「Amazon効果」と「オムニチャネル」のビジネスモデルについて
消費者が、リアル店舗やショッピングモールに足を運ばなくなり、その代わりにネットから商品を購入する「eコマース」を利用する消費パターンに変化している状況があると指摘し、主にAmazonが消費者の購買活動に影響を与える、これを「Amazon効果(the Amazon effect)」と呼んでいるようです。
あらゆるチャンネルから消費者が商品を購入できるオムニチャネルのビジネスモデルが、売り上げを伸ばしているのは確かです。購買層の購入機会を最大限に増やして自社から購入するように仕向ける方法です。
ユーザーの使用するデバイスは、パソコン、タブレット、スマートフォンなどで、コンテンツはSNS(Facebook、Twitter、ブログ)を使い商品を宣伝してECサイトに誘導する。決済方法ももちろんコンビニでOKで、注文した品物は、コンビニ等で受け取ることを可能にする。
まあ、本当に便利になりましたよね。。。。。私の場合、航空券の購入も、コンビニ決済ができなければ購入しません。できるだけクレジットカードを使用してオンライン決済をしないようにしています。
ちなみに、米国のスタバでは、トイレでウンコしていても、スマホでコーヒーを注文することができて、並ばずに商品を受け取ることができるそうです!!。 国内のスタバに導入されるのは、いつの日になるか。。。。
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一方、国内で家電品などは、消費者はAmazonで商品を調べて、家電量販店はショーケース代わりにされてしまい、そこで購入せず、Amazonで商品を注文・購入するような行動をとる消費者が増えて、リアル店舗では困っているようです。
日本国内の小売業界は、米国と比較してかなり遅れていますが、それでもAmazonが入ってきたおかげと云うか、家電量販店も含めてかなり大変そうですが、国内の小売業も苦戦しないと頑張ろうとしませんので。。。どんどん進化することを止めてはいけません。
例えば、購入したものをすぐに配達します的なサービスも「Amazon」がいなかったら、国内では実現していないでしょうね。生命の進化と同じように、その「環境」で生き残った者が、進化してゆくだけです。
私の友人にも、今年、買い物で、「Amazonから、いくら買っただろう!!」。。。と云うくらい買い物をしている輩がけっこういます。
まあ、買うものが、普通の物ではなく、本当に自分の欲しい物を買おうとしたときに、ネットから、Amazonにある商品を覗けば大抵のものがあり、ここで無い物は、あとどこに行っても買えないだろうと云うくらいの種類があるので、リアル店舗に探しに行くのもめんどくさいし、そこで決断して、1クリックで購入してしまうのでしょう。これは、車を持っていて、自由に買い物に行ける、行けないの問題では無いのです。
私の場合、割とリアル店舗で購入できる商品が多いせいか、すぐ手に入るリアル店舗に足を運び、現金又は、クレジットカードで買い物をしてしまいます。よほど、お店で手に入らない物などは、Amazonを使って購入するのでしょうが、それ以外は、値段が少しくらいAmazonより高くても、リアル店舗で手に入れます。 どんなにネットでモノを買う「eコマース」が進んでも、パソコンやスマートフォンが普及しても、利用する人とあまり利用しないユーザー層も存在します。
やはり、家電量販店でも、ネット上に買い物サイトが存在しますが、Amazonに比べて、商品のジャンルを限定したとしても、商品の数が圧倒的に少ないですね。 リアル店舗で扱っていなくても、ネット上の買い物サイトには、もう少し商品の品ぞろえを多くしてほしい処です。
つい最近ですが、ヨドバシで、「Sony Mobile」の新型Bluetoothヘッドセット「SBH54」ない?と、たずねると、「SONY」のウオークマンなどの製品はヨドで販売居していますが、「Sony Mobile」のHP上でしか販売していませんと。。。。Sony Mobileが、量販店で売ろうとしないのか? ヨドバシで注文を取らないのか?。。。ヨドバシにおいてほしい商品です。
Amazonでも、発売後まもなく販売していますが、これは「平行輸入品」で日本仕様ではないのです。
あと、高くて良いものは、どこにでも有りますが、安くて良いものを探す楽しみは、やはりAmazonですね。。。たまに、あまり安いのを狙うと、×国製のすぐ壊れるクズ商品を掴まされることもありますね。
Amazonの場合、IT投資をして、どんどん攻めてきます。
商品の注文方法、物流、果てやレジをなくしてしまうなどチャレンジしていますが、これが流行ると、やっと国内の企業も採用するのですが、その時はもうすでに出遅れて、顧客を根こそぎ持っていかれた後になってしまい、せっかくIT投資したのに、効果が出ないという事になりかねません。理由は、それぞれですが「チャレンジ」できる会社と、できない会社がありますので、自然淘汰の速度が増します。
2.Amazonの新しい売り方
1)「Amazon Dash Button」
2016年12月5日から、Amazonで、機器のボタンを押すだけでお気に入り商品が届く「Amazon Dash Button」が、日本でも始まりました。プライム会員限定です。
初回、「Dash Button」を500円で購入すれば、その商品単位の「Dash Button」を1プッシュすれば、商品の注文が完了して、商品が届くというシステムです。
Wi-Fiに接続し、iPhoneやAndroidスマートフォンがあれば、アプリで最初の初期設定はちょっと面倒ですが、あとはボタンを1回押すだけで商品の注文が完了してしまうんです!!!!
