サーキットで、バレンティーノ・ロッシを超越するために。ヒト型自律ライディングロボット「MOTOBOT」です。
第44回東京モーターショーで、ヤマハが人間用のバイク YZF-R1M を乗りこなすロボット MOTOBOT Ver.1 を公開しました。
MOTOBOTは、モーターサイクル本体には手を加えず、人側から見た車両操作にフォーカスしたヒト型自律ライディングロボットです。研究テーマは「Beyond Human Capabilities」。一般的にロボットは用途を特化させることで、人を超越する性能を発揮します。その優位性を生かし、サーキットにおけるラップタイムでバレンティーノ・ロッシに挑みます。この挑戦から得られる知見や高度な要素技術を、製品展開や新たな価値創造に応用していきます。
車両: YZF-R1M
『MOTOBOT』は、ステアリング、アクセル、フロントブレーキ、リアブレーキ、クラッチ、シフトペダルの6つの制御ができるアクチュエータを搭載したロボットで、バイク側は何もいじっていません。
バレンティーノ・ロッシを超える事は不可能ですが、どこまで近づけるか、挑戦する価値は大いにあるように思います。
<バレンティーノ・ロッシ>
イタリア、ウルビーノ出身のオートバイレーサー。ロードレース世界選手権参戦以来、15年間で9回のワールドチャンピオンを獲得しており、「史上最強のライダー」との呼び声も高い
HONDA、YAMAHA、Ducati(イタリア)、YAMAHAに復帰(2013年~) 2015年で世界GP参戦20年目になります。
ジャコモ・アゴスチーニ、ケニー・ロバーツ、フレディ・スペンサーなどの歴代天才ライダーの中でも、いきの長いライダーです。 馬の世界では、「無事、これ名馬」と云いますが、GPライダーも同じで「無事、これ名ライダー」でしょう。
・MOTOBOT ver.1 詳細
http://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/event/2015tokyomotorshow/sp/exhibitionmodels/mgp/
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