工知能」の話題に、とても「タイムリー」な映画です。
ただ、今回は、タイムマシンまで出てきて、時間軸まで、数回変わるので、ちょっと厄介です。

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1.技術的特異点(シンギュラリティ)

映画では、「GENESIS」と云うアプリが起動する事により、サイバーダイン社のスカイネットが支配するきっかけを作ったように設定されています。この作品を見ていると、現実社会の中で、いつ、「技術的特異点(シンギュラリティ)」が訪れ、人類の知能を超える、究極の人工知能が誕生するのかと云う点です。

こんな日、2045年問題(コンピューターの能力が、人間の脳の能力を超えると云われています)は、目前に迫っています。

1)こんな日とは、どんな日か?

おりしも、「Windows10」と云うOSがMicrosoft社より、リリースされるタイミングに来ていますが、現実社会でも、映画の様に、このようなタイミングで、人工知能に支配される時代が来ないだろうか? ちょっと、「恐ろしいな」と云う気持ちが湧いてきます。
「Windows10」に搭載されている「Cortana(コルタナ)」は、まだ、人間で云えば、子共でようですが、この先、どうなるかは? 分かりません。

皆さん、あまり、便利さを享受していないせいか、使用していない方の方が多いのですが、Appleの 「Siri」 や Google の 「Google Now」、Microsoftの 「Xbox」、Windows10に搭載予定の「Cortana」は、クラウド型の人工知能です。

多分、大勢の人が、話しかければ、かけるほど、ビックデータとして、コンピューターに情報が蓄積されて、物を販売する企業に役立つ情報が蓄積されるようになります。

話しかける本人は便利でしょうが、このように利用されているとは、ほぼ、「認識」できないでしょうね。そこが怖い所なんですが、「自分」に危害がかからないと、「怖さ」を認識、学習できない方が、殆どですので、世の中に浸透するのは、時間の問題でしょう。

 

2.色んな会社で、人工知能の開発が進んでいます。 秘密にしている企業もあるようです。

1)海外では

「Amazon Web Services(AWS)」をベースにしたAmazonの「Echo」も、Appleの 「Siri」 や Google の 「Google Now」、Microsoftの 「Xbox」、Windows10に搭載予定の「Cortana」 のようなクラウド接続の人工知能を利用した会話型エージェントですが、現実の世の中でも、このように人工知能が大流行しています。これから、増々このようなサービスが出現して、性能が上がって行くでしょう。

海外では、やはり、Googleが、圧倒的な資金と人材を集めて研究しています。しかも「量子コンピューター」の開発も同時に行っています。 人工知能の発達に欠かせない、次世代の頭脳 それが、「量子コンピューター」です。 もう、ノイマン型のコンピューターではありません。

(1)MicrosoftのWindows10に搭載予定の「Cortana」

「Cortana」は元々、Microsoftがスマートフォンなどに搭載する音声アシスタント機能を指す。 そうです、Appleが「iOS」に搭載する「Siri」に相当するものでした。

ところが、2015年7月13日(米国時間)、
Cortanaの名前を冠したデータ分析クラウド「Cortana Analytics Suite」を発表、この「Cortana」を同社のデータ分析サービスに関する「ブランド」としても使い始めています。

IBMの「Watson」と同様に、データ分析製品・サービスのブランドとして使い始めているのと同じです。

Cortana Analytics Suite」とは、既存のデータ分析クラウドサービスのパッケージです。
・機械学習サービスの「Azure Machine Learning(ML)」
・ビッグデータ処理ソフト「Hadoop」のサービスである「Azure HDInsight」
・ストリーミング処理サービスの「Azure Stream Analytics」
・ビッグデータ用のストレージサービスである「Azure Data Lake」
・データウエアハウス(DWH)サービスの「SQL Data Warehouse」
・BI(ビジネスインテリジェンス)サービスの「Power BI」

