「SIMロック解除→格安SIMへ乗り換え」時、他人名義の携帯電話で「名義の変更」と「携帯会社の移動」をする時の注意点です。
今使っている携帯電話の名義を「自分」名義にして、別の携帯会社で、SIM単体で契約して、自分で利用料金を支払う場合の事務処理です。
「名義を変更」すると云う事は、携帯会社の利用料金を支払う人を変更すると云う事です。
これは、
・携帯電話の名義人が奥さんで、旦那さんが料金を支払う時でも、「名義変更」と「MNP」で、別の携帯会社の移動する時に必要です。
・携帯電話の名義人がお父さんの場合で、子供が自立して、自分で新しい携帯会社で、利用料金を支払う時なども必要です。
自分のスマホで—->名義変更(自分で金を払う)—->MNP—–>別の携帯会社と新規契約してSIMだけ入れ替える。
1.手続き順番について
これは、先日、私が、友人に付き合って、別の携帯会社を変更する時に発生した出来事です。実は、順番を間違ってしまったために、携帯会社を移動するのに3日間もかかってしまいました。
例えば、奥さん名義のソフトバンクの携帯電話—->自分名義でMVNO(楽天モバイルなど)と契約する。同じように、チビ(子供)が自立した時、親の名義から自分名義に変更して、安い携帯会社に移動する場合などです。
結構、面倒くさいのです。しかも、手続き毎に料金がかかります。当然ですが、このハードルを超えないと、料金の高い、クソ「キャリア」から、安い格安SIMを提供する携帯会社に移動すら出来ないのです。
要は、MNPをする前に、名義人(利用料金を支払う人)を変更する必要があります。
まず、順番は、
1)現在、使用している携帯会社で、「SIMロック解除」をする。
2015年5月から携帯電話やスマートフォンのSIMロック解除が義務化されています。
キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の携帯電話はSIMロックがかかっていますので、当然これを解除する必要が有ります(ここが認識できていない人が結構いるのです)。
これを解除しないと、別の携帯会社で使えないのです(これがキャリアの縛りです)。
キャリアによって違うが、自分で、ネットからやれば料金はかからないが、ショップでやってもらうと、料金が発生する。
<方法は2つ>
・各キャリアの公式サイト(インターネット)から申し込む(手数料不要)
・各キャリアの店頭や電話で申し込む(手数料として3,240円が必要)
<条件>
・2015年5月以降に販売された機種である(一部例外あり)
・購入から100日以上が経過していること(一括払いで購入している場合は一部例外あり)
<補足説明>
■「SIMロック」とは何か?
スマートフォンなどに入っている電話番号などの情報を記録したSIMカードに、通信事業者(キャリア)がロックをかけて、特定のキャリアしか使えない状態を「SIMロック」という。
「SIMフリー端末」とは、始めからSIMロックがかかっていない端末で、格安SIM事業者(MVNO)と契約して使う時に使える端末です。
<各社のSIMロック解除方法>
■SIMロック解除の手続き(NTTドコモ)
■SIMロック解除のお手続き(au)
■ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する(ソフトバンク)
2)現在、使用している携帯会社での「名義変更」をする(お金を支払う人を変更する)。
名義変更も料金約3,000円ほど支払いが発生する。
ドコモは、即日、変更できるが、ソフトバンクは翌日にならないと変更にならないので注意が必要です。
3)次に、「MNP(ナンバーポータビリティ)」の手続きをする。
これも料金が発生します。
これで、やっと、新しい携帯会社に移動した時に、今までの電話番号が使えるようになります。
4)新しい携帯会社で、電話番号を引き継いて、新規に契約できる。
間違いやすいのは、2)と3)の順番で、名義変更をしないで、先にMNPの手続きをしても、新しい会社で契約するときには、自分の名義にはならないということです。
今回、友人は、ソフトバンクから、楽天モバイルの月2GBで、2年間、月額1,480円で使え契約(契約は3年です)をしました。
2.楽天モバイルとワイモバイルのメリット・デメリット
どちらでも、月額利用料金的には、ほぼ同じですが、ちょっとした違いがありますので、それは、自分の使い方によって選択すれば良いのではと思います。
1)楽天モバイルのメリット・デメリット
■月2GBのデータ通信容量でも、使い切っても1MBの速度は出ます。
但し、昼と夕方は、ちょっと回線スピードが落ちるのは仕方ありません。
■容量も次の月に繰り越せますので、1ヶ月我慢すれば、次の月から、繰り越せますので、前月分と今月分で4GBの容量になります(低速のままにしても、1MBの速度で十分使えますので、月2GBのデータ通信容量を使わなくても何とかやってゆけます)。
■電話(通話)は10分カケホが付いていますので大丈夫です。
2)ワイモバイルのメリット・デメリット
■ワイモバイルは、年齢が60歳以上で、電話(通話)をメインで多く使いたい方は、「スーパーだれとでも定額」の月額料[1,000円]無料が付いていますので、ワイモバイルの契約が良いのではと思います(スーパーだれとでも定額への申し込みは別途必要です)。
■電話(通話)は、60歳未満の場合は10分カケホが付いています。
■但し、ワイモバイルの場合は、利用料金が安いのは1年間だけです。
■月のデータ通信容量(最低で3GB)を使い切ると、回線スピードが、128KBに落ちますので、ネットがほぼ低速で使い物になりませんので。。。。家に固定回線(光など)があればの話ですが、無線LAN経由でネットに接続できますので大丈夫でしょう。
—関連記事—
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・ASUSのSIMロックフリーのスマートフォン「ZenFone 3 Max」と格安SIM(ビックカメラの「BIC SIM」)を1ケ月間使ってみてわかった事
・ビックカメラ札幌で、9月14日に発売したカードサイズのSIMフリー携帯電話の4G対応モデル「NichePhone-Sの販売を開始していました。
・【面白記事】 通信量翌月繰り越しにキャリアと格安SIMで違いあり! キャリアは微妙にケチ!?
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