Windows 10トラブル

【Windowsのトラブル】BitLockerが解除できないために、ログインできないときの対処法

Windows 10 のインストール

2023-01-07、
本日のお題は、久しぶりに腐れWindowsのトラブル編で、「BitLocker」が解除できないために、ログインできないときの対処法についてです。

正月の仕事始め早々、息子のお下がりのノートPC「Windows 10」を自分が使う事になったが、「BitLocker」が解除できないために、ログインできないので「何とかならないか」とサポートの電話が入ってきました。

▮お話を聞くと、下記の様な状況
・自分の息子が、大学入学時に大学生協で購入した富士通のノートパソコンで、「BitLocker」をかけたのかも覚えていない。
・色々(「BitLocker」を解除するためにネットで調べて)やったが、できなかった。
・高性能なので使いたい(CPUは第8世代Core i7、ストレージはSSD 富士通の薄型軽量のノートPC)

▮私の下した判断(安易な方法) 「BitLocker」を外すのはメンドクサイのです。
・息子さんのお下がりですので、中のデータは、復旧しなくてもOKですか? OK。
・「Windows 10」を再インストール(クリーンインストール)すれば、インストールしたアプリやデータは消えますが、治りますがどうでしょう? OKですと。。

▮確認後、作業に入るため、このノートPC、外付けDVD装置を預かりました。

 

1)「Windows 10」をWindowsのサイトから入手する
まず、Windowsのサイトから、「Windows 10」を入手するのですが、DVDに焼く方法と、USBメモリに入れて再インストールする方法があります。 DVDにISOファイルを焼く方法を試したがNGでした。

注意事項1
最初、ISO ファイルを DVD に書き込む作戦でしたが、通常のDVDのMAX容量は4.6GBですので、ディスク イメージ ファイルが大きすぎるというメッセージが表示されたますのでダメでした。そんな場合は、二層 (DL) DVD メディアを使用する必要がありますが、そんなの持っていない。

ですので、容量8GB以上のUSBメモリに格納して、再インストールを実施することにしました。

「Windows 10」 の再インストールのために使用できるインストール メディア (USB フラッシュ ドライブまたは DVD) を作成するには、以下のサイトを参照。

・「Windows 10」のダウンロード サイト
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10%E3%80%80

Windowsは、自分のPCで、同じOSを使っていれば、Microsoftのサイトから、無償で、何度でもダウンロードしてインストールすることが可能になっています。

 

2)USBメモリに格納して、「Windows 10」のセットアップ開始

「BitLocker」がかかった状態では、ログイン画面までしか表示されませんので、USBメモリをパソコンにさして、Windowsを起動する。

注意事項2
ここで注意が必要なのは、インストールのセットアップを開始すると、どのドライブに格納するか画面が表示され、選択するのですが、「BitLocker」がかかった状態のドライブにはインストールできませんので、一旦、C:ドライブを初期化する作業をこの画面から実施して、再度ドライブを選択して再インストールを開始です。

 

3)インストールが終わり、「Windows 10」が起動して、最初のセットアップ画面が出てきます。

注意事項3
ここで注意が必要なのは、インストール後のセットアップ画面で、インターネットに接続していると便利なのですが、接続していると、「Windows 10」のHomeエディションの場合、以前使っていたMicrosoftアカウントの入力を求められます。ログインID(メールアドレス)、パスワードを入力しないと、次に進めなくなっています。

そんな場合は、設定画面を戻し、一旦、インターネットに接続を切ります。すると、この処理をスキップできる表示が現れますので、ここをスルーして、「マイクロソフトアカウント」ではなく、「ローカルアカウント」でパソコンを使用できるようになります。

初心者は、パソコン購入後のこの「初期設定」作業で、できなくてイライラするのですが。。。。

補足説明
「BitLocker」とは、Windowsのパソコンに標準で搭載されている暗号化機能の事を指します。
保存しているデータを暗号化することで、データの改ざん・情報漏洩・悪意のあるアクセスを防ぎ、情報セキュリティを高めることができるため、万が一、データが保存されている機器を紛失・盗難等のトラブルに遭遇したとしてもデータを第三者に見られないようにできることが見込めるものです。
「BitLocker」は、「Windows 10」から使えますし、Homeエディションでも設定できます。

最後に、
一番、手っ取り早い方法で、「Windows 10」をクリーンインストールしようとしましたが、注意事項1~3まで、罠が仕掛けられていますので、これさえ上手く切り抜けられれば、誰でも簡単に再インストールできるのではないでしょうか。

後は、クリーンインストールですので、以前インストールしたソフトウエアは再インストールすれば良いだけです。 Officeなども、そうですが、プロダクトキーが無いと、ネットから再インストールできませんが、そんな時は、無償のOfficeソフトがありますので、マクロやVBなどを使っていなければ、高価なMicrosoftのOfficeソフトなど不要です。 自分で無償のOfiiceソフト(LibreOfficeなど)をダウンロードして使用すれば良いだけです。
LibreOfficeホーム サイト :http://ja.libreoffice.org/home/

更に、PDFファイルを閲覧するために、アドビ Acrobat Readerもダウンロードしてインストールしておいた方が良いでしょう。 そして、ファイルの関連付けも忘れずに設定しないと、デフォルトでは、PDFファイルを起動しようとすると標準のブラウザ「Edge」が起動してしまいす。

関連記事
・Microsoft社、今夏リリース予定の次期OS「Windows 10」 関連のニュース
Microsoft社が、Windows部門を「格下げ」というニュースが入ってきました。
世の中が、どんなに進んでも、地球100周以上、周回遅れの人間で溢れています。「Windows 10」の厄介さ まとめ

Sponsored Links




コメント