2025-08-19、
本日のお題は、生成AIの問題点についてですが、この欠点を知った上で活用できるかどうかですので、AIを使って楽しようとしても、「ファクトチック」に、ちゃんと時間をかけないと、大変なことになります。
ChatGPTの回答の限らず、「生成AI」の回答は、必ずしも正しいとは限りませんという事さえ分かっていないユーザー向けの情報です。
■ChatGPTの回答をうのみにしないで–OpenAI幹部も強調
鵜呑みにしてはいけない理由は、生成AI全体の問題か? なぜなら、WEB上から情報を拾っているからでしょうか?
生成AIは、WEB上の膨大なテキストデータを学習していることが主な原因です。しかし、それだけが理由ではありません。
■生成AIの回答が不正確になる主な理由
生成AIが不正確な回答をすることがあるのは、主に以下の2つの理由が挙げられます。
- 学習データに起因する問題
- 事実誤認や偏り(バイアス)を含むデータ:
インターネット上の情報には、間違いや古い情報、特定の視点に基づいた偏った見解が含まれています。AIはこれらの情報も区別なく学習してしまうため、その間違いや偏りをそのまま反映してしまうことがあります。 - 情報の鮮度:
AIの学習データは特定の時点(例: 2023年9月時点など)で固定されています。そのため、それ以降に起きた新しい出来事や最新の統計データなどについては知りません。
- 事実誤認や偏り(バイアス)を含むデータ:
- 生成メカニズムに起因する問題
- 事実よりも流暢さを優先する:
生成AIは、人間が書いた文章のパターンを学習し、次に来る確率が高い単語を予測して文章を生成します。
このプロセスは、事実の正確性よりも、自然で流暢な文章を作ることに最適化されています。そのため、文脈上「それらしい」が、事実とは異なる情報をあたかも正しいかのように生成することがあります。これは、ハルシネーション(幻覚)とも呼ばれ、AIが事実に基づかない情報を自信満々に生成する現象です。
- 事実よりも流暢さを優先する:
このように、生成AIは「情報を検索して回答する」のではなく、「学習したデータに基づいて、もっともらしい文章を生成する」という仕組みで動いています。そのため、その回答は検索エンジンの結果とは異なり、事実の裏付けが取れていない可能性があります。
対策として:
複数の「生成AI」で同じテーマで、コンテンツを生成し、結果を比較することで、情報の一致点、不一致点を確認する。あとは、信頼できる情報源(公的機関、専門家)を参照して、ファクトチックする必要があります。
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