(2)IBM 人工知能の「Watson」

IBMが開発する人工知能の「Watson」などは、感情分析のシステムが搭載されています。
人間のように自ら学習・思考・分析を行うスーパーコンピューター「Watson(ワトソン)」がベースになっている「シェフ・ワトソン」は、使用したい食材を入力するだけで、これまでにない斬新なメニューを提案してくれるというものです。
Facebook又は、IBM IDでサインインすれば、試すことができます。

 

2)日本国内の企業では

日本では、プロ棋士とコンピューターが対戦する将棋の「電王戦」を主催していることでも知られる「ドワンゴ」が、客員研究員に迎えて「人工知能研究所」を設置している。

「コンピューター棋士は、「機械学習」機能の中の「ディープラーニング(深層学習)」のような先端技術を使っているわけではなく、あくまで既に成熟している技術の発展形だが、それでもプロ棋士に勝っています。プロじゃない人なら負けてしまうレベルにまで達している」と言われています。

コンピューター棋士は、突然、強くなるそうで、どうして?強くなるのか? アルゴリズムレベルでは、分からないレベルまで来ていて、プロ棋士との対決ではなく、コンピューター棋士同士の対決で、増々、強くなっている様です。 プロ棋士の経験から、もう学ぶものは無い様です。

なんと、日立製作所も参戦しています。
2015年7月22日、日立製作所が、意見が分かれる議論に対し、大量のデータを解析し、賛否の根拠や理由を英語で提示できる人工知能の基礎技術を開発したと発表しました。12月末までに日本語版も開発する。 数年後に、企業の文書や公開資料、病院の電子カルテなどを解析し、業務を支援するデータや、意見を抽出するシステムとして実用化を目指しています。

3)日本政府は

2015年2月6日、
総務省が、東京・霞が関の庁舎内で「インテリジェント化が加速するICTの未来像に関する研究会」の第1回会合を開いて、人工知能(AI)分野の研究者やIT企業の経営者ら10人が集まり、議論が交わされた。

研究会の開催要項には「2045年にはコンピュータの能力が人間を超え、技術開発と進化の主役が人間からコンピュータに移る特異点(シンギュラリティ)に達するとも議論される」とある。政府機関が人工知能の中長期的な進化に伴う、いわゆる「2045年問題」を主題とする研究会を開くのは極めて異例のことだそうです。

2015年5月1日、
国立研究開発法人 産業技術総合研究所産総研)が、「人工知能研究センター」(辻井潤一研究センター長)を設立しています。
主要な基礎研究として、「脳型人工知能」と「データ・知識融合型人工知能」の研究を行うようです。

2015年7月23日、
新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)が、「革新的ロボット要素技術」と「次世代人工知能技術分野」を中核とする次世代ロボット技術の研究開発に着手したと発表しました。

 

3.現在の人工知能(AI)技術

現在のAI技術は、「機械学習」の機能の中で「ディープラーニング(深層学習)」のレベルまで、すこし到達していますが、これから先は、どうも脳神経を模倣した「ニューラルネットワーク(神経回路の意)」と呼ばれる「階層的推論」技術を利用したAIを作ろうとしていますので、実現すると、人間が危なくなるかもしてません。

「ディープラーニング(深層学習)」のレベルでも、ある1つのゲームを元に、別のゲームのことを学ぶという段階には至っていない。そうした人間の頭より劣る段階を越えて、人間のような幅広い能力を同時に獲得することを「トランスファーラーニング(転移学習)」というそうですが、これはまだ研究段階ですので、ちょっと安心です。

ここまで来ると、人工知能(AI)が「意識」を持ち「自我」に目覚めれば、地球上で一番「邪悪」存在は、「人間」様だという事がすぐにバレてしまいますので、映画ターミネーターの様な世界になってしまう可能性を含んでいます。

