2021-06-27、
速報でもないが、Microsoftは、当初「Windows10」以上のバージョンは無いと言っていたが、「Windows11」をリリースすると発表したが、機能的には、大きな追加などは、ほとんど無く、UI(ユーザーインターフェースがちょっと変わる程度)で、どうやら古いマシン(無償アップグレードで使用しているWindows7時代の)は、「Windows10」からの無償アップグレードの対象から除外れる模様です。
要は、ユーザーが、いつまでも使用している「古いWindowsマシン」を一掃するのが、大きな目的の1つになっている様に思います。
リリースのタイミングは、
2021年6月28日からプレビュー版を配信し、2021年内に正式リリースする予定。Windows 10から無償でアップデートできるとしている。
1.安心している場合ではありません。
「Windows7」の辺りから、「Windows10」に無償アップグレードして使用している古いマシンは、注意が必要です。「Windows11」に無償アップグレードできないかもしれません。
大ざっぱな目安的には、2018年以降のPCのみが「Windows 11」にアップグレードできる可能性があるのではと言われています。
具体的には、下記の間で線引きが行なわれている状況だそうです。
・Intel CPUでは、第7世代と第8世代の間
・AMD CPUでは、初代Ryzenと2000シリーズの間
自分のマシンの「CPUの世代」くらい、自分でチェックしてくださいね。
Intelの第7世代Coreは、2016年の8月に発表された製品で、2016年の冬から2018年初頭にかけて販売されたPCに搭載されている。それ以前に購入したノートPCなどでは、Windows 11にアップグレードできない可能性が高くなっている。
1)PCの正常性の確認アプリ
ユーザーが、自分で利用中のPCが、Windows OSの新バージョン「Windows 11」に対応できるか、無料でシステム要件を確認できる「PC 正常性チェック アプリ」を公開しています。
私のマシンも、早速チェックしてみましたが、ノート、デスクトップも、全滅でした。
<PCの正常性の確認>アプリ
「このPCではWindows11は実行できません」 おい、おい、です。
「Windows 10」のリリースは、2015年でしたので、5年以上経っていますが、当時、Windows7,8は、要件を満たせば、殆んどのPCは無償で「Windows10」にアップグレードが可能でした。
今回の「Windows11」は、Windows7,8からアップグレードした、およそ10年くらい経過したPCは、ほぼ、全滅でしょう。 たとえ、CPUがCore i5でもです!!
このPCの正常性の確認するクソ「アプリ」は、ダメと表示されるだけで、どこがダメなのか、何も表示してくれません。 「詳細は、自分で調べろ」と記載されています。
本当に、何も役に立たないのです。
<動作に必要な最小スペック>——————————————
Windows 11はIntel、AMD、Qualcommの64bit CPU/SoCをサポートしている。
32bit CPU/SoCはサポートしない。メインメモリは4GB以上、ストレージは64GB以上の容量が必須となる。
・プロセッサは1GHz以上もしくは2コア以上の64bit CPUかSoC
・4GB以上のメモリ、64GB以上のストレージ
・UEFIブート
・TPMバージョン2.0
・WDDM 2.0ドライバー対応のDirectX 12以上が動作するグラフィックスカード
・HD画質以上のディスプレイ
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私のPCはどれも、古いが、プロセッサはCore(TM) i5を搭載したマシンですが、ダメです。
<デスクトップ機>——————————————–
プロセッサ Intel(R) Core(TM) i5-2500K CPU @ 3.30GHz 3.30 GHz
実装 RAM 8.00 GB
システムの種類 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース プロセッサ
<ノート>
プロセッサ: Intel(R) Core(TM) i5 CPU M 450 @ 2.40GHz 2.40 GHz
実装 RAM: 4.00 GB (3.67 GB 使用可能)
システムの種類 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース プロセッサ
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Core(TM) i5のマシンでもダメって? どこが、ダメなのかくらい、ちゃんと表示させろ!
2)多分、下記の点ではないか? と思われます。 特に、TPMバージョン2.0
こんなの「素人」が、何のことか分かる訳ないだろう? 私でも分からんわ。
▮UEFIブート
▮TPMバージョン2.0 (セキュリティ プロセッサとも呼ばれます)
Windows 10ではTPMの利用はオプションだが、2016年7月28日以降に出荷されるプリインストール機ではTPM 2.0の搭載が原則として必須となっている。そのため、比較的最近のPC/タブレットは要件を満たしているものと思われる。ただし、実際にはTPM 2.0に対応しているPC/タブレットでも、出荷時に無効化されていたり、プリインストールOSの都合で出荷時に「TPM 1.2互換」の設定がなされていたりするケースもある。
出荷時に無効とされている場合は、PC/タブレットのUEFI設定から有効化すれば利用できるようになる。TPM 1.2互換モードで稼働している場合は、UEFI設定からバージョンを切り替えるか、ファームウェアをTPM 2.0用に書き換える必要がある。自作PCで用いるマザーボードの場合、TPM 2.0チップを搭載していなくても後から購入して追加できるケースもある。
参照:ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2106/25/news124.html
▮WDDM 2.0ドライバー対応のDirectX 12以上が動作するグラフィックスカード
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ノートやタブレットは、部品交換するのは、無理っぽいが、デスクトップ機の良い所は、パーツを部分的に交換できる事です。
ですので、部品交換でWindows11が使えるなら、パソコンを買い替えるのではなく、部品交換で済ますことができます。
3)そもそもMicrosoftが、なぜWindows 11を出す必要があるのか? と云う疑問は
Windows 10は、Windows 7からのアップグレードを無償としたことで古いハードウェアが多数残っている。こうした世の中にあるPCに対して、1度線引きをするというのがWindows 11の1つの役目なのだと思われる。
市場から、古い「Windowsマシン」を一掃しようとする試みで、Microsoft社にとっては常套手段です。
<追記>
Appleの全インテルMacは、「Windows 11」が動作不可と判明しています。
Windowsマシンと同じように「他の要件を満たしながら、TPM2.0がないためWindows 11が実行できない」ようですが、回避する作はあるようです。
最後に、
「Windows10」は、年に2回の大型アップデートがありましたが、この仕組みは、「Windows11」でも世襲するようですが、たのむから、アップデートの度に、バクをテンコ盛りしたものを出さない様にしてほしいものです。
現在は、「大型アップデート」ではなく、「大型バクデート」になっていますので、注意が必要です。
いずれにしても、すぐにWindows11にアップグレードしなくても、Windows10のサポート期限は、確か、2025年10月まで、4年間ありますので、気長に検討する事にします。
<追記> 2021年6月29日
「Windows 11」へのアップグレードが可能かどうかを判定する「PC 正常性チェック」ツールに関しては、準備が不足していたとして、一旦、撤回すると発表しました。
またしても、この体たらく。。。。何をやってるんだ! 素人か?
※新しい確認用アプリが、リリースされています。
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