2018年1月31日、
Microsoftが、Windows標準搭載のセキュリティソフトに、不要なPC最適化を強制するソフトを排除する機能を3月1日より実装すると発表しました。
Microsoft社は、2016年2月にも同様のソフトウェアについての見解を発表しており、クリーナーや最適化ツールのうち「動作の詳細についての情報を提供していないもの」を駆除対象にしていました。
2018年3月以降は、ユーザーに支払いが必要だと誤解を与えるメッセージを出すソフトウェア全てに駆除の対象を広げることになります。
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当サイトでも、WindowsPCを最適化するアプリを何本か紹介していますが、これが対象になるのかどうかは、不明ですが、インストール後、バージョンアップのタイミングで、有料版を勧めるサイトに誘導するアプリは有ります。
・Windowsメンテ用 (フリーソフト)
だた、これは、ちゃんと気をつけていれば、毎回、同じように誘導されますので、クリックしなければ良いだけですので、自分で学習しておけば、問題ないかと思います。
Windowsに関する、便利なツールアプリは、それなりに、役に立つのです。
各種ドライバーのアップデート、Windowsの不要なサービスプログラムの無効化、Windowsの不要なファイルの削除処理、ブラウザ周りの不要なファイルの削除処理など、定期的に使用する必要のある処理が、Windowsとしてまとまっていませんので、それなりに必要なアプリなのです。
例えば、システムクリーナーソフト「CCleaner」などは、Microsoft側では、嫌がっていますし、有るソフトはWindows10から「Windowsアップデート」は、自動で強制的にかかりますが、これさえも、ストップする事が可能です。
あとは、Windows10からですが、トラッキング機能が稼働していると、バックグラウンドで動きますので、通信環境が悪くても、パソコンの能力が低くても、マルウエアの様に勝手にパソ コン内のデータを収集して、Microsoft社のサーバーに送信しますので、これもブロック出来ます。
Microsoft社にとっては、欲しいトラッキング機能などでユーザーを収集していますが、ユーザーにとって都合の悪い情報をブロックしたりすることもできます。
都合が悪いから、排除するとは言えないので、ユーザーの為にならないのは、排除するよと言っている所もあります。
元モジラ(Firefox)の開発者などは、下手なセキュリティソフトよりも、Windows標準の「Windows Defender」を推奨しています。
・Protecting customers from being intimidated into making an unnecessary purchase
https://cloudblogs.microsoft.com/microsoftsecure/2018/01/30/protecting-customers-from-being-intimidated-into-making-an-unnecessary-purchase/
さまざまなエラーのためにコンピュータをスキャンして、警告的で強制的なメッセージを使用して、顧客を脅かして同じプログラムのプレミアムバージョンを購入することを目的としたプログラムの無料版が増加しています。 これらのプログラムの有料バージョン(通常はクリーナー・アプリケーションまたはオプティマイザ・アプリケーションと呼ばれる)は、無料版で発見された問題を修正したと言われています 。 この慣行は、顧客が不必要な購買意思決定をするように圧力をかけることができるため、問題があります。
このような厳しいメッセージを顧客から守るために、 評価基準を更新して、プログラムが顧客に購入を促したり、他の行為を強いる可能性のある警告メッセージや強制メッセージを使用してはならないように指定しています。 評価基準を使用して、マルウェアおよび不要なソフトウェアとして識別されるプログラムを特定します。 将来、強制的なメッセージを表示するプログラムは、 不要なソフトウェア 、検出されたメッセージ、および削除されたものに分類されます。
このアップデートは、システムの健康に関する誤解を招く、誇張された、または脅迫的なメッセージを表示するプログラムによって顧客が騙されないようにするために設計されたその他の長年にわたる顧客保護要件に加えて追加されました。 2016年2月、システムのクリーンアップとパフォーマンスの最適化を目的としたクリーナーおよびオプティマイザのプログラムが必要でした。 この要件は、顧客に、特定の詳細を含まない総合的な「エラー」結果を提示するプログラムから顧客を保護することを目的としています。
望ましくない行為:強制的なメッセージング
プログラムは、追加のサービスのための支払いや余計な行動を強いるために、警戒的なメッセージや強制的なメッセージ、または誤解を招くようなコンテンツを表示してはなりません。
ユーザを強要するソフトウェアは、とりわけ以下の特徴を示すことができる:
-
ユーザーのシステムに関する誇張された警告方法でエラーを報告し、ユーザーがエラーや問題を金銭的に解決するために、または調査の実施、ファイルのダウンロード、ニュースレターの登録などの他のアクションを実行することによって支払う必要があります。
-
報告されたエラーや問題を修正する他のアクションはないことを提案します
-
特定の問題を解決するためには、限られた期間内に行動する必要があります
いずれにしても、3月1日から、どのアプリが排除されるのか、様子を見るしかありません。
当サイトで紹介したアプリが、削除対象になっているかどうか、チェックし記載します。
<追記>
ソフトウェアの開発者は、下記のページ上でWindows Defenderに検出されるかどうかをチェックできるとしています。
・Submit a file for malware analysis
https://www.microsoft.com/en-us/wdsi/filesubmission
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