11.社会一般

【人類の恥部】「ロシアにブルータスはいないのか」、さらに言えば「国家元首の暗殺を呼びかけるのは許されないこと」なのか?

2022-03-11、
仕事に出かけると、ニュースなどは余り観ていないので忘れていますが、家に帰り、テレビを観ると、ロシアとウクライナの戦争関連のニュースが必ず流れています。そして他国の事ではあるのですが、21世紀の時代に、大国の侵略戦争なんてあってたまるかと思い、どこの国も参戦できない中、頭の配線のおかしい為政者の行動にはイラっとします。 また最悪で愚かな歴史が発生していると思うのです。

このようなことが、自国で起こった場合、皆さんはどう行動すのでしょう?

1.自然災害につて

今日は、2011年3月11日14時46分頃に発生した「東日本大震災」から11年が過ぎようとしていますが、自然災害」の場合は、必ず語り継がないと、また同じ目に遭う人が絶たないので、非常に重要です。しかし、この手の災害は、「発生周期」が長いため、頭の片隅に忘れ去られるために、国民に「強烈な恐怖」を根付かせることができない。毎回、被害者が大量に発生してしまう原因の一つです。

「東日本大震災」の研究で明らかになったのは、街から逃げる時、近所の誰かが、危機を感じ取り、声をかけたおかげで、それに応じて一緒に逃げて助かっています。 その声が届かなかったすぐ近所の多くの国民は、逃げ遅れ被害にあって亡くなっています。

高齢者などは、恐ろしい津波が来ることは知っていただろうが、まさか、今来るとは、想像もできないので、危機を認識し、逃げる事を決断できず、結果逃げ遅れてしまう。このような、「自然災害」でも、発生する周期が長いと、恐ろしさが忘れ去られてしまう。

恐ろしい事は知っているが、「恐怖心」が忘却の彼方に消えてしまう。

 

災害と戦争の違いは被害の原因で、戦争は人為的な行為で、起こさない様にできるはずです。

2.戦争などは、悲惨さを語り継ぐ前にもっと大事なことがある

人類のそんなに遠くない歴史を観ても、ヒットラー、ポルポト、毛沢東など「ジェノサイド(大量虐殺)」を発生させたバケモノがいました。

悲惨さを語り継いでも、何の役にも立たないかもしれません。

人間と云うより、バケモノが起こす行為ですので、現れたら、すぐに始末すべき事なのですが、これも、大変なことになる前に止める事ができないのです。

明らかに、国際法、特に「ジェノサイド(大量虐殺)」、「他国への侵略戦争」を犯した為政者は、即座に抹殺すると言う決まりを作らないと、いつまで経っても、歴史は繰り返すのですが、これが機能しないのは、どうしてなのか。

それで、お題に「ロシアに、ブルータスはいないのか」と書きましたが、米国上院議員のリンゼー・グラム氏がこう発言しています。

建前ではこう言うのです。「国家元首の暗殺を呼びかけるのは許されないこと」と、私は、ありだと思うのです。大量虐殺と一人の為政者の命、どちらを優先するのでしょうか。同じことを繰り返さない為には、自然災害の発生と違う、明らかに「バケモノ」に成り下がった人間の所業だからです。

「プーチンを殺せ!」アメリカが極秘配備した「特命部隊」の実態とは

 

3.本当に「平和」を願うなら「バケモノ」に成り下がった人間を絶対に始末する事です

なぜなら、この世に存在させておけば、人間は一人一人は弱い存在です。例えば、ヒットラーの腹心たちの戦後の裁判で、こう云うのです。「ただ命令に忠実に従っただけだ」と言いのけるのです。「逆らえば、自分が殺されるから従っていただけだ」と言い逃れるのです。

これが「バケモノ」に支配されると、21世紀になっても、同じことを繰り返す要因です。

為政者(独裁者)の所業は、混乱に乗じて、国民が選挙で持ち上げた人物が多いのです、旧ドイツもそうです。混乱に乗じて、のしあがる独裁者は、「プロパガンダ」を巧みに利用して、国民、圧倒的多数の愚民をだましてしまう。

「プロパガンダ」という言葉さえ知らない愚民は、現代の日本にも大勢いる。

プーチンをサイコパスと診断できる根拠と陰性感情

 

4.第二次世界大戦の日本の場合

70数年前、「鬼畜米英」と叫んでいた、愚民は、そろそろ、この世から居なくなってゆくが、まだ生きている「鬼畜米英」と叫んでいた愚民は、どう考えているのだろうか。

第二次世界大戦の日本には、一人の「バケモノ」様な為政者と云うより、ちょうしこいた軍部(サイコパス集団)の暴走により、戦争に突入していった。

軍部(サイコパス集団)の暴走により、戦争に突入する際には、昭和天皇でさえ止められなかった組織的な暴走をどう阻止すればよいのか。

軍部などの組織的な暴走により、戦争に突入する場合は「幹部」全員を抹殺するしかないのだが、非常に困難でしょう。 敗戦処理で実行すれば、それはそれで良いが、それでは遅いのです。

戦いの「悲惨さ」を語り継ぐ前に必要な事

子供たちにも考えてもらいたい事なのです。このようなバケモノが現れない様にするのは、どうしたらいいのかについてです。半径5m以内の事しか知らない「愚民」をどうすれば、愚民ではなくなるようにするかです。

「プロパガンダ」に簡単に乗ってしまう軽薄さが何とも醜いのです。

特に、日本の場合は、空気を読み、思考できない愚民が多いので、団結すると恐ろしい事になるのです。

関連記事
・【書籍紹介】 第二次世界大戦秘話―20世紀の悪夢  伊豆信義(著) 21世紀にも悪魔は存在するのです。

頭の配線のおかしい「バケモノ」に支配されてしまう、普通のクズ人間(思考停止した凡人)

【書籍紹介】「悪と全体主義」―ハンナ・アーレントから考える 仲正 昌樹(著)


Sponsored Links




コメント