F1WRCロボレース

モータースポーツは、「電気自動車」の技術を競争する場になるのだろうか?

モータースポーツは、「電気自動車(EV)」の技術を競争する場になるのだろうか? 

ここ40年以上、モータースポーツを観てきましたが、いよいよ、動力の「エンジン」なしで競争する時代がやってきそうです。 また、人間が運転しない「ROBORACE」も始まろうとしています。

「パワーユニット」が、「エンジン」から「モーター」の革新に留まらず、「レーシングドライバー」のいないレースが、これから先、始まろうとしています。

Sponsored Links




1.フォーミュラ

1)電気自動車(EV):「フォーミュラE

電気自動車(EV)のレースで云えば、欧州メーカーの参戦が相次ぐ「フォーミュラE」が盛り上がりを見せようとしています。

フォーミュラE」には、すでにジャガーやシトロエン、ルノーが参戦しており、アウディメルセデスポルシェも2018年以降、順次ワークス体制で参戦していくようです。

フランス政府が、2040年までに国内におけるガソリン車およびディーゼル車の販売を禁止すると発表した。ドイツでも同じような法案が出ています。

開発コストから言えば、EVの方が、エンジンの開発が無くなる分、安くできる様になりますので、メーカーもガソリンエンジンからEVへの移行が進むように思います。

2)F1

2017年11月、FIAとフォーミュラワンは2021年から導入する新パワーユニット案の骨子をマニュファクチャラー側に提示しました。

今回の提案では、1.6リッターV6ターボハイブリッドエンジンを維持しつつ、サウンドを向上させるために最高回転数を引き上げ、MGU-H(熱エネルギー回生システム)は撤廃、MGU-K(運動エネルギー回生システム)が強化されることなどが明らかにされた。

この「F1の新エンジン規則案」に、F1に新規参入したい「イルモア」と「コスワース」が良い反応を見せています。

ERC(回生システム)の内、MGU-H(熱エネルギー回生システム)を撤廃するだけで、参入が用になるほど、MGU-Hは「メンドクサイ」システムなっでしょうね。

しかし、世の中から一番遅れているのが、F1のようですね。 まだ、パワーユニットのエンジンにこだわっていますので。。。。

パワーユニットが、エンジンでなくなったら、もう、F1ではないのでしょうか?

 

2.AIがドライブするフォーミュラ(ROBORACE)

モータースポーツの世界では、人間が、ドライブしないで、センサーを付けたAIがドライブするレースが始まろうとしています。

さあ、いよいよ、パソコン業界の「NVIDIA」から自動運転車を開発するメーカー向けのシステム「Drive PX 2」が発表され、これが「頭脳」として採用されます。

個人的には、人間が運転しないレーシングカーは、もはや、何を争うレースなのか分かりませんが、こんな挑戦が有っても良いのではないかと思います。

ヨーロッパのF1の歴史は、金持ちの「暇つぶし」の文化ですが、「ROBORACE」の場合は、誰の「暇つぶし」になるのでしょうか? コンピュータープログラマー? AI?

関連記事
ミシュランが、AIによる自動運転車レースイベント「ROBORACE(ロボレース)」を主催するロボレースから公式タイヤパートナーとして指名されたと発表

電気自動車レースを行なうフォーミュラEが、新たに自動運転電気自動車のチャンピオンシップ「Roborace」の開催を発表

人工知能(AI)がドラビングする無人レースカーの「ロボレース」が、来年より開催されます。

 

3.ツーリングカー、WEC(世界耐久選手権)

EVのおかげで、DTM(ドイツツーリングカー選手権)では、2018年末には、メルセデスが撤退する様です。

23.10.2011 Hockenheim, Germany, – Presentation BMW M3 DTM – www.dtm.com,

2017年11月11日~12日のSUPER GT最終戦(ツインリンクもてぎ)で、DTMマシン3台が練習走行を行いますが、これも、DTMが生き残る方法のひとつのようです。

ポルシェも、2017年シーズン末でWEC世界耐久選手権のLMP1プログラムを終了すると発表しています。 ルマン24時間にワークスポルシェはもういないのです。

こうなると、トヨタがまだ、ルマン24時間で勝利することを諦めていませんが、ワークスがほとんどいない状態で、もし、来年、プライベーターの車に負けたら。。。「さすが、トヨタ!」と云われてしまいます。

 

4.WRC(世界ラリーカー選手権)

2016年末でフォルクスワーゲンが撤退して、2017年は、マニファクチャーでない「Mスポーツ」のフォード(Ford Fiesta)が、セバスチャン・オジエにより、チャンピオンを獲得してしまいました。

どないなってんのやー!! メーカーが勝てない、純ワークスでなくても勝てる。。。じゃ、フォルクスワーゲンも、ワークス体制では参戦しないが、車だけ提供しよう、みたいな流れになってきています。

ですので、2018年は、フォルクスワーゲンがワークス参戦はしませんが、WRCを含む世界中のラリーを戦うプロフェッショナルチームに供給される見込みです。

フォルクスワーゲン ポロGTI R5

関連記事
2017年の世界ラリー選手権で、Mスポーツのセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)がタイトルを確定 おめでとう!!。

WRCの世界には、まだ、「電気自動車(EV)」が、現れていませんが、この先、エンジンの無いラリーカーが出てくるでしょうね。 「遅れている」という意味では、ラリーカーが一番遅れているのでしょうか。。。。

 

その時代まで生きていられるかどうか? という部分もありますが、人工知能(AI)につても同じことで、これから、どう、イノベーションが起きて、浸透してゆくのか、もう、あと50年位の間に大きく変わっているでしょうね。


Sponsored Links




コメント