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4.OpenOffice.org系
「OpenOffice.org」は、2011年6月にOracleからApache Software Foundationに寄贈され、「Apache OpenOffice」と改名されました。
そして、もう一つ、OpenOffice.org開発コミュニティーの主要メンバーが設立したThe Document Foundationにより開発されている「LibreOffice」があります。
1)LibreOffice(リブレオフィス)
もし、デスクトップで使用するフリーのオフィスでしたら、これが一番お薦めでしょう。バグフィックスや機能の更新も定期的に実施されていますので、アップデートは面倒ですが、長く使用するのであれば、1本確保して使用するに値するでしょう。
2010年9月、OpenOffice.orgプロジェクトの一部メンバーは、The Document Foundation という新しいグループを結成し、Oracle 主導のオープンソースの生産性スイート「OpenOffice.org」 の次期バージョン3.3を開発した「LibreOffice」を作成したところから始まっています。 ですので、「LibreOffice v3.3」が初版のバージョンになります。
<追記> 2016年12月
現在、「LibreOffice」のバージョンは、v5.2ですが、V5.3からMicrosoft社のOfficeの様にリボン風のユーザーインターフェイスデザイン(UI)を採用する予定です。
日本語にも、ちゃんと対応していますので、大丈夫。
(1)Writer
ワープロ機能を持つアプリで、MicrosoftのOffice Wordと互換性もあります。
(2)Calc
表計算機能を持つアプリで、MicrosoftのOffice Excelと互換性もあります。
(3)Impress
Impressは、効果的なマルチメディアプレゼンテーションを作成するための本当に優れたツールです。
(4)Draw
・Drawで効果的なデザインで直感的にフローチャートを描けます。
・Drawで写真や画像をさまざまな方法で処理できます。それを使って完璧なフォトアルバムを作ることもできます。
(5)Base
・BaseはCalcファイルにデータ範囲にリンクさせて、ピボットテーブルによる解析やグラフを作成するといった使い方もできます。
・Microsoftの「Access」との互換性は、テーブルくらいでしょう。フォーム、レポートの互換性はありません。
–関連記事–
・フリーのデータベースソフト「Base(ベース)」についてとデータベースアプリを作成するには。。。
<対応OS>
Windows、Mac、Linuxなどでも使用できます。
私も、個人的には、開発も頻繁にしていますので、OpenOfficeも良いのですが、「LibreOffice」を使用しています。
・LibreOfficeホーム サイト
http://ja.libreoffice.org/home/
・LibreOffice Portable(USBポータブル版)
http://portableapps.com/apps/office/libreoffice_portable
・LibreOffice Template Center テンプレートも豊富にあります。
http://templates.libreoffice.org/
—関連記事—
・The Document Foundationが、オープンソースのオフィススイート最新版「LibreOffice」v6.2を公開
・The Document Foundationが、オープンソースのオフィススイート最新版「LibreOffice」v6.1を公開
2)Apache OpenOffice.org
「Apache OpenOffice 4.0」では、OpenOffice.orgの派生版としてIBMが開発してきた「Lotus Symphony」の機能を統合しています。
ただ、人員足りなく、開発があまり進んでいませんので、どうせ使うなら、フォークした「LibreOffice」を使うことをお勧めします。
このアプリは、ブラウザではなく、ダウンロードして、デスクトップ上で動作するOfficeです。
<起動画面>
<機能>
・ワープロ機能(Writer)
・表計算機能(Calc)
・プレゼンテーション機能(Impress)
・図形描画機能(Draw)
・数式エディタ機能(Math)
・データベース(Base)
をシームレスに統合しています。
<対応OS>
Linux,Windows, Solaris Intel, Solaris SPARC, FreeBSD, Mac OS Xなど、さまざまなプラットフォームに対応しています。 但し、最新のM1 Macでは、まだ使えません。
・2016年6月現在、Windows版のバージョンはVer4.12
・OpenOffice ダウンロード サイト
http://www.openoffice.org/ja/
・USBポータブルもあります。 OpenOffice.org Portable
http://portableapps.com/apps/office/openoffice_portable
—関連記事—
・The Apache Software Foundationが、オープンソースのオフィススイート「Apache OpenOffice」v4.1.2を公開
3)IBM Lotus Symphony
「IBM Lotus Symphony」は、「OpenOffice.org」をベースに開発されていました。
2012年1月、米IBMは、「Lotus Symphony 3.0.1」最終版をリリースしましたが、今後はIBM版の「Apache OpenOffice」としてリリースされています。
<対応OS>
Linux, Mac OS, Windows
・IBM サイト
http://www-03.ibm.com/software/products/ja/lotusymp
http://www14.software.ibm.com/webapp/download/search.jsp?rs=swg-normandy
4)「Go-oo」
「Go-oo」と「OpenOffice.org」は、基本的には同じソフトです。
ちょっと違うのが「OpenOffice.org 3.0」での新機能のいくつかが削られ、軽量化されてます。
<インストールメモ>
「OpenOffice.org 3.0」がインストールされている状態で、これをインストールするとかぶってしまいますので、注意して下さい。
本家のサイトではありませんので、インストーラーをダウンロードして、ネットよりダウンロード、インストールするタイプになっています。
本来は英語表示ですが、本家サイトに日本語の言語パックが有りますので、日本語表示することはできますが、本家サイトが工事中で開けません。
・Softonic ダウンロード サイト(本家サイトが開けませんので)
http://go-oo.en.softonic.com/download
5)Collabora Office (iOS専用)
「Collabora Office」は、「LibreOffice」をベースに開発されたモバイル向けのオフィスアプリです。 Android版も開発中だそうです。
<対応OS>
iOS 11.4以降、iPadOS
・App Store サイト
https://apps.apple.com/jp/app/collabora-office/id1440482071
—関連記事—
・独Adfinis SyGroupと英Collabora Productivityが、オープンソースのオフィスアプリ「Collabora Office」をiOS向けにリリースしました。
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・The Apache Software Foundationが、オープンソースのオフィススイート「Apache OpenOffice」v4.1.2を公開
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・The Document Foundationが、オープンソースのオフィススイート最新版「LibreOffice」v4.4.0を公開
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次のページは、NeoOffice(Mac OS X 用)です。
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