買い物難民と云われる人たちは、高齢者が多いので、重かったり、かさばる商品だけでも、利用できれば、車が無くても買い物がしやすくなるのでしょうが、まだそこまで行きません。
携帯電話もまともに使いこなせない高齢者がスマホなど持っているはずもなく、ガラホでもいいから、ネットワーク(WWW)につながるインフラを確立する必要があるのではと思います。そして都市部ばかりでなく、地方の田舎でもこのようなサービスが利用できるようになれば、高齢者に自動車の運転免許を返納させるきっかけにもなるのでしょう。
「Dash Button」の改良点としては、商品単位に機器を購入するのではなく、このボタンの付いた機器に液晶画面を付けて、ある程度の複数の商品を選択できるようにすればもっと便利なような気がしますが、操作するユーザーのレベルが有りますので、ボタン一押しで、誰でも注文できますので、シンプルさではこれが一番でしょう。
<追記> 2017年1月20日
物理ボタン端末だけでなく、仮想的な「ダッシュボタン」をホームページとモバイルアプリに追加しました。
2)「Amazon Robotics(アマゾン ロボティクス)」
2016年12月、Amazon 川崎 FCで、商品管理システム「Amazon Robotics(アマゾン ロボティクス)」を日本で初めて採用しました。
Amazon Roboticsが活用されている作業は、「棚入れ」と「棚出し」の2工程で、物流拠点が完全に無人化された状態ではありません。
主に、注文ピーク時の対応を考えたシステムだと云う事らしいです。
3)レジのないスーパー「Amazon Go」
店内に入る際に、客は自分が持っているスマホで、事前に認証作業を行うと、一旦認証手続きが済んでしまえば、面倒なレジでの清算の手間は必要なく、店内に並んでいる商品を手に取るだけで、自動的にコンピュータービジョン(ビデオカメラの映像で商品の購入を確認する)で自動認識を行うことで清算手続きが完了してしまうというものとなる。これだと「万引き」もできなくなるのでは。。。と思います。
実験店舗で、Amazonの社員のみの利用で、試験しているそうです。
AI(人工知能)とロボットで、人の仕事が無くなると云われていますが、AI以前に、もうこうなれば「レジ係」の仕事がなくなるでしょう。
国内のパン屋さんでも、トレイに乗せた欲しいパンをレジのカメラに映すと、パンの種類を画像処理で識別して、値段を付けて、購入金額を自動で計算して表示してくれるPOSレジを導入しているお店があります。 こうなれば、レジは、袋詰めさえできれば、レジ打ちの必要なく、子供でもできてしまいます。
<POSレジシステム:BakeryScan(ベーカリースキャン)>
ところで、Amazonは、ドローンを使って配達する実験をしていましたが、どうなったんでしょうか?まだダメなんでしょうね。。。まだまだ配達する側の都合で、ユーザーフレンドリーではないですから。
<追記>
■「Cyber Monday 7日間限定タイムセール」を実施しています。
期間: 2012年12月10日(月)0時~12月16日(日)23時
URL: http://www.amazon.co.jp/cybermonday
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