2018年10月3日(現地時間)、
無線LAN標準化団体のWi-Fi Allianceが、802.11ax技術に基づく次世代のWi-Fiをサポートする製品およびネットワークの業界指定としてWi-Fi 6を発表し、2019年より開始することを発表した。 無線LAN規格に新命名規則が変更になります。
ほとんどの人は、IEEE 802.11規格のa、b、g、n、acなど、なんのこっちゃ? と認識さえしていないでしょうが、この無線LANの進歩は、機器も含め、ここ数年でも、ものすごい進化しています。
大事ですので、ちゃんと、この「規格」を認識しておいた方が良いです。
何故なら、せっかく最新の無線LANルーターを購入しても、受ける側のパソコンやスマホが、この規格に対応していないと、遅い方の規格でしか接続できませんので。。。。。
まず、Wi-Fi(ワイファイ、wireless fidelity)は、 Wi-Fi Alliance によって無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示す名称、ブランド名です。 無線LAN全般を「WiFi」 などと表記される事が多くなっていますが、意味は違います。
通信規格であるIEEE 802.11シリーズ(IEEE 802.11a/IEEE 802.11b)を利用した無線機器間の相互接続性等について、Wi-Fi Alliance(米国に本拠を置く業界団体)によって認定された機器には、Wi-Fiロゴの使用が許可されるので、「Wi-Fi」と呼んでいるだけです。
Wi-Fi 6の導入によって、機器や接続でサポートされているWi-Fi世代を容易に理解できる新しい命名方式を発表しました。
Wi-Fiアイコンにも番号が被せられ、どの規格の無線LANで接続されているか分かりやすくなります。
- 802.11ax技術をサポートするデバイスを識別する:Wi-Fi 6
- 802.11ac技術をサポートするデバイスを識別する:Wi-Fi 5
- 802.11n 技術をサポートするデバイスを識別する:Wi-Fi 4
来年は、802.11axの時代に入ります。
ちなみに、現在、最速の802.11acよりデータ転送速度が30%向上します。
<追記>
光回線を引いていて、4,5年前の古い「無線LANルーター」を使用している方にお薦め。
今時の「無線LANルーター」は全然違います。 値段が1万円前後の機器でも、速度は今の機器の何倍もスピードが出ます。
1万円前後の「TP-LINK」の無線LANルーター「Archer C9」を友人のお伴で、ヨドバシカメラ札幌で、薦められ購入して、取り付けてきましたが、「嘘だろう?」というくらいの速度が出ていました。 しかも、家の中で移動するスマホでも電波をとらえやすくできていますので、ほんとにびっくりです。
素人的に言えば、「本当に、よく飛びます」。。。ですね。
ですので、古い無線LANルーターをいつまでも使用していて、イライラしている方は、速攻取り換えてみては、どうでしょう。 後悔は、ほぼ無いでしょう。
現在、最速の規格は「802.11ac」ですが、送信/受信側両方の「機器」が、対応していないとこの規格で通信できませんので、購入する時は、ちゃんと確認してから購入してください。
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