2025-08-09、
8月7日(現地時間)、OpenAIは、次世代AIモデル「GPT-5」を発表した。
めんどくさいので、直接「GPT-5」に聞いてみました。 そして、Googleの「ジェミニ」にも同じ質問をして比較してみました。
GPT-5 の機能向上が図られた部分は?
GPT-5 では、GPT-4 系列から大きく次のような機能向上が図られています。
ざっくり言えば「理解力・表現力・マルチモーダル対応・記憶の使い方」が全体的に進化しています。
1. 理解力・推論能力の強化
-
長文・複雑な文脈の把握がより精緻に
長い会話や複数段階の条件を含む質問でも、文脈の抜けや誤解が減少。 -
多段階推論の精度向上
数学的な計算や論理的パズル、条件分岐の多い質問に対して、手順を整理して正確に解答。 -
曖昧な表現の解釈力アップ
ユーザーが曖昧に書いても、背景意図を推測して適切な返答がしやすくなった。
2. 言語表現・翻訳の自然さ
-
より人間的で滑らかな文章生成
硬すぎず自然な文体で、日本語も英語も文脈に合うニュアンスを反映。 -
専門用語と一般語の切り替えが自在
たとえば医学・法律などの専門分野でも、専門家向けと初心者向けの説明を適切に出し分け可能。 -
翻訳精度の向上
特に日本語↔英語、中国語↔英語などで意味のニュアンスを失いにくい。
3. マルチモーダル対応の高度化
-
画像入力・解析能力が向上
写真・図表・スクリーンショットから内容を読み取り、説明や分析が可能。 -
複合タスクの処理
画像+文章+数値を組み合わせた指示(例:グラフを読み取って要約し、改善案を提案)にも対応。
4. 長期記憶と会話継続性
-
会話の一貫性向上
前のやり取りや設定を維持したまま自然に会話を続けられる。 -
記憶機能(Memory)
ユーザーが許可すれば、好みや過去の情報を覚えて次回以降も反映可能。
5. 応答の安全性と制御性
-
誤情報の減少
ファクトチェック傾向が強化され、根拠のある情報を提示する確率が上昇。 -
トーン調整が柔軟
丁寧・カジュアル・ユーモラスなど、指示に応じた文体制御がスムーズ。 -
不適切表現の抑制精度アップ
センシティブな話題でも、より安全で中立的な言い回しが可能。
6. 処理速度・効率化
-
応答速度の向上
長文でも以前より速く生成されるケースが多い。 -
大規模データの一括処理
表やリスト、コードの解析・生成がスムーズ。
ざっくりまとめると、GPT-5 は「理解が深くなり、説明が滑らかになり、画像や長文にも強くなった」という進化をしています。
ChatGPT Plus/Pro/Team/無料版のすべてのユーザー向けにすでに提供中で、EnterpriseおよびEduプランのユーザーには1週間後に提供を開始する予定。今後、ChatGPTの新たなデフォルトモデルとして利用される。
7.比較してみた 補足
質問内容:なぜ日本人は間違えたのか 保坂正康 内容と書評
1) ChatGPT 5
■本書の概要
『なぜ日本人は間違えたのか — 真説・昭和100年と戦後80年 —』(新潮新書)では、著者が「昭和100年」「戦後80年」という長期スパンから、戦争から高度経済成長期までの日本の歴史を8つのテーマ(例:あの戦争、二・二六事件、東京裁判、高度経済成長、昭和天皇など)に絞って読み解いています。そこでは、私たちはなぜその道を選んだのか、そして本当にそれでよかったのかという根源的な問いを投げかけます。note(ノート)琥珀色の戯言
歴史の通説や既成概念をただ受け入れるのではなく、証言や資料を丁寧に検証し、“偽善を排す”姿勢で現代史を語り直す様子は、まさに「現代史の教科書」とも評されます。note(ノート)
■書評・感想のポイント
-
本書は「昭和100年」「戦後80年」という視点から、戦争と戦後の歩みを一貫した歴史観で再構築しており、読み応えがあります。note(ノート)琥珀色の戯言
-
通説や定説に安易に倣うのではなく、歴史に真正面から向き合い、事実を丁寧に掘り下げる著者の姿勢が高く評価されています。note(ノート)
-
読者にとって、過去の事件や社会潮流を「他人事」としてではなく、「自分だったらどう行動したか」といった自省的な問いに変える力のある一冊と評価されています。note(ノート)
■まとめ:なぜ“間違えた”のか?