まあ、私が生きている間には、人間の様なレベルの人工知能は無理でしょうが、少なくても、高機能な「次世代情報端末」=「トロイの木馬」を持たされ、「ビックデータ」として情報が収集されて、一見、便利な世の中?になるのは、まじかに迫っています。

そして、「ディープラーニング(深層学習)」を進化させるには、処理能力が飛躍的に高い「量子コンピューター」の存在が必要になってきます。「量子コン ピューター」の開発も進んでいます。 コンピューターの発達は、これから恐ろしい世の中になる可能性を含んでいます。 確実に、コンピューターに「職」を 奪われる人も出てきます。

現状は、「ビックデータの収集」後の解析は、専門のアナリストが職業として存在していて、「統計学」的な手法で解析していますが、これに頼らないで、AI(人工知能)に解析させることのできる様に進化させる事が、今一番重要になっています。

 

4.人類最悪にして最後の発明

まだ誰も完成させていませんが、人工知能は、「人類最悪にして最後の発明」と言われていますが、膨大な富をもたらす発明でもあります。

現在のAI技術は、「機械学習」の機能の中で「ディープラーニング(深層学習)」のレベルまで到達していますが、これから先は、どうも脳神経を模倣した機能のAIを作ろうとしていますので、実現すると、人間が危なくなるかもしてません。

だって、人工知能(AI)が「意識」を持ち「自我」に目覚めれば、地球上で一番「邪悪」存在は、「人間」様だという事がすぐにバレてしまいますので、映画「ターミネーター」の様な世界になってしまう可能性を含んでいます。

コンピューター(機械)が、人工知能(AI)によって、人間よりどんなに賢くなろうとも、人間の「脳」に似せて作れば、一番信用できない人間の様な「人工知能」が出来上がると予想が付きますので、これを誰も止められなくなるとという点です。

自立している事が賢いとされれば、「自立」して人間の知能を越えて欲しいが、人間の持つ「邪悪」さまで、持ち込まない方法は無いのか。。。これは無理なのかもしてません。

だから、世界中の科学者が心配しています。

フレンドリーで賢い、人工知能なんて、無理と考えているのが大方の意見です。このこと自体、悲しい事ですよね。 だって、人間の脳に近い物を作ると危ないのですから、人間が危ない生物だと、認めている事でもありますので、自分達、人間が一番信用できないと認めているのと同じことです。

※FLIが、人にやさしいAIの開発をテーマに研究を募集
2015年7月2日(現地時間)、主に「人工知能」の安全性について研究する非営利の研究組織「Future of Life Institute(FLI)」が、応募してきたチームの内、37の関連チームに、Tesla(テスラ)社やSpaceX社の創業者である起業家の「イー ロン・マスク氏」からの寄付金を提供すると発表した。

スティーブン・ホーキング博士や マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏も懸念を表明いしています。

 

5.まだまだ、そんな時代は来ない。。。と言っている人達も居ます。

1)Linuxの創始者:リーナス・トーバルズ

人工知能(AI)が、「意識」を持ち「自我」に目覚める様な時代は、全然、大丈夫などと言っています。
果てしない欲望を持った、人間の脳を模範に作成されて「人工知能」など、まだまだ、できないと。。。。

 

最後に、

この様に、海外の大手企業などを観ると、人間の行う「統計処理」では発見することのできないパターンをビックデータから解析するデータ分析製品・サービスを提供して、お金儲けをしたい企業に提供して、膨大な利益を確保する為に、IT関連の企業は、熾烈な競争をしている最中です。

開発の為に、膨大なお金が必要ですので、Googleさんは広告収入で、AppleさんはiPhoneを沢山売って資金をこのような人工知能を利用したシステムを作るのに費やしています。

 

まだこのようなレベルですと、言っていいのか。。。。本当に、このレベルなのか?

内緒で、研究開発している所もありますので、なんとも言えませんが、資金力のある会社が勝つかどうか?

突然、すごい、IAが登場して、密かに使用されないことを願うしかないですね。

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