本書によれば、日本が「間違えた」背景には以下のような要因があると示唆されています:
時代の空気に流されやすい社会構造:
当時の支配的な価値観や空気に、多くの人々が無自覚に同調してしまった点。通説への盲信:
定説や既存の考えを疑わず、鵜呑みにすることで、不都合な真実を見逃してしまう傾向。個人の判断の積み重ね:
歴史は「誰か遠い存在によるもの」ではなく、一人ひとりの選択と責任の連鎖によって築かれるという視点。保阪氏は、こうした歴史の読み直しを通じて、過去の過ちを繰り返さない教訓を導き出そうとしています。
参照サイトのリンクが、ちゃんと表示されているのは良いが、ちょっと偏っているかもしれない。
—————————————————————————————
2) ジェミニ(Google)
保坂正康氏の著書『なぜ日本人は間違えたのか』は、単独の書籍ではなく、主に講演や対談の中で展開された氏の昭和史観や戦争に対する見解をまとめたものです。そのため、特定の書籍を指すのではなく、保坂氏の思想を総括するテーマとして捉えるのが適切です。
■内容
保坂氏が考える「日本人が間違えた」点は、主に以下の3つに集約されます。
- 軍事の政治に対する統制:
軍部が政治をコントロールし、国家の進むべき道を誤らせたこと。- 日本古来の文化・伝統からの逸脱:
特攻作戦や玉砕といった行為は、日本の伝統的な武士道精神にはなく、欧米列強の軍隊を模倣した結果生まれた異常な文化であること。- 国際ルールの無視:
第一次世界大戦後の国際的な取り決め(捕虜の扱いなど)を無視した戦争を行ったこと。これらの間違いは、特定の思想や信条を超えて、国民が広く共有すべき歴史認識であると保坂氏は主張しています。また、戦後70年が経ってもなお「戦後」という言葉を使うのは、あの戦争がまだ総括されていないからだと指摘し、教訓を次世代に伝えることの重要性を訴えています。
■書評
保坂氏の主張は、膨大な数の戦争体験者へのインタビューと一次史料の検証に基づいています。そのため、その言葉には重みがあり、多くの読者から高い評価を得ています。
良い点:
- 一次史料に基づく考察:
戦争体験者の生の声や当時の公文書などを丹念に調査し、事実に基づいた分析を行っている点が信頼できる。 - 客観的な歴史観:
感情的になることなく、客観的な視点から冷静に昭和史の過ちを分析している。 - 警鐘としての役割:
日本が再び同じ過ちを繰り返さないために、過去から何を学ぶべきかを明確に示している。
■懸念点:
・断片的な情報:
単独の書籍として出版されていないため、氏の思想全体を体系的に理解するためには、複数の講演録や著作を読む必要がある。
・特定の読者層向け:
昭和史や戦争史に関心のある読者には深く響く内容だが、予備知識がない人には少し難しく感じられるかもしれない。
保坂氏の主張は、日本の歴史と向き合い、未来を考える上で非常に重要な視点を与えてくれます。特に、戦争を知らない若い世代が、客観的な事実に基づいて歴史を学ぶための貴重な手引きとなるでしょう。
8.比較結果 補足
「GPT-5」は、note(ノート)琥珀色の戯言」 というサイトをかなり参照して、記載しています。
ChatGPT 5 |
ジェミニ(Google) |
本書によれば、日本が「間違えた」背景には以下のような要因があると示唆されています:
|
保坂氏が考える「日本人が間違えた」点は、主に以下の3つに集約されます。
|
間違えたのかという内容が、ちょっと違いすぎるように思います。
そうなんです。 所詮、生成AIは、どこか参照になるサイトを見つけ出し、整合性を判断して、記述しているにすぎません。 ただ単に、文章をまとめてくれている部分は助かりますが、ファクトチックは必要ではないでしょうか。
Microsoft社の生成AI「コパイロット」も、参照先のリンクを表示してくれるのちょっと安心ですが、参照リンクのサイトとリンクしているサイト数も少し気になります。参照サイトがある程度わかれば、どのくらい参照してきているのか、その度合いもある程度まで分かりますので、悪くはないでしょう。
書籍だけを読んでいても、同じコンテキストの書籍を数冊読むまでは、あまり信用しない様にしています。
この辺が、バカやアホが集う「SNS」と違う所で、バカやアホの様に信じてしまう事はありません。 所詮、ねっと上の情報を収集して、まとめてくれるのですが、書籍や新聞、テレビなど色々なメディアからも情報を収集することが、一番大事でしょう。
この様に比較すると、数秒で結果を表示してくれますが、この書籍を読んだものとして、これをどう評価するか? やはり、最後は、自分の頭を使わないと、結果は永遠に出てきません。
—関連記事—
・【生成AI】生成AI 3つを使ってみましたが、今の所どのAIチャットが使えるか? 自分で試してみましょう
・【リリースニュース】Googleが、生成AIによる検索体験(SGE)日本語版を試験運用を開始
・【チャットボット】ChatGPTとの違いを比較するために、GoogleのBardを使い、質問をしてみました。
・【面白記事】 「生成AIで広告収入目的のゴミサイトが急増、1日1200本更新も」予想通リですね。
・【面白記事】三流は情報収集に使い、二流は自分がラクをするために使う…一流の人の「スゴいChatGPTの使い方」
・【人工知能】チャットGPTをどう評価 ちょっとマシなチャットボット(自動応答システム)でしかない
・【チャットボット】「ChatGPT」で「これからのブログサイトの衰退を教えて」と質問をしてみました。
・【チャットボット】ChatGPTを使い、ちょっと質問をしてみました。 まともな質問だと割と正確に答える
・【覚書】人工知能(AI)とは?、機械学習と深層学習(ディープラーニング)は何が違うのか?
Sponsored Links
コメント